ブラザー工業株式会社(本社：名古屋市 社長：池田和史)は、「がんと就労」の問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」*1主催の「がんアライアワード 2024」においてゴールドを受賞しました。ゴールドの受賞は3年連続となります。

「がんアライアワード」は、がんアライ部が、がん罹患者が治療をしながらいきいきと働くことができる職場や社会を目指して、2018年に創設した表彰制度です。アワードでは、がん罹患者の味方「アライ(ally)*2」であり、がんの治療をしながら働きやすい企業・団体を表彰しており、ブラザー工業は3年連続でゴールドを受賞しました。

ブラザー工業は2006年に、産業医や保健師が中心となり従業員の健康管理や健康づくりを推進する健康管理センターを設立し、従業員本人と家族、職場、人事部、主治医などと連携して治療と仕事を両立できる環境を整えています。
特徴的な取り組みとして、治療と仕事の両立が必要な従業員が、同じような立場の仲間とつながることで心のよりどころをつくり、安心して働くことができるよう、2020年よりピアサポート活動*3を実施しています。その一環として、座談会・相談会等の開催や、がん経験者の体験記をイントラネットに掲載するなどの活動を行ってきました。また、がん罹患者やその家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指すチャリティー活動である「リレー・フォー・ライフ」などに、ブラザーグループの多くの拠点が参加しています。2024年度はこれらに加えて、グループ会社の安全衛生担当者を対象に、治療と仕事の両立支援や健康増進支援などのがん対策を強化していく必要性を伝え、各社が自律的に活動を展開するためのサポートを行いました。さらに、従業員を対象に、両立支援活動やがん検診の重要性について、社内の活動報告の場で情報発信を行うなど、ブラザーグループ全体でがんに関する知識を高める活動を実施しました。
これらの活動を通じて、「がん予防の推進」「治療が必要なときのサポートおよび働きやすい職場環境の整備」「支え合える風土の醸成」を目指しています。

ブラザーでは、今後も従業員の健康に関する知識を高める取り組みを継続して行うと同時に、病気にかかった場合でも、治療と仕事の両立ができることを目指し、従業員が健康で安心して働ける職場環境の実現に取り組んでまいります。