日経平均は反発。前日比208.52円高(+0.55%)の38429.37円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。
18日の米国市場はまちまち。ダウ平均は55.39ドル安の43389.60ドル、ナスダックは111.69ポイント高の18791.81で取引を終了した。材料乏しく寄り付き後、まちまち。11月NAHB住宅市場指数が予想外に改善したことや根強い成長期待が支えたが、ダウは利益確定売りに押され、終日軟調に推移した。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラの上昇や長期金利の低下、半導体エヌビディアの決算を期待した買いが支援し上昇。まちまちで終了した。
米国市場が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は前日終値水準でスタートした後は、材料難から値幅の狭いレンジが継続。為替が1ドル154円台前半での小動きとなったことも影響して、積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は1.7兆円台と2兆円を割り込んだ。
日経平均採用銘柄では、エヌビディアの最新半導体「ブラックウェル」に関連した不具合発生などを受けて、アドバンテスト<6857>が上昇。日銀による追加利上げ観測が意識されて、みずほ<8411>が16年ぶりの高値を更新したほか、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>も買われた。このほか、日本製鋼所<5631>、ニデック<6594>、フジクラ<5803>、荏原製作所<6361>などが上昇した。
一方、商船三井<9104>は、配当性向を40%に引き上げるとの報道があったものの、材料出尽くし感が先行し売られたほか、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>も弱い。このほか、コニカミノルタ<4902>、アステラス製薬<4503>、太陽誘電<6976>、TDK<6762>が下落。メガバンクが上昇一方、しずおかFG<5831>、コンコルディア<7186>など地銀株はさえない。
業種別では、輸送用機器、非鉄金属、精密機器、ゴム製品、銀行などが上昇した一方、サービス、電気・ガス、海運、パルプ・紙、空運などが下落した。
東京市場は、20日に発表される半導体大手エヌビディアの24年8-10月期決算に関心が向かっており見極めムードが強い。後場の日経平均も小動き推移となりそうだ。エヌビディアは急成長がすでに一巡しており、8月の5-7月期決算発表では成長鈍化への懸念が悪材料となって株価は下落した。その後、株価は回復し上場来高値を更新したが、2024年11月-2025年1月期の見通しなどが勢い不足と市場に判断されれば、再び売られる可能性はある。前回とは異なりNYダウ構成銘柄にも採用されていることから、主要3指数に対する影響は非常に大きいことから警戒したい。
日經指數etf上漲。收盤時報價38429.37日元,比前一個交易日上漲208.52日元(+0.55%),成交量大約8.8億股。
18日美國市場漲跌不一。道瓊斯指數收盤時報43389.60點,下跌55.39點;納斯達克指數收盤漲111.69點至18791.81點。開盤後缺乏利好消息,走勢不一。受11月NAHB住房市場指數意外改善以及對持續增長的期望支撐,但道瓊斯指數受到利潤回吐拋售的影響,全天走軟。納斯達克受到電動汽車製造商特斯拉股價上漲、長期利率下降以及期待半導體公司英偉達的業績利好買盤支撐上漲。最終漲跌不一。
受到美國市場漲跌不一的影響,東京市場開盤交投清淡。日經指數從前一交易日收盤水平開盤,由於缺乏利好消息,交易區間狹窄。美元兌日元交投於154日元前半區間,也影響了交易活躍度,主板市場交易額略低於1.7萬億日元,未能突破2萬億日元。
日經指數成分股中,受英偉達最新半導體產品「布萊克韋爾」相關故障等影響,日本電產<6857>上漲。市場對日本央行可能進行的加息持續關注,三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>創出16年來新高,日本製鐵<5631>、日本電產<6594>、富士電機<5803>、江原製作所<6361>等股也上漲。
另一方面,商船三井<9104>有音訊稱將將股息比例提高至40%,但市場感到信息已經充分,遭遇拋售,日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>也疲軟。此外,理光<4902>、安斯泰萊製藥<4503>、太陽電池<6976>、TDK<6762>下跌。大型銀行股上漲,靜岡FG<5831>、康科迪亞<7186>等地方銀行股表現平平。
按行業板塊來看,運輸設備、有色金屬、精密設備、橡膠及塑料製品、銀行等上漲,而服務、電力、煤氣、海運、紙漿紙張、航空運輸等下跌。
東京市場對即將公佈的英偉達2024年8至10月業績高度關注,市場觀望情緒濃厚。下午交易時段日經指數也呈現小幅波動趨勢。英偉達急速增長已見頂,自8月份5至7月份業績公佈後,增長放緩引發擔憂,股價下跌。此後,股價有所回升並刷新歷史最高價,但如果市場認爲2024年11月至2025年1月的前景乏力,再次遭到拋售是有可能的。與上次不同的是,英偉達已成爲紐約證券交易所指數成份股,對主要三大指數的影響非常重大,因此需要保持警惕。