JALは、グローバル・アワード「Corporate Startup Stars 2024」において、“Top 100”に選出されるとともに、社内ベンチャー「W-PIT(*1)」が“特別賞”を受賞しました。このアワードは、国際商業会議所(ICC)(*2)とMind the Bridge(*3)が主催し、企業とスタートアップのオープンイノベーションにおける先駆的な取り組みを評価するもので、2024年12月4日にパリで授賞式が開催されました。
(左)Candace Johnson氏/ICC Executive Board Member
(中央)松﨑 志朗/日本航空 事業開発部
(右)Alberto Onetti氏/Chairman, Mind the Bridge
今回の受賞を契機に、JALは引き続きイノベーションエコシステムを強化し、グローバルレベルでの課題解決を通して、持続可能な未来の実現への挑戦を続けてまいります。
(*1) 「W-PIT」(Wakuwaku-Platform Innovation Team)は、JAL公認の社内ベンチャーとして、2017年3月に始動しました。「JALをベンチャーに。」というミッションのもと、 “Wakuwaku”(個々人の意志)をキードライバーに、異業種共創によるオープンイノベーションを推進する部門横断のベンチャーチームです。W-PIT公式Webサイト:
(*2) 国際商業会議所(ICC)は、フランス・パリに本部を置き、170カ国以上で4,500万を超える企業を代表する国際的なビジネス組織です。1919年、第一次世界大戦後のヨーロッパ復興と自由貿易の推進を目的に設立され、1920年にパリで創立総会が開催されました。現在、世界130カ国以上の国内委員会や企業・団体で構成され、国際貿易の促進やビジネスルールの標準化を通じて、グローバル経済の発展に寄与しています。URL:
(*3) Mind the Bridge (MTB)は、世界のスタートアップと大企業をつなぎオープンイノベーションの推進を支援するグローバル企業です。2007年に元Google社員のマルコ・マリヌッチによって設立され、本社をサンフランシスコに構え、バルセロナやソウルを含む世界各地に拠点を展開しています。使命は、スタートアップと大企業の架け橋となり、イノベーションと成長を促進することで持続可能なエコシステムを育むことです。URL:
【Corporate Startup Starsについて】
受賞企業は、ベンチャークライアントやコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)、イントレプレナーシップやアクセラレーターなど、多様で戦略的なオープンイノベーションが評価されます。評価基準は以下の3点に基づいています。
1. 内部の仕組み : 組織構造、イノベーション文化、プロセスなど
2. モデルとツール : CVC投資やイノベーションラボの活用など
3. 実質的な成果 : 包括的なアプローチによる社会的・経済的インパクトなど
【JALが Top 100に選出された主な理由】
JALは2019年より、コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)としてJALイノベーションファンドを運営しています。現在はJAPAN AIRLINES VENTURES(JALV)(*4)として、シリコンバレーを拠点とした投資戦略チームと東京の事業開発チームが一体となり活動することで、航空業界の未来を切り拓くべく挑戦を続けており、特に以下のスタートアップへの投資をはじめ、スタートアップと連携などオープンイノベーションの取り組みが評価されました。
(*4) JALV公式Webサイト:
・株式会社パワーエックス(日本) :再生可能エネルギーを活用した大型蓄電池等を開発
・REGENT Craft Inc.(アメリカ) :100%電動の次世代モビリティ「シーグライダー」を開発
・Captura Corp.(アメリカ) :海洋水からCO2を除去するDirect Ocean Capture技術を開発
CapturaのDirect Ocean Capture装置
【Mind the Bridge会長のアルベルト・オネッティ氏のコメント】
「JALは、グローバルレベルで企業とスタートアップのコラボレーションを推進することに強いコミットメントを示しています。特に、JAPAN AIRLINES VENTURES(JALV)を通じて、モビリティ、デジタル、サステナビリティといった分野でエコシステムに大きな影響を与える投資を行ってきました。パワーエックス、REGENT Craft、Capturaといったスタートアップへの投資は、航空分野における脱炭素化とイノベーションを牽引するJALの役割を強調しており、高く評価されるものです。」
【日本航空 執行役員 イノベーション本部長 鈴木隆夫のコメント】
「このたびは、このような名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。日頃よりご支援いただいております皆さまに、心より感謝申し上げます。今回の受賞は、JAPAN AIRLINES VENTURESとして活動する、米国シリコンバレーと東京の本社のチームのコラボレーションでの努力の賜物と考えております。この受賞を励みに、今後とも、世界中のスタートアップ企業との共創を軸にイノベーションを推進し、未来のグローバル社会への貢献につながる新たな価値創出に挑戦して参ります。」
以上
日本航空在全球奖项“2024年企业初创明星”中被选为“前100名”,同时其内部创业项目“W-PIT(*1)”获得了“特别奖”。该奖项由国际商会(ICC)(*2)和Mind the Bridge(*3)主办,旨在评估企业与初创公司之间的开放创新的先锋性努力,颁奖仪式于2024年12月4日在巴黎举行。
(左)Candace Johnson / ICC执行委员会成员
(中央)松崎志朗 / 日本航空 业务开发部
(右)Alberto Onetti / Mind the Bridge主席
此次获奖之际,日本航空将继续加强创新生态系统,通过全球层面的挑战解决方案,持续挑战实现可持续未来的目标。
(*1) “W-PIT”(Wakuwaku-平台创新团队)作为日本航空公认的内部创业项目,于2017年3月启动。以“让日本航空成为一家初创企业。”为使命,以“Wakuwaku”(每个人的意志)为关键驱动,推动跨行业共创的开放创新团队。W-PIT官方网页:
(2) 国际商会(ICC)总部设在法国巴黎,是一个代表170多个国家超过4500万家企业的国际商业组织。它于1919年成立,旨在推动第一次世界大战后欧洲的复兴与自由贸易,1920年在巴黎召开了创立大会。目前,它由全球130多个国家的国内委员会和企业、组织组成,通过促进国际贸易和标准化商业规则,为全球经济的发展做出贡献。URL:
(3) Mind the Bridge(MTB)是一家全球企业,致力于连接世界的初创公司与大企业,支持开放创新的推广。它由前Google员工马尔科·马里努奇于2007年成立,总部位于旧金山,并在包括巴塞罗那和首尔在内的多个地区设立了办事处。其使命是成为初创企业与大公司的桥梁,通过促进创新和增长,培育可持续的生态系统。URL:
【关于企业初创明星】
获奖企业在风险客户、公司风险投资(CVC)、企业家精神和加速器等多样且战略性的开放创新方面受到认可。评估标准基于以下三点。
1. 内部机制:组织结构、创新文化、流程等
2. 模型与工具:CVC投资或创新实验室的应用等
3. 实质成果:通过综合方法带来的社会与经济影响等
【JAL被选入前100名的主要原因】
自2019年起,日本航空作为公司风险投资(CVC)运营JAL创新基金。目前作为日本航空风险投资(JALV)(*4),其在硅谷的投资战略团队与东京的业务开发团队紧密合作,继续挑战以开拓航空业的未来,特别是对以下初创企业的投资及与初创企业的合作等开放创新的努力得到了认可。
(*4) JALV官方网站:
・株式会社パワーエックス(日本):开发利用可再生能源的大型蓄电池等
・REGENT Craft Inc.(美国):开发100%电动的下一代交通工具“Sea Glider”
・Captura Corp.(美国):开发从海洋水中去除CO2的直接海洋捕获技术
【Mind the Bridge主席阿尔贝托·奥内蒂的评论】
“JAL在全球层面上展示了与企业和初创公司合作的强烈承诺。特别是通过JAPAN AIRLINES VENTURES(JALV),在移动性、数字化、可持续性等领域进行了对生态系统产生重大影响的投资。对POWERX、REGENT Craft、Captura等初创公司的投资,强调了JAL在航空领域推动脱碳和创新的角色,备受赞赏。”
【日本航空执行董事 创新总部长 铃木隆夫的评论】
“此次能够获得如此荣誉的奖项,我深感荣幸。衷心感谢一直以来支持我们的各位。此次获奖被视为米国硅谷与东京总部团队合作努力的成果。我们将以此奖项为激励,继续致力于与全球初创企业的共同创造,推动创新,挑战为未来全球社会创造新价值的贡献。”
以上