2024年9月26日
株式会社SBI新生銀行
当行は、Nuveen Real Estate（米国ニューヨーク、Chief Executive Officer：Mike Sales、以下「NRE」）が関係する特定目的会社2社へ、高齢者施設等を裏付けとした不動産信託受益権取得を資金使途とするソーシャルファイナンスを実行しました。
NREは、米国教職員退職年金/保険組合（TIAA：Teachers Insurance and Annuity Association of America）傘下の運用部門として商業用不動産、住宅用不動産、インフラ、農地・森林等に投資を行っている世界有数の不動産投資運用会社です。NREは責任ある投資家として、投資を通じ、世界に対して永続的なインパクトを与えることを投資哲学としています。また、同社はサステナビリティをビジネス戦略の中心に位置づけた「Tomorrow’s world strategy」を策定し、2040年までにグローバルでのポートフォリオネットゼロを達成することを含む環境・社会インパクトの追求も掲げてビジネスを推進しています。同戦略のもと、日本では、高齢者向け住宅を中心に投資する1.5億米ドルのファンド「Japan Alternatives Living Fund」の展開により、良質な高齢者向け住宅の供給に貢献しています。
当行は本件のような社会課題への対処または軽減を目指してポジティブな社会的インパクトをもたらす取り組みに対し、資金調達面から積極的にサポートしてまいります。
＜SBI新生銀行サステナブルインパクト評価室によるソーシャルローン評価の概要＞
| 借入人 | 特定目的会社① | 特定目的会社② |
| 資金使途 | 以下の高齢者施設等を裏付けとした信託受益権取得 |
| 介護付き有料老人ホーム（東京都大田区） | 介護付き有料老人ホーム（東京都杉並区）
住宅型有料老人ホーム、障がい者グループホーム（千葉県松戸市）
住宅型有料老人ホーム（埼玉県川越市） |
| 本件の社会的意義 | 「高齢者が安心して日々の生活を送る住まいの確保」 入居者の観点：「高齢者が、施設入居をすることによる生活の質の向上」 入居者の家族の観点：「介護離職の減少」、「女性の社会参加の促進」 |
| 本件がもたらす社会的インパクトと社会的課題との整合性 | SDGsでは主に「目標 3：すべての人に健康と福祉を」、「目標 5：ジェンダー平等を実現しよう」、「目標 8：働きがいも経済成長も」に貢献すると評価した。
日本政府・自治体の高齢者のための住まいの供給、介護離職予防と防止、女性の社会参加促進の方針とも整合する。 |
| 本ファイナンスに関するその他の評価ポイント | ・対象施設では、テナントとして近隣の認可保育園の移転・入居を予定しており、乳幼児とその保護者へのポジティブなインパクト（女性活躍・男女共同参画の推進やワークライフバランスの実現等）の維持への貢献 | 千葉県松戸市の住宅型有料老人ホームに併設予定の障がい者グループホームへ、入居する障がい者やその家族へのポジティブなインパクト（自分らしい生活を送ることができる住まいの確保、女性活躍・男女共同参画の推進やワークライフバランスの実現等）創出への期待
・一部の対象施設における太陽光パネルの設置による環境配慮への取り組みの検討 |
※ 本ソーシャルローンは、特定の社会課題への対処やその軽減に資する事業や、社会的インパクトをもたらす事業に資金使途を限定したローンです。新生ソーシャルファイナンス・フレームワークについては、下記URLをご参照ください。
以上
2024年9月26日
SBI新生銀行股份有限公司
銀行已執行了一項社會融資，以Nuveen Real Estate（位於美國紐約，首席執行官：Mike Sales，以下稱爲"NRE"）涉及的兩家特定目的公司爲目標，用於收購以老年設施等爲抵押的房地產信託受益權。
NRE作爲隸屬於美國教師退休金/保險組合（TIAA：Teachers Insurance and Annuity Association of America）旗下的資產管理部門，是全球領先的不動產投資和管理公司，主要投資於商業地產、住宅地產、基礎設施、農田和森林等領域。NRE作爲負責任的投資者，通過投資實現對世界的持久影響，並將此視爲其投資哲學。此外，該公司制定了以可持續發展爲中心的"未來世界戰略"，旨在通過投資在全球的投資組合達到淨零目標，追求環境和社會影響的實現，並推動業務發展。在該戰略指導下，NRE通過展開總額1.5億美元的"日本另類生活基金"，主要投資於老年人住房，爲提供高質量的老年人住宅做出貢獻。
銀行將積極支持針對社會問題的解決或緩解，旨在帶來積極社會影響的舉措，從資金籌集方面提供支持。
| 借款人 | 特定目的公司① | 特定目的公司② |
| 資金用途 | 以下以高齡者設施爲依據取得信託受益權 |
| 帶護理的付費養老院（東京大田區） | 帶護理的付費養老院（東京杉並區）
住宅型付費養老院、殘障者群體住宅（千葉縣松戶市）
住宅型付費養老院（埼玉縣川越市） |
| 本事項的社會意義 | 確保老年人安心享受日常生活 入住者觀點：老年人通過住所入住提高生活質量 入住者家屬觀點：減少護理辭職，促進女性社會參與 |
| 這一事項與社會影響與社會問題的整合性 | 在可持續發展目標中，主要看重對「目標 3：爲所有人提供健康與福祉」，「目標 5：實現性別平等」，「目標 8：工作與經濟增長」做出貢獻
符合日本政府和地方政府爲老年人提供住房、防止護理辭職、促進女性社會參與的方針 |
| 其他有關此融資的評估要點 | ・受影響設施計劃作爲承租人，將鄰近的認可保育園遷址併入住，爲嬰幼兒及其監護人提供積極影響（促進女性參與社會、促進男女共同參與和實現工作與生活的平衡等） | 在千葉縣松戶市的住宅型付費養老院旁邊預定設立的殘障者團體之家，對入住殘障者及其家庭帶來積極影響（確保能夠過上自己想要的生活、推動女性參與、男女共同參與和實現工作與生活的平衡等）期望創造
・在部分目標設施考慮安裝太陽能電池板以推進環境保護 |
※ 這種社會貸款是針對特定社會問題的解決或緩解以及能帶來社會影響的業務的貸款，資金用途受限。請參閱以下URL了解新生社會金融框架。
以上。
