ファイズホールディングス<9325>は、倉庫内業務の一括受託等を行うオペレーションサービスが主力で、AZ-COM丸和HD<9090>の子会社。
オペレーションサービス(25年3月期第1四半期売上高に対して63.4%)とトランスポートサービス(同28.3%)がコア事業で、国際物流サービス事業(同2.2%)と情報システム事業(同6.1%)も展開している。オペレーションサービスでは、顧客へ庫内オペレーションを行う請負事業(庫内運営代行業)・人材派遣事業・倉庫業を提供しており、トランスポートサービスでは拠点間輸送を行う実運送や配車プラットフォームサービス、ラストワンマイルを提供。配車プラットフォーム事業の取引社数は3,175社、1日平均マッチング590台となっている。大手ネット通販会社が主要顧客となっており、売上全体の約6割を占める。
25年3月期第1四半期の売上高は7,233百万円(前年同期比20.4%増)、営業利益は239百万円(同2.2%増)で着地した。オペレーションサービスで既存の物流センター運営受託業務(人材派遣・請負・3PL)が堅調に推移し、前年度に開設した家電専門店向け倉庫運営業務や消費者間取引関連のネット通販センター運営業務等も安定稼働を続けた。また、トランスポートサービスでは配車プラットフォームの取引社数と成約件数が伸長し、実運送の領域での拠点間輸送(幹線輸送)の新規案件の獲得、家電専門店向けEC商品配送といったラストワンマイル配送業務の受託業務の拡大や生産性向上などにも取り組んだようだ。25年3月期通期業績予想は、売上高は31,769百万円(前期比15.4%増)、営業利益は1,541百万円(同16.8%増)を見込む。なお、業績は繁忙期の第2四半期、第3四半期に偏重傾向となっている。
「2024年問題」の影響による運賃の上昇やドライバーの人材不足が深刻化するなど厳しい事業環境が続く中、AIドライブレコーダーにて収集したデータを分析し、安全品質の向上や輸配送の最適化を図るほか、支払い運賃・燃料価格・人件費高騰をカバーすべく顧客に対して価格改定の交渉を行っている。同社は中期経営計画を開示しており、平均成長率は売上高で18%、営業利益で19%と2桁成長を継続する想定で、長期ビジョン達成に向けて成長の柱となる人的資本・物流DXへの投資にも注力していく。東京都青梅市に約33,000坪の自社運営倉庫を開設準備しており、2025年春頃稼働予定。自社運営倉庫は6事業所、合計23,448坪を保有しており、本件倉庫面積の約33,000坪を加えると56,000坪超になる見込み。倉庫開設や将来的なM&Aなど、持続的成長に必要な投資資金も確保するほか、株主還元については、継続して安定的な配当を実施する予定で、今後の配当性向で30%を目安としている。長期ビジョン売上高1,000億円、営業利益50億円達成を掲げるなか、顧客拡大とともに中長期的に底堅い成長ができるか注目しておきたい。
Fize Holdings <9325>是AZ-COM Maruwa HD <9090>的子公司,其主要力量是運營服務,負責倉庫業務的綜合外包等。
運營服務(與截至3月25日的第一季度銷售額相比,銷售額爲63.4%)和運輸服務(同比28.3%)是核心業務,國際物流服務業務(相同的2.2%)和信息系統業務(相同的6.1%)也在發展中。運營服務提供合同業務(倉庫運營代理業務)、臨時人員業務和倉庫業務,以向客戶進行倉庫內運營,運輸服務提供實際運輸、叫車平台服務以及在不同地點之間進行運輸的最後一英里。打車平台業務的貿易公司數量爲3,175家,平均每日配對量爲590輛。主要的在線購物公司是主要客戶,約佔總銷售額的60%。
截至25/3財年第一季度的銷售額達到72.33億日元(比去年同期增長20.4%),營業利潤達到2.39億日元(比同期增長2.2%)。現有的物流中心運營合同業務(臨時人員、承包、第三方物流)保持穩定,這是因爲上一財年建立的運營服務、家電專賣店的倉庫業務以及與消費者交易相關的在線購物中心業務等也繼續穩定運行。此外,在運輸服務方面,叫車平台貿易公司和合同的數量有所增加,看來他們也在努力收購實際運輸領域的站點間運輸(幹線運輸)的新項目,並擴大最後一英里配送業務的合同業務,例如向家用電器專賣店交付歐共體產品和提高生產率。截至3月25日的財年的全年收益預測預計銷售額爲317.69億日元(較上一財年增長15.4%),營業利潤爲15.41億日元(較同期增長16.8%)。請注意,業務業績往往偏向繁忙季節的第二和第三季度。
儘管艱難的商業環境仍在繼續,例如 「2024年問題」 影響導致的票價上漲以及司機人力資源短缺變得嚴重,但除了分析使用人工智能行車記錄器收集的數據、提高安全質量以及優化運輸和交付外,他們還在與客戶談判價格調整以彌補不斷上漲的支付票價、燃油價格和勞動力成本。該公司已經披露了中期管理計劃,預計兩位數的增長將繼續下去,銷售額的平均增長率爲18%,營業利潤爲19%,還將重點投資於人力資本和物流DX,這是實現長期願景的增長支柱。我們正準備在東京青梅市開設一個約33,000平方米的內部倉庫,該倉庫計劃於2025年春季左右投入運營。我們有6個內部倉庫,總面積爲23,448坪,如果我們加上該項目的大約33,000坪倉庫面積,預計將超過56,000坪。除了確保可持續增長所需的投資資金(例如開設倉庫和未來的併購)外,還計劃繼續實施穩定的股息以獲得股東回報,並將30%用作未來股息支付率的指導。長期願景雖然我們的目標是實現1000億日元的銷售額和50億日元的營業利潤,但我想密切關注在客戶擴張的同時能否在中長期內實現穩健增長。