■要約
プログリット<9560>は英語学習にコーチングという手法を用い、短期間で学習者の英語力を伸ばす「英語コーチングサービス」とシャドーイング音声を添削する「サブスクリプション型英語学習サービス」(以下、サブスクサービス)を提供するビジネスモデルを展開している。英語コーチングサービスの受講者数は累計20,000名を超える(2024年7月末時点)。英語が話せないというだけで、70億人とのコミュニケーションや世界での仕事を諦める事態にならないよう、コーチングサービスを通じてあらゆる人々にスキルや自信を提供し、一人でも多くの人が、世界で自由に活躍するための環境を実現できるよう、質の高いサービスを展開している。
1. 2024年8月期の業績概要
2024年8月期の業績は、売上高が4,453百万円(前期比47.3%増)、売上総利益が3,199百万円(同49.5%増)、営業利益が824百万円(同65.8%増)、経常利益が817百万円(同65.7%増)、当期純利益が610百万円(同69.1%増)と、売上高・各利益ともに過去最高を更新した。2024年4月に発表した上方修正後の業績予想に対する達成率は、売上高は104.8%、売上総利益は105.6%、営業利益は109.9%、経常利益は110.4%、当期純利益は113.0%といずれも予想を越えた。同社サービスの強みである、専任コンサルタントとの伴走型学習メソッドや、機能の充実した英語学習アプリを訴求するために認知広告を展開し、「プログリット(PROGRIT)」や「シャドテン(SHADOTEN)」といったサービス名を潜在顧客に第一想起してもらうことで新規契約数を伸ばす戦略を進めた。継続的な需要が見込める法人研修市場においては、大企業を中心に積極的に顧客開拓し、需要増に応えるべく計画を上回るコンサルタント数を確保した。特に第3四半期に大きな増員を行ったが、社内教育により早期に戦力化して需要の増加に対応した。その成果もあって英語コーチングサービスの売上高は2,983百万円(同42.6%増)、サブスクサービスの売上高は1,469百万円(同57.8%増)と前期比で大きく伸長した。
2. 2025年8月期の業績見通し
2025年8月期の業績は、売上高5,700百万円(前期比28.0%増)、売上総利益4,115百万円(同28.6%増)、営業利益1,070百万円(同29.8%増)、経常利益1,072百万円(同31.2%増)、当期純利益784百万円(同28.5%増)と引き続き増収増益を見込む。売上高については主力の英語コーチングサービスにおいて、認知度向上策やグローバル企業を中心とした法人開拓に注力して20~25%の成長を目指し、サブスクサービスでも認知拡大やプロダクト改善などにより35~45%の高成長を目標に掲げる。利益面では、各段階利益において前期と同程度の利益率を見込んでいる。営業利益については業績予想を達成することで初めて10億円の大台に達することから、同社はマイルストーンの1つとして意識しており、計画達成意欲はこれまで以上に強いようだ。
3. 今後の成長戦略
同社は2024年8月期の決算発表にあたり、あらためて今後の成長戦略を明らかにした。「英語コーチングサービス」「サブスクサービス」「M&A」の3つの分野別に重点施策を示している。これら施策の展開により売上・利益面ともに毎期30%程度の成長を実現し、東京証券取引所(以下、東証)プライム市場への移行を目指す。英語コーチングサービスについては、ブランディング強化による認知拡大、法人向けビジネスの強化、データ活用によるサービス品質の向上を重点施策として進める。サブスクサービスについては、長期的な利用促進に向け、各プロダクトの改善を進め、機能改善やコンテンツの充実を図る。M&Aについては、同社の事業領域拡大に資する事業を展開し、同社既存サービスと補完関係を確立しシナジーが期待できるM&A先を、慎重に見極めていく考えだ。
■Key Points
・2024年8月期は増収増益で、売上高・各利益ともに過去最高を更新
・英語コーチングサービス、サブスクサービスともに成長が著しく、引き続き好調な伸びに期待
・2025年8月期も増収増益を計画し、営業利益は10億円の大台達成を目指す
・既存事業の拡充と新規領域への進出を推進し、さらなる成長を目指す
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■概要
PROGRIT(プログリット)採用輔導英語學習的方法,通過提供「英語輔導服務」和潤色「訂閱式英語學習服務」(以下簡稱訂閱服務),在短時間內提高學員的英語能力。英語輔導服務的學員人數累計超過20,000名(截至2024年7月底)。爲了避免僅因不能說英語而放棄與70億人溝通和在世界各地工作的情況,公司通過輔導服務向所有人提供技能和信心,讓儘可能多的人在世界範圍內自由發揮,並提供優質服務。
1. 2024年8月期業績概要
2024年8月期的業績顯示,營業收入爲4,453百萬元(同比增長47.3%),營業總利潤爲3,199百萬元(同比增長49.5%),營業利潤爲824百萬元(同比增長65.8%),常態盈利爲817百萬元(同比增長65.7%),當期淨利潤爲610百萬元(同比增長69.1%),營業收入和各項利潤均創下歷史新高。根據2024年4月公佈的業績上調財務預測,營業收入達到104.8%,營業總利潤達到105.6%,營業利潤達到109.9%,常態盈利達到110.4%,當期淨利潤達到113.0%,均超出預期。公司通過專職顧問協助學習和提供豐富功能的英語學習應用等服務優勢,展開認知廣告,以「PROGRIT(PROGRIT)」和「SHADOTEN(SHADOTEN)」等服務名稱讓潛在客戶首先想到,採用擴大新簽約數的戰略。在預期有着持續需求的企業培訓市場上,主要積極開發大企業客戶,爲了滿足增長需求,公司保障了超出計劃的顧問數量。特別是在第三季度進行了大規模擴充,通過內部培訓及時增強實力以應對增長需求。這些努力帶來了英語輔導服務營業收入爲2,983百萬元(同比增長42.6%),訂閱服務營業收入爲1,469百萬元(同比增長57.8%)的大幅增長。
2. 2025年8月期業績預期
2025年8月期預期實現營業收入5,700百萬元(同比增長28.0%),營業總利潤4,115百萬元(同比增長28.6%),營業利潤1,070百萬元(同比增長29.8%),常態盈利1,072百萬元(同比增長31.2%),當期淨利潤784百萬元(同比增長28.5%)。公司繼續預計實現增收增益。對於營業收入,主要集中在主力的英語輔導服務,致力於提高認知度並側重於全球企業和拓展企業客戶,旨在實現20~25%的增長;對於訂閱服務,公司設定了35~45%的高增長目標,通過擴大認知和產品改進等措施。在利潤方面,預計各利潤階段的利潤率與上期相當。對於營業利潤,公司意識到實現業績預期後才有機會達到10億日元的大關,將其作爲里程碑之一,計劃實現意欲強烈。
3.未來的增長戰略
公司在2024年8月財務報告中明確了未來的增長戰略。針對「英語輔導服務」、「訂閱服務」和「併購」三個領域,提出了重點措施。通過上述措施的實施,公司將實現每期約30%的營收和利潤增長,並將目標轉入東京證券交易所(以下簡稱東證)主板市場。針對英語輔導服務,公司將專注於強化品牌,擴大認知,加強企業業務,通過數據利用提升服務質量作爲重點措施推進。針對訂閱服務,公司將推進長期使用促進,改善各產品,通過功能改進和內容豐富化來達成35~45%的高增長目標。對於併購,公司計劃發展有助於擴展公司業務領域的業務,與公司現有服務形成互補關係,並謹慎選擇能夠期待協同效應的收購對象。
■Key Points
2024年8月財年實現營業收入和利潤的增長,並創下歷史最高水平
英語輔導服務和訂閱服務都呈現顯著增長,繼續期待良好增長
2025年8月財年也計劃實現營業收入和利潤的增長,旨在實現10億元的營業利潤目標
推動現有業務的擴張和進軍新領域,以實現進一步增長
(編輯:FISCO分析師村瀬智一)