９日午前１０時５分すぎの日経平均株価は、前日比２３０円程度安い３万９７５０円前後で推移する。午前９時３８分には、同２６４円２４銭安の３万９７１６円８２銭を付けた。現地８日の米国株式は、ＮＹダウが反発した一方、ナスダック総合指数が下落するなど、まちまちだった。手がかり材料に乏しいなか、９日の米国株式市場がカーター元大統領逝去に伴い休場となることもあり、売りが先行。積極的な売買を手控える向きもあるようで、弱含みとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、８日の大阪取引所清算値比２５円安の３万９９３５円だった。

業種別では、全３３業種のうち２８業種が下落、５業種が上昇している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が下落。オリンパス<7733.T>、ＨＯＹＡ<7741.T>などの精密機器株や、伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も安い。ＪＡＬ<9201.T>、ＡＮＡ<9202.T>の空運株や、出光興産<5019.T>、ＥＮＥＯＳ<5020.T>などの石油石炭製品株も軟調。中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株や、日本製鉄<5401.T>、ＪＦＥＨＤ<5411.T>などの鉄鋼株も弱い。一方、ＴＯＰＰＡＮ<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、味の素<2802.T>、ＪＴ<2914.T>などの食料品株が高い。

個別では、ＫＬａｂ<3656.T>、Ｆスターズ<3687.T>、マニー<7730.T>、セック<3741.T>、ミガロＨＤ<5535.T>が下落。半面、ネクステージ<3186.T>、ハニーズＨＤ<2792.T>、ワールド<3612.T>、オンワードＨ<8016.T>、タムラ製<6768.T>などが上昇している。

東京外国為替市場では午前１０時５分時点で、ドル・円が１ドル＝１５８円台の前半（８日は１５８円１１−１３銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１６３円台の前半（同１６３円３７−４１銭）で取引されている。

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