■城南進学研究社<4720>の業績動向
2. 部門別・グループ会社別の売上動向
(1) 児童教育部門(単体)
児童教育部門(単体)では、乳児を対象とした育脳教室「Kubotaのうけん」及び幼児を対象とした「アタマGYM」(直営・FC合計14教室)、乳幼児及び小学生を対象とした英語スクール「ズー・フォニックス・アカデミー」(直営・FC合計12校)、英語が学べる学童保育「放課後ホームステイ E-CAMP」(直営2教室)、算数に特化した個別指導塾「りんご塾」(直営28教室)、「城南ルミナ保育園」(直営1園)を展開している。また、複数の教育サービスを1拠点で提供する「キッズブレインパーク(旧城南ブレインパーク)」※を7拠点開設しているほか、「くぼた式育児法」をソリューションとして民間教育機関(保育園・幼稚園68園)に提供している。
※「Kubotaのうけん」「アタマGYM」のほか、「りんご塾」「ズー・フォニックス・アカデミー」、そろばんの仕組みをタブレット端末で応用した暗算教室「そろタッチ」、絵画・造形教室「アトリエ太陽の子」、プログラミング教室「Viscuit(ビスケット)」、英語で理科実験を行う「Little Scientist」、思考力・表現力を養成する「P4C Little Thinkers」、英語教室「こども英語クラブ」、アート×プログラミング「キッズティンカリング」など合計13種類のサービスを提供している(各拠点で提供可能サービスは異なる)。
2024年3月期の売上高は、前期比4.8%増の736百万円となった。2022年10月に子会社のリトルランドを吸収合併しており、リトルランドを含めた同基準での比較では31百万円の減収となった。「旧くぼたのうけん」の直営教室が12教室と前期末比で2教室減少したことや、夏場に感染症が流行したことで新規入会数が低調だったことが減収要因となった。同社では、2024年4月にリブランディングを実施した理由として、これまで乳児向けの育脳メソッドとしてのブランド力は高かったが、幼児向けについてはブランド訴求力という点において課題があり、別ブランドに分けて募集活動を行うことが顧客獲得の面で効果的と考えたためだ。なお、「くぼた式育児法」の他の保育園・幼稚園への導入契約数については前期末比4園増の68園と着実に増加した。
その他のサービスでは、「りんご塾」や「ズー・フォニックス・アカデミー」が生徒数増加により増収となり、「ルミナ保育園」についてはほぼ定員数に対して充足した状況で売上高は前期比横ばい水準となった。なお、「りんご塾」のうち、「城南コベッツ」で行われているものについては個別指導部門で売上計上しているが、2024年春からスタートしている明光ネットワークジャパンのFC教室のレベニューシェアについては、児童教育部門の売上高として計上される。「城南コベッツ」内の「りんご塾」は生徒数が平均10名程度と、「キッズブレインパーク」内の教室(30~100人程度)と比較すると規模は小さいものの順調に増加している(月額授業料は週1回コースで約2万円)。「ズー・フォニックス・アカデミー」はインターナショナル・スクールが競争激化で伸び悩んだものの、アフタースクールが好調で増収となった。また、英語が学べる学童保育「放課後ホームステイ E-CAMP」も生徒数増加により増収となった。
(2) 個別指導部門
個別指導部門では、「城南コベッツ」ブランドの個別指導塾(小中高及び高卒生対象:1講師につき生徒数2名)を直営とFC方式で展開している。生徒数の構成比は中学生が4割台と最も高く、高校生と小学生が3割程度となっている。2024年3月期末の教室数は不採算教室の整理統合を進めたことにより、直営・FC合計で前期末比11教室減の225教室となった。
売上高は前期比3.4%減の1,306百万円と減収基調が続いた。内訳は、直営教室が同3.8%減の991百万円、FCが同2.2%減の314百万円といずれも減少した。ここ数年、大学入試で総合型・学校推薦型選抜を選択する学生が増加傾向にあり、単価の高い受験学年を中心に高校生の減少が続いたこと、また不採算教室の整理統合を進めたことが減収要因である。ただ、中学生については5科目全教科対応、1:2の個別指導体制を敷いていることに加えて、定額でオンライン方式、対面方式いずれも生徒自身の都合に合わせて受講できる「スタディ・フリープラン」が好評で教室数が減少するなかでも前期並みの生徒数を確保し、生徒当たり単価の上昇に寄与したようだ。中学生では全体の約3割が「スタディ・フリープラン」を選択しており、年々比率も上昇傾向にある。また、小学生については「りんご塾」の導入効果で低学年(1~3年生)が前期末比約40%増と大きく伸長し、全学年でも1ケタ増と堅調な伸びとなった。高校生については依然、減少傾向が続いたものの、中学生や小学生については減少傾向に歯止めを掛ける明るい兆しが見え始めたと言えよう。
(3) 映像事業部門
映像事業部門では、大手予備校・河合塾のフランチャイジー(FCオーナー)として「河合塾マナビス」(高校生対象)を展開している。映像授業はビデオオンデマンド方式で授業を視聴するため、生徒自身のペースで勉強を進められる点が特長である。同社はそこに予備校運営で培った指導ノウハウを組み合わせることで高い合格実績を生みだし、顧客満足度を高めることで生徒の獲得に成功している。他のフランチャイジーは小中学生向けをメインとした学習塾が多く、受験対策や進路指導などのノウハウにおいて差別化が図れているものと思われる。実際、2024年春の大学受験において国公立大学、早慶上理、GMARCH合格者数において全マナビス345校舎中、1位を同社運営校で独占している。
2024年3月期の売上高は前期比3.1%減の1,603百万円と若干ながら減少した。夏期講習において高校3年生の受講者数が回復したものの、総合型選抜入試志願者の増加によって下期に受講者数が減少または出席率が低下したことや、2年生の受講者数も低調だったことが減収要因となった。河合塾マナビス全体でも同様に2期連続で減収となっており、少子化だけでなく大学受験の環境変化によるマイナス影響が続いたものと考えられる。期末の校舎数は前期末比横ばいの22校舎となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■城南進學研究社<4720>業績動向
2. 部門別·群公司別的銷售動向
(1) 兒童教育部門(單體)
兒童教育部門(單體)提供面向嬰兒的育腦教室「Kubotaのうけん」和麪向幼兒的「頭GYM」 (直營,FC合計14教室),面向嬰幼兒和小學生的英語學校「Zoo·Phonics·Academy」 (直營,FC合計12所),提供英語學習托兒服務「課後寄宿E-CAMP」 (直營2間教室),提供以算術爲重點的個別指導塾「林果塾」 (直營28教室),展開了「城南Lumina幼兒園」 (直營1園)。 此外,在7處提供多項教育服務的「孩子的腦力公園(舊城南腦力公園)」*,並提供「Kubota風格的育兒法」作爲解決方案,賦予民間教育機構(幼兒園、幼兒園68所)。
*除了「Kubotaのうけん」和「頭GYM」外,還提供「林果塾」,「Zoo·Phonics·Academy」,在平板電腦中應用珠算原理的心算教室「沿革美學家」 ,美術 · 製造工作室「Atelier Taiyounoko」 ,編程教室「Viscuit(餅乾)」 ,以英語進行科學實驗的「Little Scientist」 ,培養思維和表現力的「P4C Little Thinkers」 ,英語教室「Children's English Club」 和藝術與編程的「Kids Tinkering」,總共提供13種服務(每個分支機構提供的可用服務不同)。
2024年3月期的營業收入爲736,000,000日元,增長了4.8%。由於2022年10月吸收合併了子公司Little Land,因此與同一基準進行比較,銷售額下降了31,000,000日元。由於直營教室「Kubotaのうけん」減少了2個教室,而夏季感染症患病率高,新會員招募情況不佳,導致銷售額下降。該公司將於2024年4月進行重新品牌活動,原因是在過去,其育腦方法的品牌力對嬰兒非常高,但對於幼兒而言,品牌營銷力方面面臨問題,因此認爲將其分爲不同的品牌並進行招募活動,對於獲取客戶將是有效的。此外,對於將「Kubota育兒法」引入其他託兒所和幼兒園的契約數量,前期相比增加了4個幼兒園,達到68個幼兒園。
(2) 個別指導部門
在個別指導部門,直營和FC方式展開了面向小學生,中學生和高卒學生的以城南Kobet品牌的個別指導塾(每位1名學生對1名教師) 。中學生的學生比例最高,達到4%以上,高中生和小學生約達3%。由於整合了不賺錢的教室,2024年3月結束時的教室數量達到225教室,與上一財季相比減少了11教室。
其他服務方面,「 Ringo Juku」和「 Zoo·Phonics·Academy」的學生人數增加,將收入增加,「 Lumina保育所」基本上提供了滿足基本需求的銷售額橫平,而針對在Kobetz City舉行的個別指導部分,「 Ringo Juku」,儘管屬於個別指導部分,但已在「城南Kobetz」中進行銷售,但與2024年春季開始的Mingguang Network Japan的FC學校的收入份額分享相比,將列爲兒童教育部門的收入額。就「城南Kobetz」內的「林果塾」而言,學生人數約爲10人左右,規模雖小(約30至100人),但正在穩步增長(每月一次的課程費約20,000日元)。 「Zoo·Phonics·Academy」在國際學校市場競爭日益激烈的背景下增長疲軟,但課後保育服務表現不錯。 此外,由於學生數量增加,以英語爲主的課後保育服務「下課後Homestay E-CAMP」也增加了收入。
在個別指導部門,「城南Kobetz」品牌的個別指導塾(每1名教師授課2名學生,包括小學,中學和高中畢業生)在直營店和FC店展開。 中學生在學生構成中的比例最高,超過4%,高中生和小學生佔約3%。 由於整理和合並了不賺錢的教室,因此2024年3月結尾的教室數量爲225所,比上一季度下降了11所。
營業收入爲1,306百萬日元,同比下降3.4%。內部結構,直營教室爲991百萬日元,同比下降3.8%,FC爲314百萬日元,同比下降2.2%。近年來,選擇綜合型和學校推薦的學生越來越多,主要集中在高單價的考試年級,而高中生的減少以及不盈利教室的整合是減少營業收入的原因。但對於初中生,除了每個專科都有五科學科和1:2的個別指導體系之外,還推出了固定費用的在線和麪對面方式,讓學生可以根據自己的方便選擇進行學習的「Stady- free plan」非常受歡迎,在教室數量減少的情況下保證了學生人數持平,促進了學生單價的上漲。約3成的初中生選擇了「Stady-free plan」,而且比例每年都在增加。此外,由於引入了「Ringojuku」,小學生(1至3年級)的數量大大增加,所有年級的學生數量也穩步增長,並且對於中學生,儘管數量減少的趨勢仍在繼續,但對於小學生,一些積極的跡象已經出現,這可以說是阻止數量減少的好兆頭。
(3)影像業務部門
在影像業務部門,作爲大手予備校和川合塾的特許經營者(FC業主),展開了面向高中生的「Kawasho Juku Manabees」。電影教育以觀看錄像點播爲特點,學生可以按照自己的學習節奏進行學習。該公司結合以往予備集團的指導經驗,產生了高水平的通過率,通過提高客戶的滿意度成功吸引了學生。其他特許經營者大多以面向小中學生爲主要學習班,他們已經受到了差異化的教育和指導,例如應試和職業指導。實際上,在2024年春季的大學入學考試中,所有345所Kawasho Juku校舍中,該公司操作的學校排名第一。
2024財年上半年營業收入爲1,603百萬日元,同比下降3.1%。儘管在夏季課程中,高三學生的出席人數有所恢復,但隨着綜合選擇入學考試志願者數量的增加,下半年的出席人數減少或出勤率降低,而2年級的出席人數也不理想,這是導致營業收入下降的原因。Kawasho Juku Manabees作爲整體業務連續兩期負增長。這不僅是因爲少子化,還因爲大學入學考試環境發生了變化,這對公司造成了負面影響。期末校舍數量爲橫盤的22個校舍。
(撰寫:FISCO客座分析師佐藤讓)