日経平均は3日ぶりに反発。前日比39.36円高(+0.10%)の38761.02円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えている。
13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は47.21ドル高の43958.19ドル、ナスダックは50.68ポイント安の19230.73で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想に一致したため安心感に買いが先行し、堅調に寄り付いた。同時に、CPIを受け12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が強まったため相場は上昇。ダウは終日堅調に推移したが、ナスダックは終盤にかけ失速し下落に転じ、終了した。
米国株は高安まちまちだったが、前日の大幅安の反動などが先行して、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復する場面も見られたが、引き続き方向感には乏しく、買い一巡後は前日終値水準でのもみあいとなった。一方、ドルインデックスは23年11月1日以来の106.5水準まで上昇するなどドル独歩高の展開は継続。為替は1ドル155円90銭台まで円安ドル高が加速したことで、輸出関連銘柄の下支えとなった。
日経平均採用銘柄では、投資ファンドのオアシスが5%強保有したことが分かったことでメルカリ<4385>が上昇。証券会社によるポジティブなレポートを材料に三菱重<7011>や三井住友トラ<8309>が買われた。住友電工<5802>、古河電工<5801>など電線株の物色も続いた。このほか、クボタ<6326>、サッポロHD<2501>、富士通<6702>、パナHD<6752>、川崎重<7012>、ファナック<6954>などが買われた。
一方、大型公募増資を発表した関西電力<9503>が急落したほか、創業者などによる非上場化の提案を受けたと発表した7&iHD<3382>は小幅反落。24年7-9月期決算が携帯事業参入後初の営業黒字となった楽天グループ<4755>は買い一巡後にマイナス圏で推移。三越伊勢丹<3099>は、24年4-9月期業績は好調だったが、通期業績見通しを据え置いたことなどから材料出尽くし感が意識されて売られた。このほか、TOPPANホールディングス<7911>、住友ファーマ<4506>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>などがさえない。
業種別では、非鉄金属、卸売、機械、輸送用機器、倉庫・運輸関連などが上昇した一方、電気・ガス、石油・石炭、金属、陸運、小売などが下落した。
後場の東京市場は、トランプ次期政権への警戒感が引き続き強いことから、昨日同様、欧州投資家が参加し始める14時頃に日経平均が一段安となる可能性もあろう。一方、本日が決算発表のピーク日となることで個別物色の流れは活発となりそうだ。12時台には、高砂熱学工業<1969>、DIC<4631>、九州FG<7180>、13時台には、大王製紙<3880>、14時台には、東映<9605>、横浜ゴム<5101>、15時には、サンドラッグ<9989>、クレディセゾン<8253>、マクロミル<3978>、日本郵政<6178>、SMC<6273>、かんぽ生命保険<7181>、ゆうちょ銀行<7182>、コンコルディア<7186>、曙ブレーキ<7238>、荏原製作所<6361>、T&Dホールディングス<8795>、アサヒ<2502>、マツキヨココ<3088>などが予定されている。
日經指數時隔三天反彈。較前一日上漲39.36日元(+0.10%),收於38761.02日元(成交量約爲10億8000萬股),結束了前場的交易。
13日的美股市場漲跌互見。道瓊斯指數上漲47.21美元,收於43958.19美元,納斯達克指數下跌50.68點,收於19230.73。由於10月份消費者物價指數(CPI)符合預期,市場產生了安心感,買入情緒先行,市場表現穩健。同時,CPI的影響下,12月聯邦公開市場委員會(FOMC)追加減息的預期加強,市場開始上漲。道瓊斯指數表現穩健,但納斯達克在尾盤開始減速並轉爲下跌,最終結束交易。
美股漲跌不一,但因前日大幅下跌的反彈,東京市場以買入爲主開始交易。日經指數一度回升至39000日元台,但持續缺乏方向感,買入過後處於前日收盤價水平的橫盤整理中。另一方面,美元指數自2023年11月1日以來上漲至106.5,美元強勢持續。由於匯率加速至1美元155.90日元,推動了出口相關股票的支撐。
在日經指數成分股中,因投資基金Oasis持有超過5%的消息,Mercari<4385>上漲。基於證券公司發佈的積極報告,三菱重工<7011>和三井住友信託<8309>受到買入。住友電工<5802>、古河電工<5801>等電線股的買盤也持續。此外,Kubota<6326>、札幌HD<2501>、富士通<6702>、Panasonic HD<6752>、川崎重工<7012>、發那科(adr)<6954>等也受到了買入。
另一方面,宣佈大型公募增資的關西電力<9503>急速下跌,另外受創始人等非上市化提案影響的7&i HD<3382>小幅回落。預計24年7-9月期業績將是移動業務入駐後的首次經營盈利的Rakuten inc.<4755>在買入過後維持在負區間。三越伊勢丹<3099>雖然24年4-9月期業績良好,但由於全年業績預測保持不變等原因,市場感到利好出盡而被拋售。此外,TOPPAN控股<7911>、住友製藥<4506>、激光科技<6920>、SUMCO<3436>等表現不佳。
按行業板塊來劃分,有色金屬、批發、機械、運輸設備、倉庫和運輸相關等行業上漲,另一方面,電力、石油和煤、金屬、公路運輸、零售等行業則出現下跌。
後場的東京市場因對特朗普未來政府的警惕感依然強烈,因此,和昨天類似,可能在14時歐洲投資者開始參與時,日經指數再度下跌。另一方面,今天將是業績發佈的高峰日,因此個股的買入活動預計將活躍。12點左右,日立熱學工業<1969>、DIC<4631>、九州FP<7180>,1點左右,大王造紙<3880>,2點左右,東映<9605>、橫濱橡膠<5101>,3點時,三德藥品<9989>、Crédit Saison<8253>、宏碁萬年青(Macromill)<3978>、日本郵政<6178>、SMC<6273>、郵儲銀行<7182>、Concordia<7186>、曙光制動<7238>、荏原製造所<6361>、T&D控股<8795>、朝日<2502>、松基小子<3088>等業績發佈預計將進行。