■株主還元策
コーア商事ホールディングス<9273>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、株主に対する利益還元は経営の重要課題と位置付け、「原則、毎年増配」を基本方針とする。従来は「安定した配当政策の実施」を基本方針としていたが、株主への利益還元を推し進める姿勢を明確にするため、2025年6月期より配当方針を変更した。一方で、将来にわたる企業成長と経営環境の変化に対応するために、必要な内部留保を充実させるとともに、今後も成長が見込まれる事業分野に経営資源を投入し、企業の持続的成長と中長期的な企業価値、株主価値の向上を目指す。
2024年6月期は、1株当たり年間配当金を13.0円と前期比1.0円の増配とし、2019年6月期から増配を続けている。2025年6月期も、14.0円と同1.0円の増配を計画する。配当性向は、2024年6月期が17.5%、2025年6月期も19.1%と、プライム市場の平均に比べて見劣りすることが課題であるが、同社グループでは成長分野に資金を投入することで、業績向上と増配の継続によって株主の期待に応える考えだ。
また、期末配当に加えて、株主優待制度を実施している。6月末日を基準に、200株以上の保有株主に対しQUOカード1,000円分を、また200株以上かつ1年以上継続保有する株主にはQUOカード2,000円分を贈呈する。同社の株式をできるだけ中長期にわたり保有してもらうことが狙いだ。
さらに、プライム市場の上場維持基準である流通株式比率35%以上を維持するために、今後も積極的なIR活動の実施や株主還元策など、引き続き持続的な企業価値向上に努める方針だ。弊社では、中長期の事業計画に従って、着実に業績拡大を継続することが何よりも重要であると考えており、今後も事業計画の進捗状況を注視したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
股東回報策略
科威商事控股股東回饋措施包括實施分紅派息。分紅的基本方針是將利潤回饋給股東,將利潤回饋視爲經營的重要課題,並將"原則上,每年遞增分紅"作爲基本方針。以前的基本方針是實施"穩定的分紅政策",但爲了明確推進利潤回饋給股東的立場,從2025年6月期開始修改了分紅方針。另一方面,爲了應對未來的企業增長和經營環境變化,充實必要的內部留存利潤,同時將管理資源投入到預期未來增長的業務領域,以實現企業持續增長和中長期企業價值的提升,以及股東價值的改善。
2024年6月期,每股年度分紅爲13.0日元,比上一期增加1.0日元,自2019年6月期開始持續增加分紅。2025年6月期,也計劃將分紅提高至14.0日元,比上一期增加1.0日元。分紅比率分別爲,2024年6月期爲17.5%,2025年6月期爲19.1%,相較於主板市場的平均水平略顯不足,但該公司集團計劃通過向成長領域投入資金,持續提高績效和分紅,以滿足股東期望。
此外,除期末分紅外,還實施股東優惠制度。以6月底爲基準,對持有200股以上的股東贈送價值1,000日元的QUO卡,對持有200股以上且已持有一年以上的股東贈送價值2,000日元的QUO卡。旨在儘可能讓股東長揸公司的股票。
此外,爲了維持主板市場的上市維持要求——流通股比率需維持35%以上,該公司將致力於繼續實施積極的IR活動和股東回饋措施等,以持續提升企業價值。我公司認爲,根據中長期商業計劃,穩步持續擴大業績至關重要,將繼續密切關注商業計劃的進展情況。
(作者:富士客座分析師國重希)