アイル<3854>は6日、2024年7月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.9%増の175.08億円、営業利益が同20.2%増の42.63億円、経常利益が同20.0%増の42.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.8%増の28.87億円となった。
同社グループは、ITの有効活用が必要な中堅・中小企業顧客の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER シナジー」戦略とし取り組んできた。「CROSS-OVER シナジー」戦略は、同社グループが提唱してきた独自の提案スタイルで、「リアル」と「Web」それぞれの商材を複合的に提案することで、顧客の業務効率と販売力強化を実現するものであり、同社グループにとって商談時の競合力を強化するだけでなく、顧客満足度も向上させるものとなっている。また、持続的成長を促進するため、営業とSEを同一組織に配置し相互の連携を強化する製販一体体制を導入している。これにより、見積時の顧客要件見極めによる案件精度の向上やプロジェクトマネジメント体制の強化、納品品質の向上によるシステム稼働後のアフターサポート工数の減少が図られ、利益体質が強化されてきている。
販売実績については、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に継続して進め、販売面でもパートナー企業との連携に加え、豊富な業種別の導入事例をもとに顧客毎に最適なシステム活用方法を提案することで、受注実績も堅調に推移した。収益面についても、製販一体体制による案件回転率の向上、新パッケージの投入や機能強化とオプション充実による粗利率向上等により各段階利益が前年度の業績を上回った。「Web」面では、複数ネットショップ一元管理クラウドサービスである「CROSS MALL」について、新たなネットショップとの連携開発を当期も継続して取り組んできた。今後も複数モールとの連携機能強化を行うとともに、サービスショールーム「BACKYARD TOKYO」のオープン等先行投資を継続することで、中長期的に販売実績を伸ばしていくとしている。また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理クラウドサービスである「CROSS POINT」も、販売実績を伸ばしている。
2025年7月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.4%増の191.50億円、営業利益が同12.6%増の48.00億円、経常利益が同12.6%増の48.26億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.8%増の32.57億円を見込んでいる。この1年は実績の伸長に加え、人材や広告宣伝費、ソフトウェア開発など成長投資も加速するとしている。
また、2024年7月期の期末配当予想について、6月7日に増配した前回予想1株当たり24.00円から1.00円増配の25.00円にすることを発表した。
愛爾<3854>在6日公佈了2024年7月期的合併財務報表。營業收入同比增長9.9%,達到1750.8億日元,營業利潤同比增長20.2%,達到42.63億日元,經營利潤同比增長20.0%,達到42.85億日元,歸屬於母公司股東的淨利潤同比增長16.8%,達到28.87億日元。
該集團爲解決中小企業客戶的經營問題,提出了從「現實」和「Web」兩方面開發和提議商品的「CROSS-OVER 協同」戰略,並致力於增強客戶的企業實力。該戰略是該集團提出的獨特提案風格,通過綜合提出「現實」和「Web」兩方面的商品,實現客戶業務效率和銷售力的增強,不僅增強了商談競爭力,還提高了客戶滿意度。此外,爲促進持續增長,該集團實行了將銷售和SE配置在同一組織,並加強相互合作的製造銷售一體體制。這樣一來,通過準確把握客戶需求並提高案件精度,加強項目管理體系,提高交付質量,降低系統投入後的售後支持工時,提高利潤實力。
關於銷售業績,在「現實」方面,通過繼續強化主力包裝軟件「阿拉丁辦公」在各行業的商品力,並在銷售方面加強與合作伙伴企業合作,以及基於豐富的各行業的引入實例爲每個客戶提出最佳的系統利用方法,訂單業績也保持穩健增長。在收益方面,由於製造銷售一體體制帶來的案件換手率的提高,新包裝的投放和功能增強以及增加單腿期權的豐富,各階段的利潤超過了去年業績。「Web」方面,關於多個網店的統一管理雲服務「CROSS MALL」,持續開發與新的網店的合作,並計劃持續加強多個商城的協作功能並繼續進行先行投資,以在中長期內提高銷售業績。同時,關於網店和實體店的積分和客戶統一管理雲服務「CROSS POINT」也在擴大銷售業績。
關於2025年7月期年度合併業績預測,預計營業收入將同比增長9.4%,達到1915.0億日元,營業利潤將同比增長12.6%,達到48.00億日元,經營利潤將同比增長12.6%,達到48.26億日元,歸屬於母公司股東的淨利潤將同比增長12.8%,達到32.57億日元。除了實際業績的增長外,公司將加速進行人才、廣告宣傳費用、軟件開發等增長投資。
此外,關於2024年7月期末分紅預測,該公司宣佈將每股分紅從之前預計的24.00日元提高1.00日元至25.00日元。