ファンペップ<4881>は14日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比560.8%増の0.03億円、営業損失が5.79億円(前年同期は8.05億円の損失)、経常損失が5.65億円(同7.52億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が5.59億円(同7.46億円の損失)となった。
抗体誘導ペプチドプロジェクトについて、抗体誘導ペプチド「FPP003」(標的タンパク質:IL-17A)は2019年4月からFPP003の尋常性乾癬を対象疾患とする臨床試験をオーストラリアで進めた。同臨床試験データは米欧等での承認申請に使用可能であり、次相以降は米国等での臨床試験を想定している。なお、FPP003は、住友ファーマとの間でオプション契約を締結しており、同社は、北米での全疾患に対する独占的開発・商業化権の取得に関するオプション権を保有している。抗体誘導ペプチド「FPP004X」(標的タンパク質:IgE)は、2025年1Qの日本国内での臨床試験開始を目指して前臨床試験を実施中である。なお、2024年3月に塩野義製薬との間でオプション契約を締結した。抗体誘導ペプチド「FPP005」(標的タンパク質:IL-23)は開発品プロファイルのさらなる向上を目指した新規製剤技術の研究を進めている。
機能性ペプチド「SR-0379」については、2021年6月から皮膚潰瘍患者を対象とする第3相臨床試験を実施した。追加の第3相臨床試験を2025年1Qに実施する予定である。
医薬品以外の事業分野については、機能性ペプチドの販売は、2018年3月にファンケルから「マイルドクレンジングシャンプー」、2020年4月にSMV JAPANから「携帯アルコール除菌スプレー」、2024年8月にアルビオンからスキンケア化粧品シリーズ「アン フィネス」(リニューアル製品)等が発売された。機能性ペプチド配合製品の共同開発に関して、サイエンスと共同開発中の創傷用洗浄器は、医療機器(クラス1)としての届出が完了しており、同機器に用いる機能性ペプチド配合洗浄液等の検討を進めている。また、2022年12月にASメディカルサポート及びN3とは幹細胞化粧品の共同開発契約、2023年2月にサンルイ・インターナッショナルとはフェムテック化粧品の共同開発契約を締結している。
2024年12月期通期について、同社グループの事業収益は新規提携候補先等との交渉状況等に依存しており、その不確実性を考慮すると現時点では合理的に算定することが困難なため、連結業績予想は記載していない。
FanPep(4881)於14日發佈了2024年12月期第三季度(2024年1月-9月)合併業績。營業收入較去年同期增長560.8%,達到0.03億日元,營業虧損爲5.79億日元(去年同期爲8.05億日元的虧損),經常性虧損爲5.65億日元(去年同期爲7.52億日元的虧損),歸屬於母公司股東的季度淨虧損爲5.59億日元(去年同期爲7.46億日元的虧損)。
關於抗體誘導肽項目,抗體誘導肽「FPP003」(目標蛋白:IL-17A)自2019年4月開始在澳大利亞進行以FPP003的尋常性乾癬爲目標的臨床試驗。該臨床試驗數據可用於美國和歐洲等地的審批申請,後續假設將進行在美國等地的臨床試驗。此外,FPP003與住友製藥簽訂了單腿期權合同,該公司擁有在北美對所有疾病進行獨佔開發和商業化權的選項。抗體誘導肽「FPP004X」(目標蛋白:IgE)正在進行前臨床試驗,目標是在2025年第一季度在日本國內啓動臨床試驗。此外,與鹽野義製藥在2024年3月簽訂了單腿期權合同。抗體誘導肽「FPP005」(目標蛋白:IL-23)正在進行旨在進一步提升開發產品特徵的新制劑技術研究。
關於功能肽「SR-0379」,自2021年6月以來,該公司一直在進行第3期臨床試驗,針對皮膚潰熱患者。他們計劃在2025年1Q進行額外的第3期臨床試驗。
關於除藥品以外的業務領域,功能性肽的銷售時間線如下:2018年3月,Fancl推出「溫和清潔洗髮水」;2020年4月,SMV JAPAN推出「便攜式酒精消毒噴霧」;2024年8月,Albion推出了護膚化妝品系列「安·菲尼斯」(更新產品)等。關於共同開發功能性肽配方產品,已與科學公司共同開發的創傷清洗器已完成醫療設備(類1)的備案,並正在進行用於該設備的功能性肽洗滌液等的研究。此外,在2022年12月與AS醫療支持及N3簽署了幹細胞化妝品的共同開發合同,在2023年2月與Sunrui國際簽署了女性科技化妝品的共同開發合同。
2024年12月期全年業務收入取決於該公司集團與新夥伴的談判情況等方面的不確定性,因此目前無法合理計算,因此未提供合併業績預測。