昭和産業<2004>は5日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.3%減の859.29億円、営業利益が同24.3%増の41.18億円、経常利益が同28.4%増の51.91億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同91.2%増の53.22億円となった。
食品事業の売上高は前年同期比3.2%減の713.15億円、営業利益は同18.4%増の39.71億円となった。インバウンド需要の回復等により外食や飲料用途等の需要回復基調の一方で、円安の進行によるエネルギーコストの高止まり、また物流コストの上昇など、厳しい状況が続いた。このような市場環境の中、強みのマーケット分析力を生かし、昨年4月より導入した顧客別営業組織によるターゲット業態ごとのワンストップ型提案営業の強化に取り組んだ。 製粉カテゴリは、輸入小麦の政府売渡価格が4月に平均0.6%(税込価格)引き下げられたことを受け、7月に小麦粉製品の価格改定を実施している。小麦粉の販売数量は前年同期を下回ったが、プレミックスの販売数量は前年同期並みとなった。パスタの販売数量は外食市場中心に好調であり、前年同期を上回った。ふすまの販売数量については、前年同期を下回った。なお、家庭用の小麦粉およびプレミックスの販売数量は前年同期を下回ったが、パスタの販売数量は前年同期を上回った。これらにより製粉カテゴリの売上高は、前年同期を下回った。製油カテゴリは、コストを踏まえた適正価格での販売活動と、長寿命オイルや油染みの少ないベーカリー用オイルなど機能的に価値のある商品提案や課題解決型営業に取り組んできた。業務用油脂は、需要の回復とその好機を捉えた販売施策の実行により、販売数量は前年同期を上回った。家庭用油脂も、汎用油・こめ油の販売が伸長し、販売数量は前年同期を上回った。これらにより製油カテゴリの売上高は、前年同期を下回った。糖質カテゴリは、連結子会社の敷島スターチやサンエイ糖化との連携を図り、適正価格での販売活動に取り組んできた。糖化品の販売数量は、低分解水あめ、粉あめなど独自性のある商品群の拡販に加え、飲料用途等の需要増加、また主力となる鹿島工場の立地メリットを生かした販売戦略により、前年同期を上回った。コーンスターチの販売数量は、ビール用途等の需要が増加し、前年同期を上回った。加工でん粉の販売量は、前年同期を下回った。これらにより糖質カテゴリの売上高は、前年同期を下回った。
飼料事業の売上高は同10.2%減の134.44億円、営業利益は1.12億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。顧客ニーズに対する提案型営業、畜産物の販売支援や付加価値向上へのサポート等の生産者との取り組み強化、高付加価値商材の拡販に努めてきた。2022年10月に感染が確認された鳥インフルエンザ発生農場での採卵鶏導入が進み鶏卵生産の回復が進んだことで、配合飼料および鶏卵の販売数量は前年同期を上回った。一方で原料価格下落により配合飼料の平均販売価格が前年を下回ったこと、鶏卵需給の緩和により鶏卵相場が軟調に推移したことで、売上高は前年同期を下回った。
その他の売上高は同0.3%増の11.69億円、営業利益は同27.2%増の3.85億円となった。倉庫業については、貨物獲得競争が激化する中、商社や主要顧客との取り組みを強化し荷役量の増加に努め、貨物取扱量は前年同期を上回った。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.1%減の3,460.00億円、営業利益が同8.7%減の120.00億円、経常利益が同21.5%減の130.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.0%減の110.00億円とする期初計画を据え置いている。
昭和工業<2004>於5日公佈了2025年3月第1季度(24年4月-6月)的合併財務報表。銷售額爲859.29億日元,同比下降4.3%,營業利潤增長24.3%,爲41.18億日元,經常盈利增長28.4%至51.91億日元,屬於母公司股東的季度淨利潤增長91.2%,爲53.22億日元。
食品業務銷售額同比下降3.2%至713.15億日元,營業利潤同比增長18.4%至39.71億日元。受到入境遊需求恢復等外出就餐和飲料等需求恢復基調的影響,然而,隨着日元貶值的走勢,能源成本高企和物流成本上升等嚴峻的情況仍在持續。在這樣的市場環境下,公司利用其優勢的市場分析能力,加強了自去年4月以來推出的面向目標業態的客戶銷售組織,通過提供一站式的銷售建議,以強化銷售。在粉類產品方面,政府降低了4月份平均小麥進口拍賣價格0.6%(含稅價格),因此在7月份進行了小麥粉價格的調整,小麥粉的銷售量低於去年同期,但預拌粉的銷售量與去年同期持平。麪條的銷售量表現良好,主要集中在外出就餐市場,超過了去年同期。這些狀態下麩皮的銷售量低於去年同期。順便提一下,家庭用小麥粉和預拌粉的銷售數量低於去年同期,而麪條的銷售數量超過了去年同期。由此,粉類產品的銷售額低於去年同期。在油脂產品方面,公司銷售團隊已經在考慮合理銷售價格的基礎上從事銷售活動,同時對長命油和很少染色的麪包用油等有價值的功能性商品進行推廣和銷售解決方案。商用油脂的銷量由於利用了需求回升的好機會和銷售策略的實施而超過了去年同期。家庭用油脂也因爲汎用油和米油的銷售增長而銷售量超過去年同期。由此,油類產品的銷售額低於去年同期。在糖分類中,公司已經密切合作了子公司Ishimaru Starch和Sanei Saccharification進行合理價格銷售活動。以特有性低分解糖、粉狀糖等商品的擴銷爲主導,糖化品的銷售數量超過了去年同期,此外由於飲料等需求的增加,以及利用位於羊島工廠的立地優勢的銷售策略,也超過了去年同期。玉米澱粉的銷售量由於啤酒等需求的增加而上升,而加工澱粉的銷售量低於去年同期。由此,糖類產品的銷售額低於去年同期。
飼料業務的銷售額下降了10.2%至134.44億日元,營業利潤爲1.12億日元(去年同期爲0.07億日元的虧損)。公司致力於以提案爲重點的銷售活動、加強與畜牧業者的合作以推進畜產品的銷售支持和附加值提高、拓展高附加值商品。在引入飼料雞以恢復雞蛋產量的正在進行中的2022年10月爆發禽流感的農場,配合飼料和雞蛋的銷售數量超過了去年同期。然而,由於原材料價格下降,配合飼料的平均銷售價格低於去年同期,雞蛋市場由於需求放寬而表現疲軟,銷售額低於去年同期。
其他業務的銷售額同比增長0.3%,達11.69億日元,營業利潤同比增長27.2%,達3.85億日元。倉儲業方面,在貨物獲取競爭日益激烈的背景下,公司加強了與商社和主要客戶的合作,努力增加裝載量,貨物處理量超過去年同期。
對於2025年3月期的關聯業績預測,公司維持了其期初預估,銷售額爲3,460.00億日元,與上期相比下降了0.1%。營業利潤爲120.00億日元,同比下降了8.7%,經常利潤爲130.00億日元,同比下降了21.5%,歸屬於母公司股東的當期淨利潤爲110.00億日元,同比下降了11.0%。