第24-026号
2024年9月17日

ANAホールディングス株式会社（以下、ANAHD）は、コーポレートベンチャーキャピタル（CVC）ファンド「ANA未来創造ファンド」を通じて、小型衛星ビジネスを展開する株式会社アクセルスペースホールディングス（以下、アクセルスペースHD）の株式を取得し、ならびに独自のAIを活用した「シェア乗り」サービスを展開する株式会社NearMe（以下、ニアミー）へ出資を実行しました。

【アクセルスペースHDについて】
アクセルスペースHDは2008年設立の連結子会社である株式会社アクセルスペースを通じて、小型衛星を活用した宇宙ビジネスを展開しており、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）向け衛星を含む10機の実用衛星の開発および打ち上げ・運用を行った実績があります。現在は、2019年にサービスを開始した独自の地球観測サービスである『AxelGlobe』事業に加え、祖業である専用衛星事業から発展し、 2022年に発表した小型衛星の机上検討から設計製造、打ち上げ、軌道上運用までをワンストップで提供する『AxelLiner』事業を展開しています。
ANA未来創造ファンドは、アクセルスペースHDの代表取締役 中村友哉氏のもとに集まる小型衛星に関するエキスパートチームと、衛星の製造から打ち上げ後の運用までの工程を一気通貫して実行できる高い技術力を評価し、株式の取得を決定しました。
今後はアクセルスペースとANAの強みを活かしたさらなる事業共創を通じて、航空・宇宙領域における新たな価値創造を推進していきます。

【ニアミーについて】
ニアミーは2017年の設立以来、独自のAIを活用した最適なルート作成で、より便利で経済的で環境にも優しいタクシーのシェアサービスを展開しており、1台あたりの利用者人数を増やす「質」の観点から、オーバーツーリズムや地域の移動問題の解決、エネルギーの有効活用を見据えたまちづくりへの貢献など、移動の課題解決に取り組んでいます。
ニアミーが展開する空港送迎型のエアポートシャトルサービスは、2023年3月時点からこの1年半で、利用者は延べ30万人から85万人以上へと増加しています。
ANA未来創造ファンドは、ANAが展開するMaaS「旅CUBE」で連携し、実証実験を重ねて信頼関係を築いてきたニアミーへの出資を決定しました。遊休資産や潜在資源を最大限活用して、地域における二次交通課題を解決するコンセプトに共感するとともに、代表取締役社長の髙原幸一郎氏が率いる技術力と行動力の高いチームを評価しました。今後はニアミーとのオープンイノベーションを加速し、世界中の人々に航空にとどまらないワクワクする移動を提供していきます。

【各社概要】

【ANA未来創造ファンドについて】

以上

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