日経平均は反発。前日比258.22円高(+0.71%)の36461.44円(出来高概算7億4000万株)で前場の取引を終えている。
17日の米国市場はまちまち。ダウ平均は15.90ドル安(-0.04%)の41606.18ドル、ナスダックは35.93ポイント高(+0.20%)の17628.06、S&P500は1.49ポイント高(+0.03%)の5634.58で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開催で利下げ期待に寄り付き後、上昇。その後、8月小売売上高が市場予想よりも強かったことで、大幅利下げ期待がやや後退。FOMCを控えた警戒感や調整で相場は伸び悩んだ。ダウは史上最高値付近からの利益確定売りも見られ、下落に転じた。ナスダックは金利先安観に支えられ底堅く推移し、まちまちで終了。
米国株は高安まちまちで方向感に乏しかったが、為替が1ドル142円台まで円安ドル高が進んだことで、東京市場は買戻し優勢でスタートした。日経平均は反発したが、前日高値の36600円水準で上昇一服となり徐々に上げ幅を縮小。日本時間19日3時に発表されるFOMC結果に対する警戒感が先行し様子見ムードは強く、積極的な買いは手控えられた。
日経平均採用銘柄では、NY金価格が3営業日連続で高値を更新していることで、住友鉱<5713>、三菱マテリアル<5711>など資源関連株が買われたほか、円高一服を材料にマツダ<7261>、トヨタ自<7203>、日野自動車<7205>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>など自動車関連が上昇。このほか、クレディセゾン<8253>、T&Dホールディングス<8795>、りそなHD<8308>など昨日売られた金融株の一角が反発した。
一方、朝方、年初来高値を更新したIHI<7013>が続落したほか、同じく防衛関連銘柄の三菱重<7011>も売られた。このほか、京王電鉄<9008>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>、京成電鉄<9009>、JR西日本<9021>など鉄道株が総じて下落。また、三越伊勢丹<3099>、中外製薬<4519>、花王<4452>などが売られた。
業種別では、輸送用機器、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、ゴム製品、鉄鋼などが上昇した一方、陸運業、空運業、医薬品、食料品、水産・農林業などが下落した。
為替は1ドル141円40銭台と朝方比では80銭ほど円高ドル安に振れていることから、日本株の戻りは鈍くなっている。後場の東京市場は引き続き為替次第のため、上げ幅を消す可能性も意識しておきたい。前場のプライム市場の売買代金は1.6兆円に留まっており、FOMC発表を前に様子見ムードが強い。後場も商い閑散の相場付きとなりそうだ。
日經平均反彈。收盤時,上漲258.22日元(+0.71%)報36461.44日元,成交量約7.4億股。
17日美國市場表現不一。道瓊斯指數下跌15.90點(-0.04%)報41606.18點,納斯達克指數上漲35.93點(+0.20%)報17628.06點,標準普爾500指數上漲1.49點(+0.03%)報5634.58點。受聯邦公開市場委員會(FOMC)會議啓動減息預期影響,股市出現上漲。隨後,由於8月份零售銷售收入強於市場預期,減息預期有所減弱。市場對即將召開的FOMC會議保持警惕,股市受到調整影響,表現不佳。道瓊斯指數出現利潤了結賣壓,從歷史最高水平下跌。納斯達克指數受到利率下降預期的支撐,表現穩健,最終呈現出不一的走勢。
美國股市表現不一,方向感欠缺,但由於匯率走勢達到1美元兌換142日元以上,東京市場開盤時以回購爲主導。日經平均指數反彈,但在前一交易日的36600日元水平上漲後逐漸收窄漲幅。在日本時間19日3點公佈的FOMC結果前,市場保持謹慎態度,觀望情緒濃厚,積極買盤有所保留。
在日經平均指數成份股中,由於紐約黃金價格連續三個交易日上漲,住友礦業<5713>、三菱材料<5711>等資源相關股份受到追捧;此外,受到日元走強因素影響,馬自達汽車ADR<7261>、豐田自動汽車<7203>、日野自動車<7205>、本田<7267>、鈴木<7269>等汽車相關股份出現上漲。此外,昨日遭受拋售壓力的信貸澤孫<8253>、T&D控股<8795>、理想控股<8308>等金融股份中的一部分出現反彈。
另一方面,在早盤時,今年以來最高水平的IHI<7013>開始下滑,同樣是國防相關的三菱重工業股份<7011>也遭遇拋售。另外,鐵路股份總體下跌,包括京王電氣<9008>、小田急電氣<9007>、東武鐵路<9001>、京成電氣<9009>、西日本旅客鐵路<9021>等。另外,三越伊勢丹<3099>、中外製藥<4519>、花王<4452>等股份也遭受拋售。
按行業板塊劃分,運輸設備、石油和煤產品、倉儲和運輸業、橡膠及塑料製品、鋼鐵等股份上漲,而陸運、空運、醫藥品、食品、水產農林業等股份下跌。
由於匯率爲1美元兌換141日元40鼠標左右,相較於早盤出現了大約80鼠標的日元升值和美元貶值走勢,日本股市的反彈勢頭有所減弱。下午時段的東京市場仍然受匯率走勢影響,需要對漲幅消失的可能性保持警惕。午場主板市場的成交額僅爲1.6萬億日元,即將公佈的FOMC結果前,市場觀望情緒較濃烈。預計下午市場交易活躍度低,市場走勢不明朗。