目次
■出演者
■冒頭のあいさつ
■企業説明
■質疑応答
■終わりのあいさつ
■出演者
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社<3916> 代表取締役社長 市川聡
著名投資家VTuber はっしゃん
株式会社フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ(司会進行役)
■冒頭のあいさつ
▲フィスコ高井
皆様こんにちは。フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。今回は、デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社代表取締役社長、市川聡様にご登壇いただき、著名投資家VTuberであるはっしゃんさんから、理論株価チャートに基づいた気になる質問をぶつけてもらいます。後半部分で、市川様には、はっしゃんさんからの質問に答えてもらいたいと思います。それでは、本日ご登壇いただく市川様、はっしゃんさんをご紹介します。まずは、デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社代表取締役社長、市川聡様です。よろしくお願いします。
■市川
よろしくお願いします。
▲フィスコ高井
市川様は、2004年、東洋アイティーホールディングス、現デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社に入社、2014年に常務取締役、2016年に代表取締役専務を経て、2018年7月に代表取締役社長に就任。デジタル・インフォメーション・テクノロジーは、東証プライム市場に上場しており、業務システムや組み込みシステムを開発し、Webセキュリティなどの自社商品販売などを行うソフトウェア開発事業が主力で、DX事業領域の拡大を図っています。続いて、著名投資家のはっしゃんさんです。よろしくお願いします。
●はっしゃん
はっしゃんです。よろしくお願いします。
▲フィスコ高井
はっしゃんさんは、ITエンジニア兼業投資家として、割安成長株に長期投資するスタイルで1億円を達成しており、現在は、独立起業して、初心者にも持続可能な株式市場の実現という理念の下、専門的な金融知識なしで利用できる株式入門サイト株Bizを監修開発しています。理論株価や月次情報など、独自の投資コンテンツを配信する投資家VTuberとして、マネー誌、投資メディア、SNSでも活動し、ビジネス著書の累計は10万部を突破しています。
■企業説明
▲フィスコ高井
それでは、まずは市川様に企業説明をしてもらいます。はっしゃんさんも適宜気になることがありましたらお話しください。それでは、お願いします。
■DIT市川
当社の概要、具体的なビジネスの紹介、中期の目標、株主様への配当、直近第1四半期(1Q)の業績説明をします。まず、当社の概要として、14期連続増収増益としっかり成長している会社です。この14期連続増収増益の秘訣をお話します。「進歩」を続けるデジタル社会(変化)をITの力(対応力)で支え、人々の生活を豊かに。」というパーパスを掲げています。こちらは全社員に浸透しており、当社は「変化対応力」を一番大切にしています。
具体的な事例として、スマートフォンが普及しガラケー主体の日本のメーカーが衰退し、当社としても仕事が減る中、車関連のソフトフェアに大きく舵を切り業績を伸ばしてきました。働き方改革に伴い業務効率化商材・サービスが世の中にあふれていますが、当社は2008年ごろから自社製品「「xoBlos」」を開発してきました。セキュリティランサムウェアの被害が多発していますが、当社は2014年からセキュリティ商材「「WebARGUS」ランサムウェア」をリリースしていました。コロナ禍では、リモートワークの環境化での電子契約「電子契約DD-コネクト」のリリース、直近では生成型AI技術についても積極的に取り組んでいます。時代の変化を先取りしカスタマーの要望を実現、常に変化対応を行っていくことが継続的な成長につながっていると自負しています。
当社はグループ会社合わせて1,500名程度の人数規模ですが、金融、EC、組み込みなど、各業務分野別に7つのカンパニーに分かれています。各カンパニーが独立採算、収益の確保、メンバーの育成をし、経営者も7名以上います。これが当社の事業基盤が成長している背景です。もう1つ、成長要素として、特徴のある自社商品を継続的にさまざまな分野で開発しています。これらの企業風土が当社の特徴の大きな2つの柱です。この2つの特徴を生かした中期の成長モデルを説明します。事業基盤では、安定した顧客から、仕事を定常的に頂き社会変化に対応した新しい価値・サービスを提供しています。その上で、自社商品を軸とした事業拡大、新しい技術を活用したビジネス領域の拡大で次世代ビジネス創造していく成長要素が加わり、この2つを併せ持つことで、時間をかけずに収益力を高めていく。これが当社の中期の成長モデルです。
続いて、当社の具体的な会社の概要です。デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社は、社員数は子会社も合わせ1,500名の人数規模の会社です。社名が長いためステークホルダーからはDITと呼ばれています。グループ会社の説明をします。まず、DITマーケティングサービス。DIT本体は、大きな企業様向けにオーダーメイドのさまざまなシステムを提供していく会社ですが、DITマーケティングサービスは、中小企業向けにシステムを販売していく会社です。DIT America,LLC. というのはアメリカにある子会社で、日本メーカーの製品がアメリカで問題なく作動するのかを検証する会社です。直近で3社M&Aを行っており、シンプリズムは運用サポートを行う会社。もう1つシステム・プロダクトは業務システムを行う会社です。そして、ジャングルは自社商品に今一番注力して新しい商材を生み出していく会社です。
開発拠点を説明します。当社DIT本体は子会社も合わせて、関東一円のさまざまな場所に拠点があります。地方拠点は、大阪。ニアショアの拠点として愛媛県の松山市、宮城県仙台市があります。直近では、北海道の函館市に分室を設け、人材の採用の拠点とし、人を育成しています。東京、大阪でなかなか採用しきれない人材を調達していく拠点です。地方拠点に注力をし、日本全国に増やしていきたいと考えています。
●はっしゃん
市川さん、質問してよろしいでしょうか。
■DIT市川
どうぞ。
●はっしゃん
社内カンパニー制をとり、それぞれの部門ごとに社長がいるというお話でした。国内に拠点がいくつかありますが、カンパニー制と本社的な拠点との関係は、いかがでしょうか。
■DIT市川
カテゴリー別に大きく5つの拠点があり、地方の拠点がそのままカンパニーになっている場合があります。大阪の拠点が西日本カンパニー、愛媛のニアショアの拠点が愛媛カンパニーという形です。
●はっしゃん
よく分かりました。ありがとうございます。
■DIT市川
当社の簡単な沿革を説明します。母体となる会社が、1982年に東洋コンピューターシステムという名前で、横浜の金沢文庫で産声を上げています。大手Sierの3次請、4次請、人数規模20名弱の規模でスタートしました。1990年代に入り、エンドのお客様から仕事を頂きたい、さまざまなITの分野に手を広げていきたいという中で行ったのが、東洋コンピューターシステムを大きくするのではなく、ITの分野ごとに会社を立ち上げていくことです。東洋テクノは、Web開発と当時流行り始めたECサイトの構築、それらを専門に行う会社です。M&Aをした日本オートマトンは、組み込み系の開発の会社です。東洋ユースウエアサービスは、開発をするだけではなく、開発をし終わったシステムの運用保守、メンテナンスをしていく会社です。世の中で必要になっていくことを見越し、ITのさまざまな分野に手を広げながら、おのおのを法人格にしていきました。
これらがグループとして連携していくため、2002年に、東洋アイティーホールディングスをつくり、全ての会社を100%子会社にしました。そして2006年、1回目の上場を指向した時期に、小さなホールディングス会社より、1つの大きな塊になってさまざまなことができる会社をアピールしたほうがいいというアドバイスをいただき、ホールディングス会社に全ての会社を吸収合併させる形で、今のDITとなりました。1990年代の小さな規模のときから、自社商材を作り続けてきた中で、今もなお収益に貢献しているのが、2010年にリリースした業務効率化の「xoBlos」、2014年にリリースしたセキュリティの「WebARGUS」です。投資開発を創業当初から継続してきたからこそ、世の中で認められる商材を提供できていると自負をしています。2015年、JASDAQへの新規上場、東証2部、東証1部を経て、現在プライム市場に上場する43期目の会社です。
事業セグメントと、売上構成です。メインは、大企業向けのオーダーメイドの業務システム開発事業、運用サポート事業で、全体に占める割合が95%超です。ソフトウェア開発事業は大きく3つに分かれています。
1つ目は、ビジネスソリューション事業。顧客が業務で使用するさまざまなシステム開発、開発後の運用サポートという事業体で、全体に占める割合が56%強です。2つ目がエンベデッドソリューション事業。組み込みと言われる、カーナビゲーションやモバイル端末などの製品の中身のソフトウェアを開発、動作の検証をしています。こちらの全体に占める割合が35%弱です。3つ目が、一番注力している自社製品の開発・販売をしていくプロダクトソリューション事業。全体に占める割合は5%強です。システム販売事業は、子会社のDITマーケティングサービスが行っている中小企業向けのシステムの販売事業で、全体に占める割合は4%弱です。
【デジタル・インフォメーション・テクノロジー】著名投資家はっしゃん氏が市川社長に質問!Vol.2に続く
目錄
■ 出演者
■ 開場致辭
■ 企業說明
■ 質疑回答
■ 結束致辭
■ 出演者
數字信息科技株式會社<3916> 代表董事社長 市川聰
著名投資者VTuber 哈香
株式會社菲斯科市場報告員 高井弘惠(主持人)
■開場致辭
▲菲斯科高井
大家好。我是菲斯科市場報告員高井弘惠。這次,我們邀請了數字信息科技株式會社的代表董事社長市川聰先生,著名投資者VTuber哈香先生將根據理論股票型K線圖提出一些關注的問題。在後半部分中,市川先生將回答哈香先生提出的問題。那麼,現在讓我們介紹今天登臺的市川先生和哈香先生。首先是數字信息科技株式會社的代表董事社長市川聰先生。請多關照。
■市川
請多關照。
▲菲斯科高井
市川先生於2004年加入東洋IT控股公司,現爲數字信息科技股份有限公司,2014年擔任常務董事,2016年擔任代表董事專務,並於2018年7月就任代表董事社長。數字信息科技在東京證券交易所主板上市,主要開發業務系統和嵌入式系統,並進行Web安防等自有商品的銷售,軟件開發業務是其核心,正在努力擴大DX業務領域。接下來是著名投資者哈閃先生。請多關照。
●哈閃
我是哈閃。請多關照。
▲菲斯科高井
哈閃先生以IT工程師兼投資者的身份,以長期投資於被低估的成長股的風格達成了1億日元的成就,目前自主創業,致力於實現對新手可持續的股票市場的理念,正在監督開發不需要專業金融知識便可使用的股票入門網站株Biz。作爲投資者VTuber,發佈理論股價、月度信息等獨特的投資內容,並在財經雜誌、投資媒體、社交網絡上活動,商業著作的總銷量已突破10萬本。
■企業說明
▲菲斯科高井
那麼,首先請市川先生進行企業說明。如果哈閃先生有任何相關的問題,也請隨時提出。接下來,請。
■DIT市川
我們將介紹公司的概況、具體的業務、 中期目標、對股東的分紅派息,以及最近第一季度(1Q)的業績說明。首先,公司概況是,我們已經連續14期實現了收入和利潤的增長,始終保持着良好的成長。接下來,我將談談連續14期增長的秘訣。我們有一個宗旨:「支撐持續進步的數字社會(變化),以IT的力量(應變能力)來豐富人們的生活。」這一理念已深入每位員工的心中,我們公司最看重的是「應變能力」。
作爲具體的案例,智能手機的普及使以功能手機爲主的日本製造商衰退,而我們的業務在減少時,將重心轉向汽車相關的軟件,業績得以提升。隨着工作方式改革,市場上充斥着提高工作效率的產品和服務,而我們從2008年起就開始開發自主產品「xoBlos」。近年來,隨着安全勒索軟件事件頻發,我們自2014年起就發佈了安全產品「WebARGUS」勒索軟件。在疫情期間,我們推出了適應遠程工作的電子合同「電子合同DD-連接」,最近還積極參與生成型AI技術的開發。我們自信於,前瞻性地把握時代的變化,滿足客戶的需求,持續進行應變,是持續增長的關鍵。
我們公司及其集團公司總共約有1500名員工,分爲金融、電子商務、嵌入式等七個獨立公司。各公司獨立覈算,確保收益和成員的培養,各公司經理超過7名。這是我們事業基礎成長的背景。另外一個成長要素是持續在各個領域開發具有特色的自主產品。這兩種企業文化是我們公司的兩個重要特色。接下來,我將介紹基於這兩個特色的中期成長模型。在事業基礎方面,我們從穩定的客戶處持續獲得工作,並提供符合社會變化的新價值和服務。在此基礎上,我們以自主產品爲核心擴展業務,以新技術應用拓展業務領域,創造下一個時代的業務增長要素,結合這兩者,快速提升收益能力。這就是我們公司的中期成長模型。
接下來是公司的具體概況。數字信息技術株式會社員工人數與子公司一共約1500名。由於公司名稱較長,利益相關者通常稱呼我們爲DIT。接下來介紹集團公司。首先是DIT營銷服務。DIT本體是爲大型企業提供定製化的各種系統的公司,而DIT營銷服務則是向中小企業銷售系統的公司。DIT America, LLC. 是位於美國的子公司,負責驗證日本製造商的產品在美國是否能正常運行。最近我們進行了三起併購交易,Simprism公司提供運營支持。另外一家公司系統產品則負責業務系統的開發。最後,Jungle公司專注於自主產品,以創造新的產品。
接下來解釋一下我們的開發基地。我們DIT本體及其子公司在關東地區有多個基地。地方基地有大阪、愛媛縣松山市和宮城縣仙台市作爲近岸基地。近期我們在北海道函館市設立了分部,作爲人力資源招聘的基地,進行人力培養。這個基地旨在招募在東京、大阪招聘不足的人才。我們希望將重心放在地方基地,並計劃在日本全國範圍內增設更多基地。
●發言
市川先生,我可以問一個問題嗎?
■DIT市川
請。
●哈桑
我們採取了公司內部公司制,每個部門都有各自的社長。這是一個關於該結構的討論。雖然國內有幾個基地,但公司制和總部的關係如何呢?
■DIT市川
根據類別大致分爲五個基地,地方基地有時直接成爲公司。如大阪的基地是西日本公司,愛媛的近岸基地是愛媛公司。
●哈桑
我明白了。謝謝。
■DIT市川
我將簡要介紹公司的沿革。母公司於1982年以東洋計算機系統的名稱在橫濱的金澤文庫成立。我們以大手Sier的第三級和第四級承包商身份,起步時規模約爲20人。進入1990年代後,隨着來自最終客戶的業務需求以及希望在各種IT領域擴展業務,我們決定不再擴大東洋計算機系統,而是根據不同的IT領域成立新公司。東洋科技專注於Web開發和當時開始流行的電子商務網站的構建。我們收購的日本自動化公司是一家嵌入式系統開發公司。東洋青年設備服務不僅進行開發,還負責運維和維護已經完成的系統。我們根據社會發展的需要,不斷擴展到IT的各種領域,並將每個業務獨立法人化。
爲了使這些公司能夠作爲一個群體協同運作,我們在2002年成立了東洋IT控股公司,所有公司都成爲了100%子公司。2006年,在我們第一次計劃上市的期間,我們收到建議,認爲從一個小型控股公司轉變爲一個可以做多種事情的大公司更有利。因此,我們將所有公司吸收合併爲控股公司,形成現在的DIT。從1990年代的小規模開始,我們持續開發自有產品,現在仍爲收益做出貢獻的有2010年推出的業務效率化產品「xoBlos」和2014年推出的安全產品「WebARGUS」。正是由於我們從創立之初就持續進行投資開發,我們才能提供被社會認可的產品。2015年,我們在JASDAQ首次上市,經過東京證券交易所第二部、第一部,現在已上市43期的主板市場。
我們的業務領域及主營構成。主要是爲大企業定製業務系統開發業務和運維支撐服務,佔整體的比例超過95%。軟件開發業務主要分爲三大類。
第一類是業務解決方案業務。爲客戶開發各種業務系統以及開發後的運維支持,整體佔比超過56%。第二類是嵌入式解決方案業務。開發汽車導航和移動終端等產品中嵌入的軟件及其工作驗證,整體佔比接近35%。第三類是最爲重視的自有產品的開發與銷售的產品解決方案業務,整體佔比超過5%。系統銷售業務由子公司DIT營銷服務負責,針對中小企業的系統銷售業務,佔整體比例接近4%。
【數字信息技術】著名投資者哈香先生向市川社長提問!敬請期待Vol.2