■SDGsへの取り組み
デイトナ<7228>はSDGsに対しても積極的に取り組んでおり、化石燃料に代わる、または化石燃料使用量の軽減により環境へ貢献できる代替エネルギーの研究と、それを実用化するための商品開発などを行っている。SDGsの目標に則り、具体的に以下の取り組みを展開している。
(1) 自社太陽光発電設備から環境への取り組み
「7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「11. 住み続けられるまちづくりを」「13. 気候変動に具体的な対策を」に対し、自社太陽光発電設備から取り組んでいる。具体的には、2021年2月に「再エネ100宣言 RE Action」に参加し、再生可能エネルギー事業の一環として自社太陽光発電設備で発電した電力を活用し、同社及びグループ企業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄う取り組みを実行した。そのほか、2032年にFITが終了する同社本社の太陽光発電設備を継続運用することにより、「本社電力オフグリッド」を目指す。また、自社太陽光発電設備について、環境価値が付随した電力を安定して需要先に供給することや、自社設備を大規模停電時後に起こる地域復興時の電力源として活用するための検討も進めている。なお、2021年11月に気候変動テックで脱炭素社会に貢献するアスエネと連携し、2022年6月にはアスエネの再生可能エネルギー100%電力を同社本社及びダートフリーク本社に導入し、ほかのグループ施設へは同社太陽光発電所トラッキング付非化石証書を割り当てることで、同社グループの全使用電力の脱炭素化を実現した。
(2) 脱炭素エネルギー・化石燃料の代替燃料として水素生成装置開発の取り組み
「4. 質の高い教育をみんなに」「7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「9. 産業と技術革新の基礎をつくろう」「11. 住み続けられるまちづくりを」「12. つくる責任つかう責任」に対し、新エネルギーの開発を行っている。具体的には、水素化ホウ素ナトリウム(SBH)によるオンデマンド水素生成装置や、オンデマンド水素生成による非常用エンジン発電機について、大学と共同で研究を進めている。そのほか、水素生成装置から出る副生成物をリサイクルすることで、SBHとして再生する研究なども進めている。なお、水素ガス生成によるエンジン発電機においては、2021年4月に特許登録している(件名「水素ガス生成装置 並びにこれを適用した内燃機関 並びにこの内燃機関を駆動源とする発電機」)。
(3) 地域貢献:観光協会との観光パートナー協定による取り組み
「3. すべての人に健康と福祉を」「8. 働きがいも経済成長も」「11. 住み続けられるまちづくりを」「17. パートナーシップで目標を達成しよう」に対し、2019年8月より設楽町観光協会と観光パートナー協定を結び取り組みを行っている。2023年8月には(一社)渥美半島観光ビューロー(愛知県田原市)と観光パートナー協定を締結した。これは、プロモーション活動にあたり相互支援協力し、地域の活性化を図るとともに、バイクライダーへの情報発信、同社が掲げるバイク文化の創造を周知する取り組みを推進するものだ。具体的には、バイクライダーの楽しめる「こと」を田原市が企画・情報発信することで、バイクライダーの誘致を図る。また、同社側でも、渥美半島観光ビューローが目標としている「バイクライダーに優しい街」において住民のバイクライダーに理解を深めてもらうために、ダートフリークによるキッズ電動バイク体験などの企画を検討している。こうした取り組みにより持続可能な観光業を促進する。
(4) 使用済みオートバイアフターパーツ、純正部品再利用の取り組み
「9. 産業と技術革新の基礎をつくろう」「12. つくる責任つかう責任」「13. 気候変動に具体的な対策を」「17. パートナーシップで目標を達成しよう」に対し、通常廃棄される使用済みオートバイアフターパーツや純正部品を、パートナー会社並びにユーザーから仕入れ、同社のノウハウの下、適正な処理を施し顧客に活用してもらう取り組みを行っている。2024年からは商品パッケージを統合し、環境配慮素材へ移行する方針だ。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■SDGs的努力
デイトナ<7228>積極參與實現SDGs目標,致力於研究替代能源以取代化石燃料,或通過減少化石燃料使用量來爲環境做貢獻,並進行商品開發以實現這一目標。根據SDGs的目標,公司具體展開如下工作。
(1) 公司光伏太陽能發電設施所做的環境工作
針對「7. 爲所有人提供清潔能源」,「11. 打造宜居城市」,「13. 採取具體行動應對氣候變化」的目標,公司通過自家太陽光發電設施進行努力。具體來說,在2021年2月加入了「再生能源100宣言RE Action」,作爲可再生能源業務的一部分,利用自家太陽光發電設施發電並將其應用於公司及群企業,使其全部用電100%來自可再生能源。此外,繼續運營於2032年停止FIT資格的公司總部太陽光發電設施,以實現「總部電力脫離電網」的目標。同時,公司也在推進關於其自家太陽光發電設施的一系列研究,如穩定向需求方供應附帶環境價值的電力,以及考慮將自家設施作爲大規模停電後的地區恢復時的電力來源。值得一提的是,在2021年11月,公司與氣候技術公司Asenne合作,於2022年6月向公司總部以及Dirt Freak總部引入了Asenne公司100%的可再生能源電力,並通過向其他群設施分配公司太陽光發電所帶有追蹤的非化石認證書,實現了公司群的全部用電脫碳。
(2) 發展脫碳能源和減少化石燃料的替代燃料,開發水素生成設備
針對「4. 爲所有人提供高質量教育」,「7. 爲所有人提供清潔能源」,「9. 奠定產業和技術創新的基礎」,「11. 打造宜居城市」,「12. 承擔創造責任和利用責任」的目標,公司正在進行新能源的開發。具體來說,公司與大學共同研究了利用硼氫鈉(SBH)進行的按需水素生成設備以及使用按需水素生成的應急發動機發電機。此外,公司也在推進利用水素生成設備產生的副產品進行再生爲SBH的研究。值得一提的是,在水素氣體發動機發電機方面,公司於2021年4月獲得了專利註冊(主題爲「水素氣體生成裝置及其應用於內燃機的這種內燃機驅動源以及發電機」)。
(3) 區域貢獻:與旅遊協會簽訂的旅遊合作協議
針對「3. 爲所有人提供健康與福祉」,「8. 實現良好工作和經濟增長」,「11. 打造宜居城市」,「17. 通過夥伴關係實現目標」的目標,公司自2019年8月起與設樂町旅遊協會簽訂旅遊合作協議並進行合作。2023年8月,與愛知縣田原市的渥美半島觀光局簽訂了旅遊合作協議。該協議旨在相互支持合作進行推廣活動,促進地區活躍化,並向摩托車騎手傳達信息,推動摩托文化創造。具體來說,田原市策劃併發布摩托車騎手可享受的「事」,以吸引摩托車愛好者。此外,爲加深居民對渥美半島觀光局設定的「摩托車騎手友好城市」的理解,公司考慮由Dirt Freak策劃兒童電動摩托車體驗等活動。通過這些舉措促進可持續旅遊業的發展。
(4) 實施了重新利用原廠部件的使用過的摩托車後備配件的舉措
針對「9.建立工業和技術革新的基礎」、「12.負責任制造,負責任使用」、「13.具體應對氣候變化」、「17.通過夥伴關係實現目標」等目標,從合作伙伴公司和用戶處收購通常被廢棄的使用過的摩托車後備配件和原廠部件,根據公司的專業知識進行適當處理,並努力讓客戶有效利用。從2024年開始,公司計劃整合產品包裝,並轉向環保材料。
(編輯:FISCO分析師村瀬智一)