トヨクモ<4058>は13日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が22.50億円、営業利益が8.41億円、経常利益が8.42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が5.82億円となった。2024年12月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率については記載していない。
同社が提供する「安否確認サービス」は、災害時に従業員等の安否確認を自動で行うクラウドサービスである。非常時においては、従業員等に適切な予防方法を周知する、定期的に体温の報告をしてもらうなど従業員の健康管理として活用したり、サプライチェーン等に納期の懸念があるかを確認するといった、BCP(事業継続計画)対策としても活用したりすることが可能なため、今後もサービスを利用される機会は拡大していくものと認識している。2024年9月には契約数が4,000を突破しており、交通広告、インターネット広告、テレビCM、展示会への出展等を通じて、安否確認サービスの知名度向上と普及を進めていくとしている。
同社が提供する「kintone連携サービス」は、サイボウズ<4776>の提供する「kintone」と連携することで、より便利に「kintone」を利用するためのクラウドサービスとなっている。「kintone」のアカウントを持っていない社外の取引先や顧客などとの情報共有を「よりセキュアに」「よりカンタン」に行うことができる機能「Toyokumo kintoneApp認証」の利用者数が2024年9月に累計で50万人を突破した。
同社が提供する「トヨクモ スケジューラー」は、従来のグループスケジューラーがもつ社内の日程調整に加えて、社外の人との日程調整もできる新しいコンセプトのスケジューラーとなっている。同サービスは日程調整を目的としたサービスであるため、業種や規模を問わず利用できるものであり、競合他社は多いものの市場規模は大きいと考えており、そのため、インターネット広告等を通じて、知名度向上に努めてきた。
2023年11月に設立した子会社であるトヨクモクラウドコネクトは、同社のビジネスモデルであるIT初心者の方でも簡単で安価に利用できるものとは異なり、主なターゲットとして自治体や大企業を想定し、業務パックというかたちで、kintoneをはじめとする複数のクラウドサービスを組み合わせたパッケージ製品を開発・提供することを目的としている。従来はBPOサービスを利用していた案件に対して、SaaSを活用することで、低コストでのシステム構築と業務の効率化を実現できるようなサービスの開発を進めている。
2024年12月期通期について、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が31.00億円(前回予想比3.3%増)、営業利益が11.00億円(同10.0%増)、経常利益が11.00億円(同10.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が7.60億円(同10.1%増)としている。
東京組<4058>在13日公佈了2024年12月第3季度(24年1月-9月)的合併財務報表。營業收入爲22.50億日元,營業利潤爲8.41億日元,經常性利潤爲8.42億日元,歸屬於母公司股東的季度淨利潤爲5.82億日元。由於從2024年12月第1季度開始製作季度合併財務報表,未提供與前一年同季度的增長率。
該公司提供的「安否確認服務」是一項在災難時自動進行員工等安否確認的雲服務。在緊急情況下,可用於員工健康管理,如告知員工適當的預防方法,定期報告體溫等,還可用作BCP(業務持續計劃)措施,確認員工健康及供應鏈等方面的交貨時間是否存在擔憂,因此預計未來服務的使用機會會繼續擴大。截至2024年9月,簽約數量已突破4,000,通過交通廣告、互聯網廣告、電視商業和展會等,致力於提高和推廣「安否確認服務」的知名度。
該公司提供的「kintone聯合服務」是通過與Cybozu<4776>提供的「kintone」進行協作,以更便利地使用「kintone」的雲服務。通過「Toyokumo kintoneApp認證」功能,以安全、便捷的方式與沒有「kintone」帳戶的外部交易夥伴和客戶共享信息,使用人數在2024年9月累計突破了50萬。
該公司提供的「Toyokumo Scheduler」是一種全新概念的日程安排工具,除了公司內部的日程安排外,還可以安排外部人員的日程。由於該服務旨在進行日程安排,可供各行業和規模使用,雖然競爭對手衆多,但市場規模龐大,因此一直致力於通過互聯網廣告等提高知名度。
成立於2023年11月的子公司Toyokumo Cloud Connect,與該公司傳統的面向IT初學者的業務模式有所不同,它主要針對地方政府和大企業,以「業務套餐」的形式開發和提供包括kintone在內的多項雲服務組合產品。繼續推進通過Saas取代BPO服務,實現低成本系統建設和業務效率優化的服務開發。
關於2024年12月年度業績,該公司在同一天發佈了合併業績預測的上調。預計年度銷售額爲310.00億日元(比上次預測增加3.3%),營業利潤爲110.00億日元(增長10.0%),經常性利潤爲110.00億日元(增長10.0%),歸屬於母公司股東的當期淨利潤爲76.00億日元(增長10.1%)。