■株主還元策
三機工業<1961>は株主還元にも積極的である。中期経営計画“Century 2025”Phase3における株主還元方針に基づき安定的な還元を実施してきた。2025年3月期も、業績予想の修正に伴い配当予想を通期110.0円に引き上げた。配当性向は50.4%になる。また2025年3月末までに150万株の自己株式取得を予定しており、2024年8月19日には200万株の自己株式消却を実施した。この結果、2025年3月期の総還元性向は85.2%となる見込みだ。
同社は、株主以外のステークホルダーに対しても前向きに対応している。協力会社への支払い条件について、2020年3月期より資本金4,000万円未満の協力会社に対しては全額現金払いとしていたが、さらに2022年11月以降に請求書を受領した資本金4,000万円以上の取引先に対して支払いサイトを120日から60日に短縮した。
このような、同社の株主還元や様々なステークホルダーに対する前向きな姿勢は大いに評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
股東回報策略
三機工業<1961>在股東回報方面也很積極。基於中期經營計劃「Century 2025」Phase3中的股東回報方針,實施了穩定的回報。2025年3月期,隨着業績預測的修正,財務預測的分紅提高到了整年度110.0日元。分紅派息率爲50.4%。另外,計劃在2025年3月底之前回購150萬股自家股票,並在2024年8月19日實施了200萬股的自家股票註銷。結果,預計2025年3月期的總回報率將達到85.2%。
該公司對股東以外的利益相關者也採取了積極的態度。關於對合作公司的付款條件,自2020年3月期起,對資本金少於4000萬元的合作公司實行全額現金支付,而在2022年11月後,對收到發票的資本金超過4000萬元的交易夥伴,將付款期限從120天縮短至60天。
該公司的股東回報以及對各種利益相關者的積極態度是值得高度評價的。
(作者:日經FISCO客座分析師 寺島昇)