クラボウ<3106>は7日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.1%減の718.45億円、営業利益が同9.4%増の42.41億円、経常利益が同12.7%増の51.00億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同35.8%増の34.25億円となった。
繊維事業の売上高は前年同期比4.2%減の236.50億円、営業利益は0.35億円(前年同期は3.73億円の損失)となった。糸は、国内インナー向け等は前年同期並みに推移したが、ブラジル子会社とタイ子会社の販売が堅調に推移し、増収となった。テキスタイルは、国内、中国子会社ともにカジュアル素材の受注が減少し、減収となった。繊維製品は、暑熱環境下におけるリスク低減の管理システム「Smartfit(スマートフィット)」は販売が増加したが、カジュアル向け製品の受注が減少し、減収となった。
化成品事業の売上高は同11.4%増の325.92億円、営業利益は同41.8%増の23.12億円となった。軟質ウレタンは、自動車内装材向けの受注が、中国子会社では低調に推移したものの、国内では自動車生産の回復などに伴い順調で、原料価格や労務費の価格転嫁も進めた結果、増収となった。機能樹脂製品は、半導体製造装置向け高機能樹脂製品の受注が回復し、また、太陽電池向け機能フィルムの受注が好調で、増収となった。住宅用建材は、断熱材の販売が低調に推移したが、集合住宅向けプレキャストコンクリート製品の受注が増加し、増収となった。不織布は、前年同期並みとなった。
環境メカトロニクス事業の売上高は同27.9%減の88.66億円、営業利益は同34.9%減の10.52億円となった。エレクトロニクスは、半導体業界向け液体成分濃度計が好調に推移したが、子会社のウェハー洗浄装置の販売台数が減少し、減収となった。エンジニアリングは、半導体業界向け薬液供給装置が低調に推移したが、排ガス処理設備などが順調で、また、子会社でも産業設備の大型案件があり、増収となった。バイオメディカルは、撹拌脱泡装置などが堅調で、前年同期並みとなった。この結果、前期に工作機械等の製造販売を行っていた子会社の全株式を譲渡した影響もあり、減収減益となった。
食品・サービス事業の売上高は同7.8%増の48.73億円、仕入コストの上昇等の影響もあり、営業利益は同20.1%減の2.17億円となった。食品は、成型スープの販売が低調に推移したが、即席麺具材などは順調で、増収となった。ホテル関連は、好調な国内旅行やインバウンド需要の影響により宿泊やレストランが順調で増収となった。
不動産事業について、不動産賃貸の売上高は同1.3%減の18.62億円、租税課金等の増加もあり、営業利益は同4.4%減の11.86億円となった。
2025年3月期通期については、売上高が前期比1.8%増の1,540.00億円、営業利益が同4.5%増の96.00億円、経常利益が同6.0%増の108.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.3%増の75.00億円とする8月7日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
また、2025年3月期の期末配当予想について、1株当たり90.00円(前回予想に対して30.00円の増配)とし、中間配当60.00円と合わせて年間150.00円とすることを発表した。
克慮投資<3106>於7日發佈了2025財年第2季度(24年4月-9月)的合併業績。營業收入爲718.45億日元,較去年同期下降1.1%,營業利潤同比增長9.4%至42.41億日元,經營利潤同比增長12.7%至51.00億日元,歸屬於母公司股東的中間淨利潤同比增長35.8%至34.25億日元。
紡織業務的營業收入爲236.50億日元,較去年同期下降4.2%,營業利潤爲0.35億日元(去年同期虧損3.73億日元)。紗線部分國內內衣銷售等保持與去年同期基本持平,但巴西子公司和泰國子公司的銷售表現強勁,實現了增長。紡織品,國內及中國子公司的休閒面料訂單減少,收入下降。纖維製品,在炎熱環境下降低風險的管理系統「Smartfit(智能貼合)」銷售增加,但休閒產品訂單減少,收入下降。
化學品業務的營業收入同比增長11.4%至325.92億日元,營業利潤同比增長41.8%至23.12億日元。軟聚氨酯,雖中國子公司訂貨低迷,國內汽車內飾材料訂貨穩步增長,由於原材料價格和勞動力成本的提價,實現了增收。功能樹脂製品,半導體制造設備高功能樹脂製品訂單復甦,同時太陽能電池用功能膜訂單強勁,實現了增收。住宅建材,隔熱材料銷售低迷,但多戶住宅用預製混凝土產品訂單增加,增收。非織造布與去年同期持平。
環境機電業務的營業收入同比下降27.9%至88.66億日元,營業利潤同比下降34.9%至10.52億日元。電子業務,半導體行業液體濃度計銷售良好,但子公司晶圓清洗設備銷售臺數減少,收入下降。工程業務,半導體行業化學液體供應設備銷售低迷,但尾氣處理設備等表現良好,同時子公司也有工業設備大型訂單,實現增收。生物醫療部門,攪拌除泡設備等表現穩健,與去年同期基本持平。因上一財年轉讓子公司工作機械製造銷售的全部股份的影響,導致收入和利潤下降。
食品與服務業務的營業收入同比增長7.8%至48.73億日元,受採購成本上升等影響,營業利潤同比下降20.1%至2.17億日元。食品部分成型湯銷售低迷,即席面原料等表現良好,實現增收。與酒店相關的部分,受益於國內旅遊和入境需求的良好表現,住宿和餐廳業務表現良好,實現增收。
關於房地產業務,房地產租賃業務的營業收入下降1.3%至18.62億日元,受稅費增加等影響,營業利潤下降4.4%至11.86億日元。
關於2025財年全年,預計營業收入爲1,540.00億日元,同比增長1.8%,營業利潤同比增長4.5%至96.00億日元,經常性利潤同比增長6.0%至108.00億日元,歸屬於母公司股東的當期淨利潤同比增長11.3%至75.00億日元,維持了於8月7日上調的合併業績預測。
另外,關於2025財年期末股利預測,每股90.00日元(較上次預測增加30.00日元),加上中期股利60.00日元,年度總額爲150.00日元的分紅派息計劃已公佈。