東証グロース市場指数　807.85 +0.83／出来高 2億830万株／売買代金 1414億円

東証グロース市場250指数　632.16 +0.70／出来高 1億1488万株／売買代金 1002億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって小幅続伸、値上がり銘柄数は282、値下り銘柄数は291、変わらずは31。

本日のグロース市場は上値の重い展開となった。前日25日の米国市場は「クリスマス」の祝日のため休場。目立った売買材料に欠けるなか、東京市場は小動きで取引を開始、東証グロース市場指数は上昇してスタート。朝方に買いが広がり本日高値813ptをつけると、直後に売り優勢の展開となり上げ幅を急速に縮小してマイナス圏に転落した。ただ、前場中ごろには再度プラス圏に浮上、その後はやや買い手優位の状況が続いてプラス圏を維持し、小幅続伸で取引を終えた。

日米中銀会合という今年最後の重要イベントを通過して年末モード入りとなっているが、プライム市場の売買代金は3.8兆円台とクリスマス期間らしからぬ商い活況となった一方で、新興市場はさえない展開となった。本日はGVA TECH、visumo、フォルシアの3社が新規上場を果たし、フォルシアとvisumoはストップ高で初日の取引を終え、GVA TECHは初値を下回って初日の取引を終えた。

個別では、株主優待制度の導入を発表したビジネスコーチ＜9562＞が18％高で値上がり率トップに、日本アジア投資＜8518＞と資本・業務提携すると発表したブランディングテクノロジー＜7067＞が16％高のストップ高となった。また、イタリア宇宙機関とのペイロードサービス契約を材料視されたispace＜9348＞が12％高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル＜141A＞やインテグラル＜5842＞などが堅調に推移、値上がり率上位には、サークレイス＜5029＞、3Dマトリクス＜7777＞、ジャパニアス＜9558＞などが顔を出した。

一方、東証による信用規制を嫌気された夢展望＜3185＞が14％安に、前日から売り優勢の展開が続いているＴｒｕｅＤａｔａ＜4416＞が12％安となった。また、第三者割当による無担保転換社債型新株予約権付社債の発行を嫌気されたシンバイオ製薬＜4582＞が5％安となった。時価総額上位銘柄では、フリー＜4478＞やGENDA＜9166＞などが軟調に推移、値下り率上位には、トラースOP＜6696＞、ビープラッツ＜4381＞、モンスターラボホールディングス＜5255＞などが顔を出した。

東証グロース市場Core指数では、フリー、カバー＜5253＞などが下落した。

[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

・値下がり率上位10位