MITホールディングス<4016>は、システムインテグレーションサービス(開発、運用保守、インフラ構築等)及びソリューションサービス(デジタルブック、CAD、顔認証等)を提供している。
「情報サービス事業」の単一セグメントだが、事業領域を「システムインテグレーションサービス」と「DXソリューションサービス」の2つのサービスに区分。前期2023年11月期実績で売上高の86.5%を占めるシステムイングレーションサービスでは、システムインテグレーション、サーバ/ネットワーク設計構築、システム運用・保守サービス等、プロジェクトマネジメントを行っている。公共・通信・金融分野の開発実績やノウハウの蓄積が強みで、中央省庁向け年金システム、地方自治体予算管理システムなどを手掛けた。顧客との長期的な取引を継続しており、主要顧客である大手メーカー及び上場企業からの受注が全体の約72.3%(うち富士通グループ17.8%、日立グループ14.6%、NTTグループ9.4%、NECグループ6.9%、その他上場企業)を占め、安定的な成長を実現している。
一方、同13.5%を占めるDXソリューションサービスでは、デジタルブックの制作・配信サービス「Wisebook」を提供するデジタルマーケティングソリューション、2D/3D CADソフト「DynaCAD」および建設現場における足場の仮設計画図等のCAD製図サービスを提供する図面DXソリューションサービス、自社開発のクラウドサービスを展開するクラウドソリューションサービスを提供。Wisebookは低額・単月のプランから顧客に応じたカスタマイズまで対応しており、大手企業とOEM提携(NTTドコモ、キンコーズ)も行っている。また、DynaCADシリーズは発売開始から30年以上使われ続けており、国内11県庁・約200自治体で導入されている。
2024年11月期第3四半期累計の売上高は前期比10.1%増の3,871百万円、営業利益は同4.1倍の166百万円で着地した。第3四半期累計売上高・営業利益ともに過去最高を更新。システムインテグレーションサービスでは、「公共」「エネルギー」「運輸物流」分野のニーズを背景に主要顧客からの受注が堅調に拡大、大型案件受注による運輸物流での売上拡大も寄与した。また、DXソリューションサービスでは、高収益率のデジタルマーケティング、図面DXへの選択と集中を強化。Wisebookバージョンアップ案件の受注により売上高が拡大し、「DynaCADシリーズ」の販売保守及び、紙図面の電子化サービスや足場図面のCAD製図サービスの売上が堅調に推移した。通期の売上高は前期比9.9%増の5,260百万円、営業利益は同2.4倍の200百万円を見込んでいる。
同社は独立系システムインテグレーターとして、1990年の創業以来、30年を超える実績を積み重ねて幅広いITサービスを提供してきた。中期経営計画では2025年11月期の売上高60億円、営業利益率5%を発表していたが、2030年に向けた数値目標も開示しており、2030年までに売上高100億円、営業利益率10%を目指す。着実で安定的な成長が見込まれるシステムインテグレーションサービスは強固な顧客基盤を活かしてCAGR7%と安定成長を掲げ、DX市場の拡大を追い風にDXソリューションサービスの戦略的な拡大成長を計画している。2025年にDXソリューションサービスの売上比率を全体の20%に引き上げ、2030年までに全体の30%以上まで比率を高めていくようだ。株主還元では配当性向30%以上を目安に安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としており、現段階で配当利回りで2.14%超を実現している。そのほか、同社はスタンダード市場の上場維持基準において流通株式比率は 41.9%で上場維持基準を充たしているが、「流通株式時価総額」が充足していない。「時価総額」の向上を中心に取り組んでおり、今後はM&Aによる業容の拡大・認知度の向上も積極的に実施していくようで、業績の底堅い成長が続くなか今後の動向に注目しておきたい。
MIT控股<4016>提供系統集成服務(開發、運營維護、基礎架構搭建等)以及解決方案服務(數字圖書、CAD、人臉識別等)。
信息服務業務屬於單一分部,但將業務領域劃分爲「系統集成服務」和「DX解決方案服務」兩項服務。在上一財年2023年11月期,營業收入的86.5%來自佔據主導地位的系統集成服務,該服務包括系統集成、服務器/網絡設計搭建、系統運營與維護服務等,進行項目管理。其在公共、通信、金融領域的開發實績和積累的專業知識是優勢,涉及中央部門養老金系統、地方自治體預算管理系統等。維持與客戶之間的長期合作關係,主要客戶包括大型製造商和上市企業,訂單來自這些客戶約佔整體的72.3%(其中富士通集團17.8%、日立集團14.6%、NTT集團9.4%、NEC集團6.9%、其他上市企業)實現穩定增長。
另一方面,佔13.5%的DX解決方案服務提供數字圖書製作和發佈服務的「Wisebook」數字營銷解決方案,2D/3D CAD軟件「DynaCAD」以及提供建築工地臨時搭建計劃圖等CAD繪圖服務的圖面DX解決方案,提供自主開發的雲服務的雲解決方案服務。Wisebook從低價單月套餐到根據客戶需求定製等均有不同選擇,還與大公司和OEM合作(NTT DoCoMo和金口公司)。此外,DynaCAD系列產品自推出以來已經使用了30年以上,在國內的11個縣級政府和約200個自治體中已實現部署。
2024年11月期第3季度累計營業收入同比增長10.1%,達到3,871百萬元,營業利潤增加至同比增長4.1倍的166百萬元。第三季度累計營業收入和營業利潤均創歷史新高。在系統集成服務方面,受「公共」、「能源」、「交通物流」領域需求的推動,來自主要客戶的訂單不斷增長,其中運輸物流領域的銷售增長也得到了貢獻。另外,在DX解決方案服務方面,加強高利潤率的數字營銷,以及加強對圖面DX的選擇和集中。通過Wisebook版本升級項目的訂單增加,銷售額也得到了擴大,「DynaCAD系列」產品的銷售和維護,紙質圖紙電子化服務以及足場圖紙CAD製圖服務的銷售都保持良好的增長。全年營業收入預計將增長9.9%,達到5,260百萬元,預計營業利潤將翻倍,達到200百萬元。
該公司作爲獨立的系統集成商,自1990年創立以來,已經積累了超過30年的業績,提供了廣泛的IT服務。在中期經營計劃中,宣佈了到2025年11月期實現銷售額60億日元,營業利潤率5%的目標,但同時還公佈了面向2030年的數字目標,計劃實現到2030年銷售額達到100億日元,營業利潤率達到10%。系統集成服務預計將實現CAGR 7%的穩定增長,利用強大的客戶基礎,DX市場的擴大將成爲DX解決方案服務戰略性擴展成長的有利條件。到2025年,DX解決方案服務銷售比例佔整體的20%,預計到2030年將超過整體的30%。在股東回報方面,公司將配當性向設定爲30%以上,以維持穩定和持續的配當政策,並且目前的配息率已經實現了超過2.14%的回報率。此外,該公司在標準市場的上市維持標準中,流通股比率達到41.9%,雖然達到了上市維持標準的要求,但「流通股票時價總值」卻不足。公司將重點致力於提高「時價總值」,並且將積極展開 M&A 以擴大業務規模和提升知名度,未來將繼續專注於業績穩健增長,值得關注未來發展動向。