■株主還元策
日本電技<1723>は利益剰余金の配当については、中間配当及び期末配当の年2回を基本方針としており、これらの剰余金配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会である。同社の資本政策は、中長期的な企業価値向上に向けて連結ROEを目標経営指標とし、「成長投資」「株主還元」「財務健全性」のバランスをとった資本政策を実施することとしている。今般、目標の連結ROEが10%以上から12.5%達成へと高まったことから、配当方針を「DOE4%を基準に累進的な配当」から「DOE5%を基準に累進的な配当」へと引き上げた。また、流動性の向上などを目的に、2025年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行うことも発表した。なお、自己株式取得を機動的に実施していく方針は変わりない。以上により、2025年3月期の1株当たり配当金※は、期初予想から27.0円増配して115.0円(中間配当金41.0円、期末配当金74.0円)を実施する予定である。
※ 2025年1月1日の株式分割を受けて1株当たり配当金を遡及修正済み。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
股東回報策略
日本電技<1723>關於利潤盈餘金的分紅政策是,以每年兩次的中間分紅和期末分紅爲基本方針,這些盈餘分紅的決策機構是,中間分紅由董事會決定,期末分紅由股東大會決定。該公司的資本政策以中長期企業價值提升爲目標,設定了合併ROE作爲管理的關鍵因數,並實施在「成長投資」「股東回報」「財務健全性」之間取得平衡的資本政策。目前,目標合併ROE從10%以上提高到12.5%,因此將分紅政策由「以DOE4%爲基準的漸進式分紅」上調爲「以DOE5%爲基準的漸進式分紅」。此外,爲提高流動性,還宣佈在2025年1月1日按照普通股每股2股的比例進行拆股並股。同時,實施自行股票回購的方針沒有改變。因此,按照以上情況,預計2025年3月期每股分紅金※將從期初財務預測增加27.0日元,達到115.0日元(中間分紅41.0日元,期末分紅74.0日元)。
※ 已根據2025年1月1日的拆股並股對每股分紅金進行追溯修正。
(作者:華富證券客座分析師宮田仁光)