エーザイ株式会社
Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA
エーザイ株式会社(本社 東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(北米以外ではMSD)は、このたび、エーザイ創製の経口チロシンキナーゼ阻害剤「レンビマ」(一般名:レンバチニブメシル酸塩)とMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ)に肝動脈化学塞栓療法(Transarterial Chemoembolization:TACE)を加えた併用療法について、切除不能な非転移性肝細胞がんに対する治療法として、TACE単独療法と比較して評価する臨床第Ⅲ相LEAP-012試験の初回中間解析結果を9月14日(中央ヨーロッパ夏時間)に欧州臨床腫瘍学会(European Society for Medical Oncology:ESMO)年次総会2024のPresidential Symposiumにおいて発表したことをお知らせします(抄録番号:LBA3)。
「レンビマ」と「キイトルーダ」にTACEを加えた併用療法(本併用療法)は、TACE単独療法と比較して、主要評価項目の一つである無増悪生存期間(Progression-Free Survival:PFS)について統計学的有意かつ臨床的に意義のある改善を示し、病勢進行または死亡のリスクを34%減少させました(HR=0.66 [95%信頼区間(Confidence Interval:CI)、0.51-0.84];p=0.0002)。PFSの中央値は、本併用療法群で14.6カ月(95% CI、12.6-16.7)であり、TACE単独療法群では10.0カ月(95% CI、8.1-12.2)でした。今回の解析では、もう一つの主要評価項目である全生存期間(Overall Survival:OS)についても、本併用療法は、TACE単独療法と比較して改善傾向を示しました(HR=0.80 [95% CI、0.57-1.11];p=0.0867)。OSデータは未成熟(immature)であり、今回の中間解析の時点では統計学的に有意な基準に達していませんでした。本解析でのフォローアップ期間の中央値は25.6カ月(範囲:12.6-43.5カ月)でした。試験は継続しており、OSのフォローアップは進行中です。なお、本併用療法の安全性プロファイルは、「レンビマ」と「キイトルーダ」の併用療法においてこれまでに報告されているものと同様でした。
マウント・サイナイ・アイカーン医科大学の肝臓がんプログラムディレクター兼医学教授のJosep Llovet博士は、「肝細胞がんは、世界におけるがんによる死亡の主な原因の一つであり、新たな治療法が求められています1,2。LEAP-012試験から得られたこれらの知見は、レンバチニブとペムブロリズマブにTACEを加えた併用療法が、切除不能な非転移性肝細胞がんの無増悪生存期間を延長する可能性を示唆しています」と述べています。
MSD研究開発本部グローバル臨床開発のバイスプレジデントであるGregory Lubiniecki博士は、「世界における肝細胞がんの罹患率は今後20年間で50%以上増えると予想されており、切除不能な非転移性肝細胞がんの患者さんに対する新たな治療法は限られています3。今回の中間解析結果は、早期段階を含めたこれらの患者さんに対する治療選択肢の探索への当社のコミットメントを示しており、既存のキイトルーダとレンビマそれぞれの単剤療法の適応症に加えて、キイトルーダとレンビマにTACEを加えた併用療法が切除不能な非転移性肝細胞がん患者さんに対する新たな治療選択肢となる可能性があることに勇気づけられています」と述べています。
Eisai Inc.のシニアバイスプレジデントであるオンコロジーグローバル臨床開発リードCorina Dutcus M.D.は、「TACEは長年にわたり、切除不能な非転移性肝細胞がん患者様に対する標準治療として使用されていますが、多くの患者様が1年以内に病勢進行となります4,5,6,7。臨床第Ⅲ相LEAP-012試験のデータから、TACEにレンビマとキイトルーダの併用療法を追加することで、この疾患の患者様の無増悪生存期間を改善し、本併用療法がアンメットニーズを満たす可能性が示されました。本研究にご協力いただいた患者様と治験責任医師の皆様に感謝します」と述べています。
本併用療法は237例の患者様に投与され、TACE単独療法は241例でした。治療関連有害事象(Treatment-Related Adverse Events:TRAEs)は、本併用療法では98.7%、TACE単独療法では84.6%発生し、TRAEsにより治験薬の投与が中止されたのは、それぞれ8.4%と1.2%でした。重篤な有害事象(Serious adverse events:SAEs)は、本併用療法では33.3%で発生し、TACE単独療法では12.4%でした。グレード3または4のTRAEsは、本併用療法では71.3%で発生し、TACE単独療法では31.1%でした。また、TRAEsによる死亡は、本併用療法で1.7%(4例)、TACE単独療法で0.4%(1例)でした。
「レンビマ」単剤療法は、日本、米国、欧州、中国を含む80カ国以上において、切除不能肝細胞がんに係る適応で承認を取得しています。
「キイトルーダ」単剤療法は、米国ではPD-1/PD-L1を含むレジメン以外の全身療法歴のあるB型肝炎に起因する肝細胞がんに対する治療として、中国ではソラフェニブまたはオキサリプラチンを含む化学療法の治療歴のある肝細胞がんに対する治療として、それぞれ承認されています。
「レンビマ」と「キイトルーダ」の併用療法は、日米欧をはじめとする世界各国において、進行腎細胞がんおよび進行子宮内膜がん(日本においては子宮体がん)に係る適応で承認を取得しています。「レンビマ」は、欧州での腎細胞がんに係る適応については「Kisplyx」の製品名で発売しています。両社は、LEAP(LEnvatinib And Pembrolizumab)臨床プログラムを通じて、本併用療法の肝細胞がん、腎細胞がん、頭頸部がん、胃がん、食道がんを含む様々ながん種における複数の臨床試験を実施中です。
以上
本件に関する報道関係お問い合わせ先
<参考資料>
LEAP-012試験について
本試験(ClinicalTrials.gov, NCT04246177)は、切除不能な非転移性肝細胞がんを対象として、「レンビマ」と「キイトルーダ」にTACEを加えた併用療法をTACE単独療法と比較して評価する、多施設共同、無作為化、二重盲検の臨床第Ⅲ相試験です。主要評価項目は、最大計5個の標的病変を評価対象とした(肝内新病変は、LI-RADS5[CT/MRIを用いた肝細胞がんの画像診断基準]の基準を満たす必要がある)RECISTv1.1(固形がんに対する腫瘍径の変化を効果判定に用いる評価基準)に基づく盲検下独立中央画像判定によるPFS、およびOSでした。副次評価項目は、RECISTv1.1および modified RECIST(治療による腫瘍壊死の評価と生存腫瘍の評価を可能とした評価基準)に基づく盲検下独立中央画像判定による奏効率、病勢コントロール率、奏効期間、無増悪期間、modified RECISTに基づく独立中央画像判定によるPFS、ならびに安全性等でした。本試験では、480名の被験者様は、下記のように1:1で無作為に割り付けられました。
- 「レンビマ」(12 mg [スクリーニング時の体重が60 kg以上の場合]または8 mg[スクリーニング時の体重が60 kg未満の場合]、1日1回経口投与)+「キイトルーダ」(400 mg、6週ごと静脈内投与)+TACE(肝動脈化学塞栓療法の基本手順に従って実施)または、
- プラセボ経口剤(1日1回)+プラセボ静注剤(6週ごと)+TACE
すべての治験薬は、プロトコルで設定された中止基準を満たすまで投与されました。「キイトルーダ」の投与は「レンビマ」との併用で、最長で2年間(約18回の投与)とされました。2年の併用療法を終了した後に、「レンビマ」は、プロトコルで設定された中止基準を満たすまで、単剤療法としての投与が可能でした。
肝細胞がんについて
肝臓がんは、世界において、がん関連死亡の主な原因の一つです
1。米国において、肝臓がんの罹患率は1980年以降3倍以上に増加し、死亡率はその間に2倍に増加しました
8。罹患率は、先進的な医療システムを備えた国々を含め、2040年まで世界中のさまざまな地域で上昇し続けると予想されています
3。肝がんの新規罹患者数は、2022年に世界で86万5千人以上と推定され、75万7千人以上が亡くなったと推定されています
1。日本では、2022年に4万1千人以上が新たに診断され、約2万6千人が亡くなったと推定されています
9。米国では、2024年に約4万2千人が新たに診断され、約3万人が亡くなられると推定されています
10。2013~2019年のSEERデータによると、米国における肝臓がんの5年相対生存率は22%です
11。肝細胞がんは肝がんのうち、最も発生頻度の高いタイプのがんで、原発性肝がんの9割を占めるとされています
12。
「レンビマ」(一般名:レンバチニブメシル酸塩)について
「レンビマ」は、血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)であるVEGFR1、VEGFR2、VEGFR3や線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)のFGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4に加え、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)のPDGFRα、KIT、RETなどの腫瘍血管新生あるいは腫瘍悪性化に関与する受容体型チロシンキナーゼに対する選択的阻害活性を有する、経口投与可能なエーザイ創製のマルチキナーゼ阻害剤です。
非臨床研究モデルにおいて、「レンビマ」は、がん微小環境における免疫抑制因子として知られている腫瘍関連マクロファージの割合を減少させ、活性化細胞傷害性T細胞の割合を増加させることで、抗PD-1モノクローナル抗体併用時は、「レンビマ」および抗PD-1モノクローナル抗体のそれぞれの単剤療法を上回る抗腫瘍活性を示しました。「レンビマ」が取得している適応は以下のとおりです。
甲状腺がん
・単剤療法の適応(日本、米国、欧州、中国、アジアなどで承認を取得)
日本:根治切除不能な甲状腺癌
米国:局所再発、転移性、または進行性放射性ヨウ素治療抵抗性分化型甲状腺がん
欧州:成人での放射性ヨウ素治療抵抗性の進行性又は再発の分化型甲状腺がん(乳頭がん、濾胞がん、ヒュルトレ細胞がん)
肝細胞がん
・単剤療法の適応(日本、米国、欧州、中国、アジアなどで承認を取得)
日本:切除不能な肝細胞癌
米国:切除不能な肝細胞がんに対する一次治療
欧州:進行性または切除不能な肝細胞がんの成人患者に対する一次治療
胸腺がん
・単剤療法の適応(日本で承認を取得)
日本:切除不能な胸腺癌
腎細胞がん(欧州では、「Kisplyx」の製品名で発売)
・エベロリムスとの併用療法の適応(米国、欧州、アジアなどで承認を取得)
米国:1レジメンの血管新生阻害薬の前治療歴を有する成人での進行腎細胞がん
欧州:1レジメンの血管内皮増殖因子(VEGF)を標的とした薬剤の前治療歴を有する成人での進行腎細胞がん
・「キイトルーダ」との併用療法の適応(日本、米国、欧州、アジアなどで承認を取得)
日本:根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
米国:成人の進行腎細胞がんに対する一次治療
欧州:成人の進行腎細胞がんに対する一次治療
子宮内膜がん
・「キイトルーダ」との併用療法の適応(日本、米国、欧州、アジアなどで承認を取得)
日本:がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌
米国:治療ラインに関わらず全身療法後に増悪した、根治的手術または放射線療法に不適応な高頻度マイクロサテライト不安定性(microsatellite instability-high: MSI-H)を有さない、またはミスマッチ修復機構欠損(mismatch repair deficient: dMMR)を有さない進行性子宮内膜がん
欧州:治療ラインに関わらず、プラチナ製剤を含む前治療中またはその後に増悪した、根治的手術または放射線療法に不適応な成人の進行性または再発性子宮内膜がん
「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ)について
「キイトルーダ」は、自己の免疫力を高め、がん細胞を見つけて攻撃するのを助ける抗programmed death receptor-1(PD-1)抗体です。「キイトルーダ」はPD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害して、がん細胞を攻撃するTリンパ球を活性化するヒト化モノクローナル抗体です。Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは業界最大のがん免疫療法臨床研究プログラムを行っており、現在1,600を超える「キイトルーダ」の臨床試験を実施し、幅広い種類のがんや治療セッティングを検討しています。「キイトルーダ」の臨床プログラムでは、さまざまながんにおける「キイトルーダ」の役割や、「キイトルーダ」による治療効果が得られる可能性を予測する因子について模索しており、さまざまなバイオマーカーの模索も行っています。
エーザイとMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAによる戦略的提携について
2018年3月に、エーザイとMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(米国とカナダ以外ではMSD)は、「レンビマ」のグローバルな共同開発および共同販促を行う戦略的提携に合意しました。本合意に基づき、両社は、「レンビマ」について、単剤療法およびMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの抗PD-1抗体「キイトルーダ」との併用療法における共同開発、共同製造、共同販促を行います。
両社は、LEAP(LEnvatinib And Pembrolizumab)臨床プログラムを通じて、本併用療法の様々ながん種における複数の臨床試験を実施中です。
エーザイのがん領域の取り組みについて
エーザイは、「がん領域」を戦略的重要領域の一つとし、Deep Human Biology Learning創薬体制のもと、ヒューマン・バイオロジーに基づき、「微小環境」「タンパク質恒常性破綻」「細胞系譜や細胞分化」「細胞老化を伴う炎症、低酸素、酸化ストレス」などの創薬領域(ドメイン)における抗がん剤の研究開発にフォーカスしています。これらのドメインから新たな標的や作用機序を有する革新的新薬を創出し、がんの治癒の実現に向けて貢献することをめざしています。
エーザイについて
エーザイ株式会社は、患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念とし、この理念のもと、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善を効率的に実現することをめざしています。グローバルな研究開発・生産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「神経領域」「がん領域」を中心とするアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患領域において、革新的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。
また、当社は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット(3.3)である「顧みられない熱帯病(NTDs)」の制圧に向けた活動に世界のパートナーと連携して積極的に取り組んでいます。
エーザイ株式会社の詳細情報は、をご覧ください。SNSアカウントX、LinkedIn、Facebookでも情報公開しています。
Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのがん領域における取り組み
Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAでは、日々、科学的知見に基づき、どのような段階のがんであっても患者さんを救うことができる革新的な新薬の発見に取り組んでいます。オンコロジーのリーディングカンパニーとして、当社は25以上の新規メカニズムからなる多様なパイプラインに支えられながら、科学的な機会と医療ニーズが集束する研究を追求しています。30以上のがん種にまたがる最大級の臨床開発プログラムにより、当社は、オンコロジーの未来を形づくる画期的なサイエンスの発展に努めています。臨床試験への参加、スクリーニング、治療に対する障壁に対処することで、私たちは緊急性をもって格差の縮小に取り組み、患者さんが質の高いがん医療を受けられるよう支援しています。私たちの揺るぎないコミットメントこそが、より多くのがん患者さんの生命を救うという目標の実現に近づくことになるのです。詳細については、当社ウェブサイトをご参照ください。
Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAについて
Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(米国とカナダ以外の国と地域ではMSD)は、最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善するというパーパスのもとに結束しています。130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの発見を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に、安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々続けています。詳細については当社ウェブサイトやMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのX(旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTube、LinkedInをご参照ください。
Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの将来に関する記述
このニュースリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の免責条項で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの経営陣の現時点での信条と期待に基づくもので、相当のリスクと不確実性が含まれています。新薬パイプラインに対する承認取得またはその製品化による収益を保証するものではありません。予測が正確性に欠けていた場合またはリスクもしくは不確実性が現実化した場合、実際の成果が、将来に関する記述で述べたものと異なる場合も生じます。
リスクと不確実性には、業界の一般的な状況および競争環境、金利および為替レートの変動などの一般的な経済要因、医薬品業界の規制やヘルスケア関連の米国法および国際法が及ぼす影響、ヘルスケア費用抑制の世界的な傾向、競合他社による技術的進歩や新製品開発および特許取得、承認申請などの新薬開発特有の問題、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAによる将来の市況予測の正確性、製造上の問題または遅延、国際経済および政府の信用リスクなどの金融不安、画期的製品に対するMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの特許権やその他の保護の有効性への依存、特許訴訟や規制措置の対象となる可能性等がありますが、これらに限定されるものではありません。
Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、新たな情報、新たな出来事、その他いかなる状況が加わった場合でも、将来に関する記述の更新を行う義務は負いません。将来に関する記述の記載と大きく異なる成果を招くおそれがあるこの他の要因については、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAに関するForm 10-Kの2023年度年次報告書および米国証券取引委員会(SEC)のインターネットサイト(www.sec.gov)で入手できるSECに対するその他の書類で確認できます。
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樂金製藥股份有限公司
默克公司位於美國新澤西州拉赫韋
艾爾宛株式會社(總部位於東京都,首席執行官:內藤晴夫,以下簡稱艾爾宛)和默克公司位於美國新澤西州拉赫韋(在北美以外稱爲MSD),宣佈他們於2024年歐洲臨床腫瘤學會(ESMO)年會的主題研討會上(摘要號:LBA3)發佈了由艾爾宛創作的口服酪氨酸激酶抑制劑「蓮維馬」(普通名:蘭伯特尼布甲酸鹽)和默克公司位於美國新澤西州拉赫韋的抗PD-1抗體「凱特魯達」(普通名:皮姆布羅利茲瑪布)聯合肝動脈化療栓塞治療(TACE)在不可切除的非轉移性肝細胞癌治療中的臨床3期LEAP-012試驗首次中間分析結果於9月14日(歐洲夏令時)發表。
蓮維馬和凱特魯達加上TACE的聯合療法(本聯合療法)與單獨應用TACE療法相比,在其中一個主要評估指標即無進展生存期(PFS)方面顯示出有統計學意義和臨床意義的改善,將疾病進展或死亡風險降低34%(HR=0.66 [95%可信區間(CI),0.51-0.84];p=0.0002)。PFS中位數在本聯合療法組爲14.6個月(95%可信區間,12.6-16.7),而TACE單獨療法組爲10.0個月(95%可信區間,8.1-12.2)。在這次分析中,另一個主要評估指標——總生存期(OS),本聯合療法相較於TACE單獨療法顯示出改善的趨勢(HR=0.80 [95% CI,0.57-1.11];p=0.0867)。OS數據尚不成熟,而在當前中期分析時尚未達到統計學上顯著的標準。本次分析的中位隨訪時長爲25.6個月(範圍:12.6-43.5個月)。試驗正在繼續進行,對OS的隨訪正在進行中。此外,本聯合療法的安全性概況與迄今爲止關於蓮維馬和凱特魯達聯合療法的安全性報告相類似。
西奈山艾康醫學院肝癌項目主任兼醫學教授Josep Llovet博士表示:「肝細胞癌是全球癌症死亡的主要原因之一,我們需要新的治療方法1,2。從LEAP-012試驗中獲得的這些見解表明,添加TACE到蘭伯特尼布和皮姆布羅利茲瑪布的聯合療法可能延長不可切除的非轉移性肝細胞癌的無進展生存期。」
默克公司全球臨床開發副總裁Gregory Lubiniecki博士表示:「在未來20年裏,全球肝細胞癌的發病率預計將增加50%以上,對於不可切除的非轉移性肝細胞癌患者,新的治療選擇有限3。本次中期分析結果顯示了我們對探索這些患者的治療選擇的承諾,除了現有的凱特魯達和蘭伯特尼布各自的單藥療法適應症外,添加TACE到凱特魯達和蘭伯特尼布的聯合療法有可能成爲不可切除的非轉移性肝細胞癌患者的新的治療選擇。」
Eisai Inc.的資深副總裁兼全球腫瘤臨床開發負責人Corina Dutcus M.D.表示,「TACE長期以來一直被用作無法手術切除的非轉移性肝細胞癌患者的標準治療,但許多患者在一年內病情惡化4,5,6,7。根據LEAP-012臨床III期試驗數據,添加雷替曲塞和基特魯達與TACE的聯合治療,改善了該疾病患者的無進展生存期,並顯示了該聯合療法滿足未滿足的需求的可能性。感謝爲該研究提供配合的患者和試驗責任醫師。」
本聯合療法共治療了237例患者,TACE單獨療法則治療了241例。治療相關不良事件(TRAEs)在本聯合療法中發生率爲98.7%,而TACE單獨療法爲84.6%,導致停藥的不良反應分別爲8.4%和1.2%。嚴重不良事件(SAEs)在本聯合療法中發生率爲33.3%,而TACE單獨療法爲12.4%。等級3或4的TRAEs在本聯合療法中發生率爲71.3%,而TACE單獨療法爲31.1%。此外,由TRAEs導致的死亡率在本聯合療法中爲1.7%(4例),而TACE單獨療法中爲0.4%(1例)
「雷替曲塞」單藥療法已在日本、美國、歐洲、中國等80多個國家獲得批准,用於無法手術切除的肝細胞癌適應症。
「基特魯達」單藥療法在美國用於B型肝炎引起的肝細胞癌的治療,適用於除PD-1/PD-L1方案之外的全身治療史,而在中國用於已接受包括索拉非尼布或奧沙利鉑在內的化療方案的肝細胞癌治療。
「雷替曲塞」和「基特魯達」的聯合療法已在包括日本、美國、歐洲等全球範圍內獲得批准,用於晚期腎細胞癌和晚期子宮內膜癌(在日本爲子宮體癌)的適應症。在歐洲,雷替曲塞的腎細胞癌適應症以「Kisplyx」產品名銷售。兩家公司通過LEAP(LEnvatinib And Pembrolizumab)臨床項目,在肝細胞癌、腎細胞癌、頭頸部癌、胃癌、食道癌等多種癌症的聯合療法進行多項臨床試驗。
以上。
本文相關的媒體負責人聯繫方式
樂金製藥股份有限公司
美國新澤西州拉哈韋的默克公司
媒體關係
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約翰·因凡蒂:+1-(609) 500-4714
參考資料:
關於LEAP-012試驗
本試驗(ClinicalTrials.gov, NCT04246177)是針對不可切除的非轉移性肝細胞癌的患者,評估添加TACE到「樂博諾」和「密珠單抗」聯合療法與單純TACE療法相比的多中心、隨機、雙盲的Ⅲ期臨床試驗。主要評估指標是根據RECISTv1.1(用於實體腫瘤的療效評估的評估標準)的單盲獨立中央影像評定的PFS和OS,評估最多5個靶病竈(肝內新病變需要符合LI-RADS5 [使用CT/MRI對肝細胞癌進行圖像診斷的標準]的標準)。次要評估指標包括單盲獨立中央影像評定的療效率、病情控制率、療效持續時間、無進展生存時間,以及根據改良版RECIST進行的PFS和安全性等。本試驗中,共有480名受試者被隨機分配爲以下1:1。
- 「樂博諾」(12毫克[篩選時體重超過60公斤的患者]或8毫克[篩選時體重不足60公斤的患者],口服,每日一次)+「密珠單抗」(400毫克,每6周靜脈注射)+TACE(根據肝動脈化學栓塞療法的基本步驟實施)或,
- 安慰劑口服劑(每日一次)+安慰劑靜脈注射劑(每6週一次)+TACE
所有試驗藥物在符合方案設定的停止標準之前投藥。在與「樂博諾」聯合使用時,「密珠單抗」的使用被限制爲最長2年(約18次給藥)。聯合療法的2年週期結束後,「樂博諾」可以根據方案設定的停止標準被單獨使用。
關於肝細胞癌
肝癌是全球腫瘤相關死亡的主要原因之一。在美國,肝癌的發病率自1980年以來增加了3倍以上,死亡率在此期間增加了2倍以上。據預計,包括擁有先進醫療系統的國家在內,肝癌的發病率將繼續上升至2040年。據估計,2022年全球新增肝癌患者超過865,000人,其中超過757,000人死亡。預計2022年日本將新增超過41,000名肝癌患者,約26,000人死亡。而在美國,預計到2024年將新增約42,000名肝癌患者,約30,000人死亡。根據2013-2019年SEER數據,美國肝癌的5年相對生存率爲22%。肝細胞癌是肝癌中發病率最高的類型,佔原發性肝癌的90%。
關於「樂博諾」(通用名稱:雷帕替尼甲苯磺酸鹽)
「樂博諾」是一種口服的艾克悅創制的多靶點激酶抑制劑,具有選擇性抑制受體酪氨酸激酶,包括血管內皮生長因子受體(VEGFR)的VEGFR1、VEGFR2、VEGFR3和纖維母細胞生長因子受體(FGFR)的FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4,以及血小板來源生長因子受體(PDGFR)的PDGFRα、KIT、RET等與腫瘤血管新生或腫瘤惡化有關的受體激酶。
在非臨床研究模型中,「Lenvima」通過減少腫瘤相關巨噬細胞的比例,這些細胞在腫瘤微環境中已知是免疫抑制因子,並增加活性細胞毒性T細胞的比例,從而展示了與單獨使用抗PD-1單克隆抗體相比,搭配使用「Lenvima」和抗PD-1單克隆抗體的組合療法展現出更強的抗腫瘤活性。以下是「Lenvima」的適應症:
甲狀腺癌
- 適用於單藥療法(在日本、美國、歐洲、中國、亞洲等地已取得批准)
日本:無法進行根治切除的甲狀腺癌
美國:局部復發、轉移或放射性碘治療耐藥的分化型甲狀腺癌
歐洲:放射性碘治療耐藥的進展性或複發性分化型甲狀腺癌(包括乳頭狀癌、濾泡狀癌和髓樣癌)
肝細胞癌
- 適用於單藥療法(在日本、美國、歐洲、中國、亞洲等地已取得批准)
日本:不能切除的肝細胞癌
美國:對不能切除的肝細胞癌的一線治療
歐洲:對進行性或不能切除的肝細胞癌的成年患者的一線治療
胸腺癌
單藥治療適應症(已獲得日本批准)
日本:不能切除的胸腺癌
腎細胞癌(在歐洲以「Kisplyx」產品名銷售)
與Everolimus聯合治療適應症(已獲得美國、歐洲、亞洲等地批准)
米國:對於已接受過1個血管新生阻斷劑治療史的成年患者,用於晚期腎細胞癌
歐洲:對於已接受過1個以血管內皮生長因子(VEGF)爲靶點的藥物治療史的成年患者,用於晚期腎細胞癌
·適用於與Keytruda聯合治療的情況(已在日本、美國、歐洲、亞洲等地取得批准)
日本:用於無法根治的腎細胞癌或轉移性腎細胞癌
美國:用於成年患者的晚期腎細胞癌一線治療
歐洲:用於成年患者的晚期腎細胞癌一線治療
子宮內膜癌
·適用於與Keytruda聯合治療的情況(已在日本、美國、歐洲、亞洲等地取得批准)
日本:化學療法後惡化的無法切除的進展性或複發性子宮體癌
美國:無論治療線是什麼,無根治手術或放射線治療不適應的高頻微衛星不穩定性(microsatellite instability-high: MSI-H)或缺乏錯配修復機制(mismatch repair deficient: dMMR)的進展性子宮內膜癌
歐洲:無論治療線是什麼,在白金製劑包括的前治療或之後惡化的根治手術或放射線治療不適應的成年進展性或複發性子宮內膜癌
關於「Keytruda」(通用名:Pembrolizumab)
「Keytruda」是一種抗programmed death receptor-1(PD-1)抗體,可增強自身免疫力,幫助發現並攻擊癌細胞。它通過阻止PD-1及其配體PD-L1和PD-L2的相互作用來激活攻擊癌細胞的T淋巴細胞。美國默沙東藥廠正在進行行業內最大規模的癌症免疫療法臨床研究計劃,目前進行了超過1,600項「Keytruda」的臨床試驗,研究了不同類型的癌症和治療設置。在「Keytruda」的臨床計劃中,我們正在探索「Keytruda」在不同癌症中的作用以及可能獲得治療效果的因素,同時還在探索各種生物標誌物。
關於艾伯維和美國默沙東藥廠的戰略合作
2018年3月,艾伯維和美國默沙東藥廠(在美國和加拿大以外地區被稱爲默沙)達成了全球共同開發和銷售「樂血康」的戰略合作協議。根據協議,雙方將在「樂血康」的單藥療法以及與美國默沙東藥廠的抗PD-1抗體「Keytruda」的聯合療法的共同開發、共同生產和共同銷售方面展開合作。
雙方正在通過LEAP(LEnvatinib And Pembrolizumab)臨床計劃在多種癌症類型中進行多個臨床試驗以探索這種聯合療法的效果。
關於艾伊在癌症領域的努力
艾伊將"癌症領域"作爲戰略性重要領域之一,並在深度人類生物學學習藥物研發體系下,基於人類生物學,專注於抗癌藥物的研發,涵蓋"微環境"、"蛋白質恒定性紊亂"、"細胞譜系和細胞分化"、"伴隨細胞老化的炎症、低氧、氧化應激"等藥物研發領域(領域),旨在創造新型具有新靶點和作用機制的革新藥物,爲實現癌症治癒做出貢獻。
關於艾伊
艾伊製藥株式會社將患者和生活者的喜怒哀樂放在首位,將"人類健康護理(HHC)"作爲企業理念,致力於提升人們的健康和消除醫療差距的社會利益。在此理念指導下,艾伊擁有全球化的研發、生產、銷售基地網絡,以"神經領域"和"癌症領域"作爲戰略性重要領域,專注於解決未滿足的醫學需求領域,致力於創新藥物的研發與提供。
此外,我們積極開展與全球夥伴合作,以應對聯合國可持續發展目標(SDGs)中的目標3.3,即「出現忽視的熱帶病(NTDs)」的壓制活動。
有關Eisai株式會社的詳細信息,請參閱XXXX。我們還在社交媒體賬號X、LinkedIn和Facebook上公開信息。
Merck & Co.,Inc.,位於美國新澤西州拉赫維的癌症領域工作
Merck & Co.,Inc.,位於美國新澤西州拉赫維,憑藉日復一日的科學見解,致力於發現能挽救患者生命的創新新藥,從事以科學機遇和醫療需求聚焦的研究。作爲腫瘤學領域的領先公司,我們基於超過25種新機制,致力於追求醫學科學和醫療需求的結合。通過涵蓋30多種癌症類型的大規模臨床開發項目,我們努力推動未來腫瘤學科學的發展。通過參與臨床試驗、篩查、治療障礙的解決,我們專注於縮小不平等,支持患者獲得高質量腫瘤醫療。我們堅定的承諾是實現拯救更多癌症患者生命的目標。有關詳細信息,請訪問我們的網站。
關於Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA
Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA(除美國和加拿大以外地區爲MSD)致力於通過應用最先進的科學拯救世界上的生命,提高人們的生活品質。超過130年來,我們通過重要的醫藥和疫苗發現爲人類帶來希望。我們努力成爲全球領先的研發型生物醫藥公司,在研發前沿爲人類和動物的疾病預防和治療提供創新的醫療保健解決方案。我們致力於創造多樣且包容的工作環境,爲全球人民和地方社區帶來安全、可持續且健康的未來,堅持負責任的管理。詳細信息請參閱我們的公司網站以及Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA的Twitter、Facebook、Instagram、YouTube和LinkedIn。
關於Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA的未來描述
這份新聞稿包含根據美國1995年私人證券訴訟改革法(the Private Securities Litigation Reform Act of 1995)定義的「將來描述」。這些描述是基於Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA管理層目前的信念和期望,其中包含相當的風險和不確定性。它們不保證獲得新藥管道的批准或通過產品化產生收入。如果預測不準確或風險或不確定性變現,則實際結果可能與將來的描述不同。
風險和不確定性包括行業普遍狀況和競爭環境、一般經濟因素如利率和匯率的波動、醫藥行業的監管和與醫療保健相關的美國和國際法律的影響、全球醫療費用抑制的趨勢、競爭對手的技術進步和新產品開發以及專利申請等新藥開發特有問題、Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA對未來市場預測的準確性、製造問題或延遲、國際經濟和政府的信用風險等金融不穩定因素、對Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA的重大專利和其他保護的有效性依賴、可能成爲專利訴訟或受到監管措施等等,但不限於這些。
Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA沒有義務在有任何新信息、新事件或其他情況發生時更新對未來的描述。有關與將來有關描述大相徑庭的結果的其他因素,可以在Merck & Co.,Inc.,Rahway,NJ,USA提交給美國證券交易委員會(SEC)的2023年年度報告的Form 10-K以及SEC的網站(www.sec.gov)上的其他文件中找到。
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國際癌症研究機構。「全球癌症觀測站。世界」今日癌症。GLOBOCAN 2022。
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Lencioni R等。EMERALD-1:一項3期、隨機、安慰劑對照的研究,評估無法手術切除的肝細胞癌患者是否適合栓塞治療聯合使用durvalumab,同時可選擇使用bevacizumab。ASCO胃腸道腫瘤研討會2024。LBA 432。
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5
EMERALD-1是一項3期、隨機、雙盲、安慰劑對照的研究,研究對象爲局部晚期肝細胞癌患者,比較了經動脈化學栓塞聯合durvalumab或聯合durvalumab和bevacizumab治療的效果。該研究是在2020年ESMO第22屆世界消化道癌症大會上發佈的,時間爲2020年7月1日至7月4日。P-347。
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6
Elshaarawy等人發表的文章《中期肝細胞癌述評》對該領域進行了總結回顧,已在《肝細胞癌學雜誌》上發表,發表於2019年,第6期,頁碼爲105-117。
7
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11
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12
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