■物色の対象は主力株に変わるか
今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が－2.74％だったのに対して、グロース市場指数は－5.50％、グロース市場250指数は－5.47％と、グロース市場の弱さが目立った。衆議院議員総選挙に対する警戒感や足下の地合いの悪さなどが影響し、プライム市場以上に積極的な買いは手控えられ、売買代金は10営業日連続で1000億円を割り込んだ。25日の出来高は2.7億株と8月19日以来のボリュームとなったが、消去法的な100円前後の低位株売買が活発化したことが要因。時価総額が大きい主力株は総じて弱い相場展開となり、グロース市場250指数は、8月15日以来となる600ポイント割れとなった。
時価総額上位銘柄では、タイミー＜215A＞が上場来安値を更新したほか、決算発表後売られていたティーケーピー＜3479＞は年初来安値を更新。GENDA＜9166＞は10月2日の上場来高値2961円からの下落率が20％を超えた。夢展望＜3185＞、フルッタフルッタ＜2586＞、モダリス＜4883＞、ジェリービーンズグループ＜3070＞など100円以下の低位銘柄は、投資資金が向かい買われた。21日札証アンビシャスに上場した伸和ホールディングス＜7118＞の初値は、公開価格を7.3％下回る1530円となったほか、22日グロース市場に上場したSchoo＜264A＞の初値は、公開価格を10.3％上回る761円。23日プライム市場に上場した今年最大のIPOである東京地下鉄＜9023＞の初値は、公開価格を35.8％上回る1630円、25日プライム市場に上場したリガク・ホールディングス＜268A＞の初値は、公開価格を4.4％下回る1205円となった。
■市場の関心が高いIPOに期待
来週の新興市場は、10月27日の衆議院選挙の結果次第で一段安もありえよう。自民党、公明党の政権与党が過半数割れとなれば、プライム市場同様、売り優勢となるだろう。一方、政権与党が過半数を維持し、政権に対する警戒感が後退した場合、買戻し優勢となり、物色の対象が低位株から主力株に変わる可能性はある。ただ、投資家心理の弱さや期待される政策の柱が乏しいことなどから、仮に買戻し優勢となっても変化率はプライム市場に劣ると考える。GENDAやインテグラル＜5842＞など主力株を中心とした物色で、売買代金が1000億円を超えるしっかりとした地合いとなるかに注目したい。
来週は、28日に音声認識処理などを手掛けるHmcomm＜265A＞、29日にExpert AIを活用したAIプロダクトを手掛けるSapeet＜269A＞がそれぞれグロース市場に上場する。ともに市場の関心が高い銘柄のため、順調な初値形成や活発なセカンダリー投資が期待できよう。両銘柄が堅調だった場合、音声認識を手掛けるアドバンスト・メディア＜3773＞や、AI関連のAI inside＜4488＞、Laboro.AI＜5586＞、ヘッドウォータース＜4011＞のほか、直近IPOのAiロボティクス＜247A＞などに関心が向かう可能性はある。
■物色的目標是否會轉向主力股
本週新興市場下跌。與同時期的漲跌率相比，日經平均下跌2.74％，而成長市場指數下跌5.50％，成長市場250指數下跌5.47％，顯示出成長市場的疲弱。受衆議院議員大選警惕情緒和近期行情疲軟等影響，市場比主板市場更加謹慎買盤，成交額連續10個交易日跌破1000億日元。25日成交量爲2.7億股，創下自8月19日以來的新高，但主要是由消去法導致的100日元左右的低價股交易活躍所致。市值較大的主力股整體表現疲弱，成長市場250指數創下自8月15日以來的600點破位。
在市值排名前列的股票中，泰邁＜215A＞創下了歷史最低價，而在業績公佈後一直受到拋售壓力的TKP＜3479＞創下了年內最低價。GENDA＜9166＞從10月2日的歷史最高價2961日元下跌幅度超過20％。夢展望＜3185＞、弗拉弗拉＜2586＞、莫達利斯＜4883＞、果凍豆群＜3070＞等100日元以下的低價股受到資金青睞。21日在札布斯上市的Nobu Holdings＜7118＞開盤價比招股價低了7.3％至1530日元，而22日在成長市場上市的Schoo＜264A＞開盤價比招股價高出10.3％至761日元。23日在主板市場上市的今年最大規模的已上市新股東京地下鐵＜9023＞開盤價比發行價高出35.8％至1630日元，25日在主板市場上市的理學控股＜268A＞開盤價比發行價低了4.4％至1205日元。
■市場對已上市新股的期待高
下週新興市場可能會出現進一步下跌，取決於10月27日衆議院選舉的結果。如果自民黨和公明黨聯盟執政黨未能取得超過半數席位，那麼像主板市場一樣，賣盤將佔據上風。另一方面，如果執政聯盟保持過半數席位，市場對政權的擔憂有所減退，可能會出現買盤。然而，由於投資者情緒疲軟和預期政策支柱不明朗等因素，即使出現買盤，也認爲變化率將低於主板市場。主力股爲中心的GENDA和INTEGRAL＜5842＞等熱點股，值得關注成交額是否超過1000億日元，形勢是否穩定。
下週Hmcomm＜265A＞將於28日在成長市場上市，專門從事語音識別處理等業務；Sapeet＜269A＞將於29日在成長市場上市，專門利用Expert AI提供AI產品。由於市場對這兩隻股票的關注度很高，可以期待順利的開盤表現和活躍的二級市場投資。如果這兩隻股票表現良好，市場可能會關注從事語音識別的Advanced Media＜3773＞、AI相關的AI Inside＜4488＞、Laboro.AI＜5586＞、Headwaters＜4011＞等以及最近IPO的AI Robotics＜247A＞。
