■極東貿易<8093>の業績動向
3. 財務状況
(1) 2024年3月期末の財務状況
1) バランスシート(B/S)の概況
2024年3月期末の資産合計は、前期末5,124百万円増の49,646百万円となった。その主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が2,268百万円増加、前渡金が1,104百万円増加したことなどである。負債合計は、同2,987百万円増の23,956百万円となった。その主な要因は、支払手形及び買掛金が1,268百万円増加、契約負債が1,050百万円増加したことなどである。純資産合計は、同2,137百万円増の25,690百万円となった。これは主として為替換算調整勘定が687百万円増加、その他有価証券評価差額金が1,044百万円増加したことなどである。
2) キャッシュ・フロー(CF)の概況
2024年3月期末の現金及び現金同等物は7,065百万円(前期末比745百万円減)となった。営業活動によるキャッシュ・フローでは1,010百万円の支出(前期比2,600百万円減)となった。その主な要因は、売上債権の増減による4,710百万円の減少、前渡金の増減による574百万円の減少、仕入債務の増減による2,300百万円の増加、契約負債の増減による815百万円の増加したことなどである。投資活動によるキャッシュ・フローは353百万円の収入(同391百万円増)となった。その主な要因は、定期預金の払い戻しによる収入が同985百万円減少したものの、定期預金の預入れによる支出が同1,310百万円増加したことなどである。財務活動によるキャッシュ・フローは498百万円の支出(同1,175百万円増)となった。その主な要因は、長期借入れによる収入が600百万円となったことなどである。
(2) 2025年3月期第1四半期末の財務状況
2025年3月期第1四半期末における資産合計は、前期末比1,596百万円減少し、48,050百万円となった。その主な要因は、受取手形・売掛金及び契約資産が2,037百万円減少、前渡金が866百万円減少した一方、商品及び製品が1,141百万円増加したことなどである。負債合計は、同1,652百万円減少し、22,303百万円となった。その主な要因は、支払手形及び買掛金が1,459百万円減少したことである。純資産合計は、同56百万円増加し、25,746百万円となった。その主な要因は、利益剰余金が560百万円減少した一方、為替換算調整勘定が477百万円増加したことなどである。
上記内容により、将来の事業活動に必要な財務の健全性・安定性を維持していると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
■极东贸易的业绩趋势 <8093>
3. 财务状况
(1) 截至2024/3财年末的财务状况
1) 资产负债表概述 (B/S)
2024/3财年末的总资产在上一财年末增加了51.24亿日元,达到496.46亿日元。主要因素是应收票据、应收账款和合同资产增加了22.68亿日元,预付款增加了11.4亿日元。总负债较同期增加了29.87亿日元,达到239.56亿日元。主要因素是应付票据和应付账款增加了12.68亿日元,合同负债增加了10.5亿日元。总净资产较同期增加了21.37亿日元,达到256.9亿日元。这主要是由于汇率兑换调整账户增加了6.87亿日元,其他证券估值差额增加了10.44亿日元。
2) 现金流 (CF) 概述
截至2024/3财年末,现金及现金等价物为70.65亿日元(较上一财年末下降7.45亿日元)。经营活动产生的现金流导致支出10.1亿日元(比上一财年减少26亿日元)。主要因素是由于销售应收账款的增加或减少而减少了47.1亿日元,由于预付款的增加或减少而减少了5.74亿日元,由于购买债务的增加或减少而增加了23亿日元,由于合同负债的增加或减少而增加了8.15亿日元。来自投资活动的现金流为3.53亿日元的收入(比同期增加了3.91亿日元)。其主要原因是,尽管定期存款退款收入减少了9.85亿日元,但定期存款产生的支出增加了1.310亿日元。来自财务活动的现金流为支出4.98亿日元(比同期增加了11.75亿日元)。其主要原因是长期贷款收入达到6亿日元。
(2) 截至2025年3月31日的财政年度第一季度末的财务状况
截至2025年3月31日的财年第一季度末的总资产较上一财年末减少了15.96亿日元,至480.5亿日元。其主要原因是,虽然应收票据、应收账款和合同资产减少了20.37亿日元,但预付款减少了8.66亿日元,产品和产品增加了11.41亿日元。总负债较同期减少了16.52亿日元,至223.03亿日元。其主要原因是应付票据和应付账款减少了14.59亿日元。净资产总额较同期增加了5,600万日元至257.46亿日元。其主要原因是,虽然留存收益减少了5.6亿日元,但汇率兑换调整账户增加了4.77亿日元。
基于上述细节,可以说保持了未来业务活动所需的财务稳健性和稳定性。
(由FISCO客座分析师清水敬二撰写)