■株主還元策
和田興産<8931>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、株主の長期的な利益の維持拡大を重要な経営目標と位置付け、株主への還元を第一と考えて事業領域拡大と効率的な経営による収益力の向上とガバナンスの強化を図りつつ、安定配当の継続に努めている。
1株当たり配当金について、2024年2月期は、中間配当26.0円、期末配当34.0円(記念配当2.0円を含む)、合計60.0円と前期比10.0円の増配を実施し、配当性向は25.2%に上昇した。2025年2月期も、中間配当26.0円、期末配当39.0円、合計65.0円の同5.0円の増配を計画するが、業績予想の上方修正に伴い配当性向は24.2%に低下する見込みである。一方、プライム・スタンダード・グロース市場に上場する不動産業の平均配当性向は、2024年3月期で31.8%である。同社が中期経営計画目標の配当性向30%の実現に向けて着実に前進するためには、2025年2月期業績が固まった段階で、さらなる増配に踏み切る可能性もあると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
股東回報策略
和田興產<8931>的股東回報策略包括實施分紅。作爲分紅的基本方針,將股東的長期利益維持和擴大作爲重要的經營目標,並將股東回報置於首位,同時努力在業務領域擴大和高效經營的基礎上提高收益能力和加強公司治理,同時致力於持續穩定的分紅。
每股分紅金方面,2024年2月期中間分紅26.0日元,期末分紅34.0日元(包括紀念分紅2.0日元),總計60.0日元,比上一期增加10.0日元進行分紅,分紅率上升至25.2%。2025年2月期也計劃進行相同5.0日元增配,中間分紅26.0日元,期末分紅39.0日元,總計65.0日元,但隨着業績預期上調,分紅率預計將下降至24.2%。另一方面,在主板·標準·成長市場上市的房地產業的平均分紅率爲,2024年3月期爲31.8%。我們認爲,爲實現中期經營計劃目標中的30%股利比率,公司將在2025年2月期業績穩定後可能會考慮進一步增配。
(作者:富士客座分析師國重希)