日経平均は反発。前日比389.15円高(+1.02%)の38415.32円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。
21日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は461.88ドル高の43870.35ドル、ナスダックは6.28ポイント高の18972.42で取引を終了した。地政学的リスク懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。グールズビー・シカゴ連銀総裁が来年の金利が「現状を下回るだろう」との考えを示すと、金利先安感に買われ、相場を押し上げた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり伸び悩んだが半導体のエヌビディアの決算を好感した買いが下支えとなり、かろうじてプラス圏を維持し、終了。
米国株高を材料に東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は38100円台でスタートした後は、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の上昇に引っ張られ、38400円台まで上げ幅を拡大。前場の高値圏で取引を終えたが、38500円水準での上値の重さなどが意識されて、商いを伴っての強い上昇とはならなかった。
日経平均採用銘柄では、三井化学<4183>、トクヤマ<4043>、UBE<4208>など化学関連株が上昇。大林組<1802>が証券会社のポジティブなレポートを材料に上場来高値を更新。半導体株では、東京エレクトロン、アドバンテストのほか、ディスコ<6146>が買われた。このほか、クレディセゾン<8253>、横河電機<6841>、レゾナック<4004>、ニトリHD<9843>、太平洋セメント<5233>などが上昇した。
一方、太陽誘電<6976>、オムロン<6645>、ニデック<6594>など電気機器関連が弱かったほか、IHI<7013>、三菱重<7011>など防衛関連銘柄がやや軟調。このほか、SOMPOホールディングス<8630>、三越伊勢丹<3099>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スズキ<7269>などが下げた。
業種別では、石油・石炭、繊維、サービス、非鉄金属、卸売などが上昇した一方、医薬品、電気・ガス、海運の3セクターのみ下落した。
ランチタイムの為替は1ドル154円台半ばで朝方比では目立った動きは観測されず。日経平均は前日終値水準を上回って推移しているが、プライム市場の売買代金は先週比では減少しており力強さには欠ける展開が継続している。決算発表一巡やトランプ次期政権への不透明感などが売買手控え要因として意識されている様子だ。今週は20日まで38500円水準で上げ一服となっていることから、薄商いの状況下、後場の日経平均も38500円水準で上値は重くなろう。
日經平均指數反彈。與前一天相比上漲389.15日元(+1.02%),報38415.32日元(成交量概算8億1000萬股),結束前場交易。
21日的美股市場上漲。道瓊斯平均指數上漲461.88美元,收於43870.35美元,納斯達克上漲6.28點,收於18972.42。在地緣政治風險擔憂緩解的背景下,開盤後市場上漲。芝加哥聯儲主席古爾茲比表示明年的利率「可能低於現狀」,引發了對未來利率下行的預期,並推動了市場上漲。儘管納斯達克受到長期利率上升的壓制而有所回落,但半導體公司英偉達的良好業績支持了買盤,使市場最終勉強維持在正區間,結束交易。
受到美股上漲的刺激,東京市場以買盤爲主啓動交易。日經平均在38100日元附近開盤,隨後在半導體股票如Advantest<6857>、東京電子<8035>的帶動下,漲幅擴大至38400日元。儘管在前場交易中收於高點,但由於38500日元水平的阻力明顯,並沒有形成強勁的上漲。
在日經平均選定的股票中,三井化學<4183>、德山<4043>和UBE<4208>等化學相關股票走高。大林組<1802>在證券公司的積極報告的推動下刷新了上市以來的最高價。在半導體股票中,東京電子和Advantest外,迪斯科<6146>也受到買盤關注。此外,克雷迪賽桑<8253>、橫河電機<6841>、樂天納克<4004>、尼特里HD<9843>和太平洋水泥<5233>等股票也上漲。
另一方面,太陽誘電<6976>、奧姆龍<6645>和日本電產<6594>等電力設備相關股票表現疲軟,IHI<7013>、三菱重工<7011>等防務相關股票也略顯軟弱。此外,SOMPO控股<8630>、三越伊勢丹<3099>、瑞薩電子<6723>、鈴木<7269>等股票則出現下跌。
按行業板塊劃分,石油、煤炭、紡織、服務、有色金屬和批發等板塊均上漲,而醫藥、電子、天然氣和海運這三個板塊僅有下跌。
午餐時間的外匯穩定在1美元對154日元中間,沒有觀察到顯著的波動。日經平均指數維持在前日收盤價之上,但主板市場的成交額較上週有所下降,表現出缺乏強勁勢頭的情況。業績發佈結束和對特朗普新政府的不確定感等成爲了市場交易的顧慮因素。本週由於20日的38500日元水平的上漲已有所停滯,因此在交易清淡的背景下,後場日經平均指數也可能在38500日元附近遭遇阻力。