インソース<6200>は、企業研修、公開講座など社会人向け教育サービスを展開している。対面研修でもオンライン研修でも「翌日から実践できる」内容で、ワーク・演習中心の構成となっている。研修運営のプロセス全体をIT化し、高品質・高頻度開催を実現しているため、受講者満足度は2024年9月時点で研修内容評価96.1%、講師評価93.8%。セグメントは、組織に講師を派遣するオーダーメイド型研修を行う講師派遣型研修事業(2024年9月期の売上高構成比47.2%)、1名から参加可能なオープンセミナー型研修を行う公開講座事業(同24.5%)、人事サポートシステム「Leaf」シリーズやストレスチェック支援サービスを展開するITサービス事業(同14.6%)、動画・eラーニング販売やコンサルティング・アセスメントサービスなど複数サービスを展開するその他事業(同13.7%)に分かれている。
同社の強みは、「コンテンツ開発力」「営業力」「IT力」の3つとなる。ITを活用することでコンテンツ開発クリエイター・講師・営業などの役割を分担し、それぞれの役割に専念することでコストダウンと研修のクオリティアップを実現している。コンテンツIP(知的財産権)を自社で保有しているため、多様なコンテンツ・Webサービスを迅速に開発することが可能となり、講師派遣型研修4,522種類、公開講座型研修4,401種類、動画・eラーニング1,011種類と他社比較でもコンテンツ開発力は優勢となっている。また、創業以来、営業プロセスで発生したデータを蓄積してITで活用する営業DXを継続推進しており、25,000ページ以上のWebが連動して効率的な営業活動を実現している。WEBからの問い合わせがあると営業担当者が全国へ迅速に訪問し、WEBinsource会員を獲得。その後、営業担当者が顧客の経営課題をヒアリングし、課題解決に向けて、同社の膨大なコンテンツから適切なソリューションを組み合わせて提案し、顧客は研修やコンサルティングサービスを受けることになる。
2024年9月期の売上高は前期比15.7%増の12,474百万円、営業利益は同25.3%増の4,937百万円で着地した。講師派遣型研修事業ではDX関連研修を中心に実施回数が増加して堅調に推移し、公開講座事業でも講座設定数を拡大したことで受講者数が14.3%増と好調を維持。また、ITサービス事業は大幅増収となっており、文部科学省や厚生労働省などの中央官庁にて新規案件を受注したため、アクティブユーザー数は407万人を超え、Leafリカーリング売上は39.6%増加となった。また、中央官庁と外郭団体にて大型案件を受注したためカスタマイズ売上も増加したようだ。2025年9月期の売上高は前期比16.2%増の14,500百万円、営業利益は同11.8%増の5,520百万円を見込んでいる。
今後は、5つのプロフィットセンターで顧客セグメントに合わせた強く細やかなソリューションを提供していくようだ。顧客セグメントごとの課題に特化した商品開発と販促、提案活動を実施する。また、DX関連サービスラインナップを全セグメントで最重要分野に設定するほか、デジタルスキル、政策形成、業務改善を中心に行政向けサービス提供を強化していく。その他サービスから新たな柱となるサービスが生まれてくるかも注目しておきたいところだろう。
同社は、社会人教育市場の規模は2025年には3,500億円、2030年には4,250億円以上(うち、DX市場は2025年には380億円、2030年には780億円)と想定している。社会人教育市場における現在の市場シェアは3.4%であり、労働力不足・政府も後押しするリスキリングなどの追い風を受けて、市場シェアのさらなる拡大を目指している。
。中期経営計画では、2027年9月期の売上高20,000百万円、営業利益7,800百万円を掲げ、CAGR(年平均成長率)は17%を目指して成長に向けた投資を積極的に行う想定である。株主還元にも積極的で、配当性向50%・株主資本配当率(DOE)18%を目標とする配当を実施する予定。総じて、業績の底堅い推移が続く中、今後の動向に注目しておきたい。
インソース<6200>提供企業培訓、公開講座等面向社會人的教育服務。無論是面對面培訓還是在線培訓,內容均爲「可從第二天起實施」,以工作和演練爲中心的結構。通過IT化整個培訓管理流程,實現了高質量、高頻次的舉辦,因此截至2024年9月,受講者滿意度爲課程內容評價96.1%,講師評價93.8%。細分爲爲組織派遣講師的定製型培訓(2024年9月期的營業收入構成比47.2%)、支持1人蔘加的開放研討會型培訓的公開講座事業(同24.5%)、展開展人事支撐系統「Leaf」系列和壓力檢查支援服務的IT服務事業(同14.6%)、以及銷售視頻和e-learning及諮詢服務等多個服務的其他事業(同13.7%)。
該公司的優勢在於三個方面:「內容開發能力」、「銷售能力」和「IT能力」。通過利用IT,將內容開發創作者、講師和銷售等角色進行分擔,各自專注於角色,降低了成本並提高了培訓的質量。由於擁有內容IP(知識產權),能夠快速開發多樣化的內容和Web服務,因此在講師派遣型培訓方面有4,522種,公開講座型培訓方面有4,401種,視頻和e-learning方面有1,011種,與其他公司相比,其內容開發能力佔據優勢。此外,自創立以來,持續推進在銷售流程中產生的數據積累並利用IT進行的銷售DX,並通過超過25,000個頁面的Web聯動實現高效的銷售活動。從WEB收到的諮詢,銷售人員迅速前往全國各地,獲取WEBinsource會員。隨後,銷售人員將詢問客戶的經營問題,並結合公司的大量內容提出適當的解決方案,客戶將接受培訓或諮詢服務。
2024年9月期的營業收入爲1,247.4億日元,比上期增長15.7%,營業利潤爲493.7億日元,比上期增長25.3%。在講師派遣型培訓業務中,由於以DX相關培訓爲中心,實施次數有所增加,穩步推進。在公開講座業務中因爲擴大了講座設置數量,受講人數增長了14.3%,保持良好。此外,IT服務行業營業收入大幅增加,由於已從文部科學省和厚生勞動省等中央機關接到新合同,活躍用戶數超過407萬人,Leaf的遞延收入增長了39.6%。同時,由於從中央機關和外部組織獲得大型合同,定製銷售也有所增加。預計2025年9月期的營業收入將達到1450億日元,營業利潤將達到552億日元,同比增長16.2%和11.8%。
今後,該公司將在五個盈利中心提供針對客戶細分的強而細緻的解決方案。將針對每個客戶細分的特定問題進行產品開發、促銷和提案活動。此外,還將在所有細分中把DX相關服務的產品線設置爲最重要領域,並在數字技能、政策形成和業務改善等領域加強面向行政的服務提供。同時,其他服務中新興的柱狀服務也值得關注。
該公司預計,社會人教育市場規模在2025年將達到3,500億日元,2030年將超過4,250億日元(其中DX市場到2025年將達到380億日元,2030年將達到780億日元)。目前在社會人教育市場的市場份額爲3.4%,受勞動缺乏和政府推動的再技能培訓等利好因素影響,正在爭取市場份額的進一步擴大。
中期經營計劃中,設定2027年9月期營業收入爲2000億日元,營業利潤爲780億日元,目標爲年均增長率17%,預計將積極進行增長投資。該公司對股東回報也持積極態度,計劃實施50%的分紅派息和18%的股東資本分紅率(DOE)的分紅。總的來說,在業績穩健增長的背景下,未來的發展動態值得關注。