日経平均は3日続伸。前日比214.81円高(+0.54%)の39748.13円(出来高概算10億9000万株)で前場の取引を終えている。
11日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は304.14ドル高の44293.13ドル、ナスダックは11.99ポイント高の19298.76で取引を終了した。トランプ次期政権による規制緩和や成長優先策を期待した買いが継続し、寄り付き後、上昇。その後、ベテランズデーの祭日に伴い債券市場休場で材料難となる中、ローテーションにより小型株が買われた一方でハイテクが売られ、ナスダックは一時下落に転じた。ダウは終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新、相場全体を支えナスダックもプラス圏を回復し終了。
堅調な米国株を受けて、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は小幅高でスタートした後は、39866.72円まで上昇する場面が見られたものの、値がさ半導体株が弱かったことから上値の重い展開となった。ただ、決算発表銘柄への物色は続き、プライム市場の売買代金は2.2兆円と売買代金は引き続き膨らんだ。
日経平均採用銘柄では、米労働市場の改善で今期一転して増益予想となったリクルートHD<6098>が上昇し上場来高値を更新。3メガバンクの純利益が2兆円超と報じられたことで、みずほ<8411>、三井住友<8316>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が上昇。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、古河電工<5801>、日産自動車<7201>、三菱自動車工業<7211>、スズキ<7269>などが上昇した。
一方、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がさえなかったことで、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が下落したほか、スクリーンHD<7735>は半期報告書提出期限の延長が嫌気された。また、DOWA<5714>は通期経常利益見通しを上方修正したが、市場コンセンサスに届かなったことで下落。このほか、川崎汽船<9107>、東レ<3402>、日立<6501>、太平洋セメント<5233>などがさえない。
業種別では、ゴム、輸送用機器、サービス、銀行、保険などが上昇した一方、海運、電気機器、繊維の3セクターのみ下落した。
為替は1ドル154円をつける場面も見られたが、輸出関連銘柄への追い風とはなっていない。後場の東京市場は、前場以上に決算発表銘柄に関心が向かい、日経平均は方向感に乏しい展開となろう。
取引時間中の決算発表銘柄は下記の通り、12時台には、鹿島建設<1812>、日産証券G<8705>、13時台には、SBSホールディングス<2384>、清水建設<1803>、ADEKA<4401>、JUKI<6440>、高島<8007>、14時台には、大和ハウス<1925>、三井住建道路<1776>、ヤクルト本社<2267>、住友大阪セメント<5232>、岩谷産業<8088>、15時には、三井住友建設<1821>、熊谷組<1861>、日揮HD<1963>、サッポロHD<2501>、サントリーBF<2587>、東京製綱<5981>、シャープ<6753>、長谷工コーポレーション<1808>、INPEX<1605>、出光興産<5019>、NXHD<9147>、太平洋セメント<5233>、住友金属鉱山<5713>、セイコーグループ<8050>などが予定されている。
日經平均連續第3天上漲。以39748.13日元(成交量約10億9000萬股)比前一日上漲214.81日元(+0.54%)結束了上午交易。
美國股市在11日繼續上漲。道瓊斯指數收高304.14點至44293.13點,納斯達克指數收漲11.99點至19298.76點。由於市場期待特朗普未來政府放鬆監管和優先發展政策,買盤持續增加,盤中盤後均呈現上漲趨勢。然而,受到退伍軍人紀念日假期債券市場休市的影響,消息面受限,此時出現了對小盤股追捧,而科技股被拋售,納斯達克指數一度下跌。道瓊斯指數持續強勢,創下連日曆史新高,全面提振市場,納斯達克指數也重回正收盤。
受到強勁的美國股市影響,東京市場在稍顯買盤優勢下開始交易。日經平均指數雖小幅高開,但在達到39866.72日元后出現半導體股疲軟,導致上漲受到阻礙。不過,對業績公佈的個股持續關注,主板市場成交額達2.2萬億日元,繼續擴大。
日經平均採用的股票中,受到美國勞工市場改善的影響,前一季度一反常態預測盈利增加的Recruit HD(6098)上升並創下上市歷史新高。報道稱三家大型銀行淨利潤超過2萬億日元,三菱UFJ金融集團(8306)等股票出現上漲。此外,瑞薩電子(6723)、古河電機(5801)、日產汽車(7211)、三菱汽車(7211)、鈴木(7269)等股票也出現上漲。
然而,由於費城半導體指數(SOX指數)表現平平,半導體股如Lazertec(6920)、Advantest(6857)、Disco(6146)、東京電子(8035)等下跌,而史賓HD(7735)因半年報提交期限延長遭受壓力。此外,DOWA(5714)雖上調全年常態利潤預期,卻未達到市場共識,股價下跌。另外,川崎汽船(9107)、東麗工業(3402)、日立(6501)、太平洋水泥(5233)等也表現疲軟。
按行業板塊計算,橡膠、運輸設備、服務、銀行、保險等行業漲幅較大,而海運、電子設備、紡織等3個板塊出現下跌。
雖然匯率一度探至1美元兌換154日元,但未對出口相關股票產生推動力。下午時段的東京市場更多將關注點放在業績公佈的個股上,料日經平均指數將呈現缺乏明顯方向的走勢。
在交易時間中,以下是業績公佈股份:12時:鹿島建設(1812)、日產證券G(8705);13時:SBS控股(2384)、清水建設(1803)、ADEKA(4401)、JUKI(6440)、高島(8007);14時:大和房屋(1925)、三井住建道路(1776)、Yakult本社(2267)、住友大阪水泥(5232)、巖谷產業(8088);15時:三井住友建設(1821)、熊谷組(1861)、日援HD(1963)、Sapporo HD(2501)、三得利BF(2587)、東京制繩(5981)、夏普(6753)、長谷工公司(1808)、INPEX(1605)、出光興產(5019)、NXH(9147)、太平洋水泥(5233)、住友金屬礦山(5713)、精工集團(8050)等。