加藤製作所<6390>は30日、同社が製造する空港用ブラシ式除雪車「スノースイーパ」を、いわて花巻空港(岩手県)に納車したと発表。
いわて花巻空港は奥羽山脈の東側に位置しており、例年多くの降雪が見られる。こうした環境下で、スノースイーパは空港のスムーズな運航体制を支える重要な役割を果たしている。空港の滑走路や誘導路、航空機の待機場を効率的に除雪するために、役割の異なる除雪車両が連携して作業を行う。例えば滑走路では、まず除雪板を取り付けた車両が雪を滑走路の両側に押しのける。その後スノースイーパが、滑走路上の取り切れなかった雪や氷を車体前方の除雪ブラシで掻き出し、車体中央部に搭載されたブロワーでそれらを滑走路の端に吹き飛ばす。最後に、別の車両がその雪を滑走路外へ排出することで、効率的で確実な除雪が可能となり、空港の安全な運航を支える。
スノースイーパは現在、北海道や東北6県を含む国内の35空港に配備され、各地で稼働している。
同社は、建設用クレーンや油圧ショベルを主力製品としながらも、それに加えて「特装車」と呼ばれる特殊用途向けの車両も数多く製造している。特装車には、さまざまなニーズに応える車両が含まれている。例えば、路面清掃車は道路や空港、工場などの清掃を行い、万能吸引車は砂利や汚水、泥土を吸引する。また、クローラキャリアは、不整地や軟弱地での土砂や瓦礫の運搬に適している。
今後もインフラ整備に役立つ製品開発を継続し、事業を通じて社会に貢献するとしている。
加藤製作所<6390>宣佈30日將由該公司製造的機場用刷式除雪汽車「雪樓」交付到巖手縣的花巻機場。
花巻機場位於奧羽山脈的東側,每年都會有大量降雪。在這樣的環境下,「雪樓」扮演着支持機場順暢運營體系的重要作用。爲了有效地清除機場的跑道、引導道和飛機等待區的積雪,不同功能的除雪車輛進行協作作業。例如在跑道上,首先安裝了除雪板的車輛會把雪推到跑道兩側。然後「雪樓」會使用車體前部的除雪刷子清除跑道上未能清理乾淨的雪和冰,然後通過車體中央的吹雪機將它們吹到跑道的邊緣。最後,另一輛車會將這些雪排出跑道之外,以實現高效而可靠的除雪,支持機場的安全運營。
「雪樓」目前已部署在包括北海道和東北6個縣在內的國內35個機場,並在各地運營。
該公司雖然以建設用起重機和液壓挖掘機爲主力產品,同時還生產大量被稱爲「特裝車」的特殊用途車輛。特裝車包括滿足各種需求的車輛。例如,道路清掃車用於清掃道路、機場、工廠等,多功能吸塵車用於吸塵砂礫、污水、泥土。此外,履帶運輸車適用於在不平地和軟弱地進行土石和瓦礫的運輸。
將繼續開發對基礎設施建設有益的產品,並通過業務爲社會做出貢獻。