TOTO株式会社（本社：福岡県北九州市、社長：清田 徳明）のシステムバスルーム「SYNLA（以下シンラ）」など3点が、国際的に権威のある「iFデザイン賞2025」を受賞しました。　

「iFデザイン賞」は1953年から続く国際的なデザイン賞で、ドイツ・ハノーファーに本拠を置く「iFインターナショナルフォーラムデザイン」が主催しています。著名なデザインの専門家で構成された審査員による厳正な審査の結果、「シンラ」、海外向け便器・ビデ「RPシリーズ［Close Coupled／Back-to-Wall, Floor Standing／Bidet（Back-to-Wall, Floor Standing）］」、次期「エコリモコン」のデザインが高く評価されました。TOTOは今回で12年連続の受賞となります。

システムバスルームは、TOTOが日本初※1となるユニットバスルームを1964年に誕生させたことを端緒とし、以来60年以上にわたって進化を続けてきた商品です。従前よりユニット化による工期短縮や、TOTO独自の「お掃除ラクラクほっカラリ床※2」など高い機能性への評価を頂いてきました。今回の受賞により、最新の「シンラ」のデザイン――洗練されたフォルムや素材へのこだわり、人間工学に基づいた“癒し”の追求と美しい形状の両立を実現したファーストクラス浴槽など――においても高い評価を頂くことができました。

RPシリーズは、直線と円弧を基調にデザインされた海外向けの便器・ビデです。建築空間と美しく調和する便器背面形状とフルスカート形状に加え、高い節水性と衛生性・環境配慮を兼ね備えたプロダクトとして高く評価されました。

TOTOは、デザインとテクノロジーが融合したTOTOらしい商品をグローバルに普及させることで、「きれいと快適・健康な暮らしの実現｣と「社会・地球環境への貢献」の両立を今後もめざしていきます。

※1：JIS規定による　※2：「カラリ床」はTOTO株式会社の登録商標です

受賞商品

心地よく調和する素材と色調

シンラのマテリアルは、鮮やかさを抑えた穏やかなカラーで統一されています。石目調と木目調の異なる素材を組み合わせたり、同じ色合いで浴室を統一させたり、それぞれの素材の個性を活かしながらも、美しくまとまった空間に仕立て上げることができます。壁柄バリエーション33種、床10種、浴槽カラー6種、カウンタータイプ12種、ベンチタイプ3種から選択できます。

Gタイプ

Rタイプ

Bタイプ

Dタイプ

光の演出と、光に呼応して美しく変化する素材

シンラの特長の一つである、自然のやさしさを感じる光を6つのモードで表現する「調光調色システム」。同システムが織りなすさまざまな光の状態に呼応すべく、浴槽やベンチ、湯量を調節するダイヤル、新たに自然の素材をモチーフにした床柄に進化した「お掃除ラクラクほっカラリ床」など、あらゆる部位の素材感にこだわりました。

調光調色システム
6つのモードが変わるごとに、点灯させる照明位置や色温度・明るさを変化させ、日の出から日没後のように1日の光を表現し、リフレッシュ・リラックスを感じる空間を演出します。

光の加減や受ける角度で輝きが変化する素材
穏やかな光と美しく呼応する繊細な仕立て。自然の光も照明の明かりも豊かな表情に変えます。

触れるたびに感性に響く、自然美を宿した質感

石や木の趣ある表情や独特な手ざわりに至るまで繊細に表現した壁柄や床柄が、浴室空間に飽くことのない奥深い魅力をもたらします。

癒しを生み出す浴槽と水流

ファーストクラス浴槽
人間工学の研究をもとに身体を支える面を増やし、安定できる形を追求したファーストクラス浴槽。特長である4点支持形状には、従来の3点支持形状の浴槽にはなかった、枕のようなヘッドレストが必要でした。

頭と首にフィットする大きなヘッドレストと浴槽形状を融合するため、3Dデータをもとに高度なデジタルモデリングを実施。デジタルデータをもとに金型までつくり込むことで、彫刻のような滑らかさをまとった曲面形状を実現しました。

楽湯 RAKU-YU-
最大毎分約65Lのお湯を肩から浴びられる「肩楽湯」と、ジェットバス水流により腰を中心に変化に富んだ刺激を与える「腰楽湯」の2つの水流を同時に楽しむことができる「楽湯」。お風呂に入りながらリモコンで操作でき、お好みの使い方が可能です。使用するお湯は循環する方式のため、無駄なく経済的です。

［Close Coupled／Back-to-Wall, Floor Standing／Bidet（Back-to-Wall, Floor Standing）］

シンプルな直線と円弧を基調にデザインされた海外向けの便器・ビデ「RPシリーズ」。真上から見るとアルファベットの「D」の形に見えることから「Dシェイプ」と呼ばれています。

建築壁面と美しく収まる便器背面形状や、継ぎ目のないシームレスなフルスカート形状は、建築空間と美しく調和します。また便器とビデを並べて設置した場合でも、連動感を感じられるシリーズデザインとなっています。TOTOの普通便座※3や温水洗浄便座「ウォシュレット※4」と組み合わせた場合、便座と便器の隙間が最小限に抑えられ、美しい収まりとなります。

機能面では、TOTOの節水便器の特長である「トルネード洗浄」と「フチなし形状」に加えて、新たに便器内に「V溝形状」を施すことで、汚物の付着を抑制しています。便器の洗浄水量は従来品と比べて約40%削減した4.5リットル※5。また、便器はそのままに便座だけの交換がしやすい仕様となっており、便器を長期的に使用いただけます。

※3：暖房便座や温水洗浄機能などが全くない便座　※4：「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です　※5：大洗浄での比較。従来品は8リットル

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