■会社概要
3. 計装エンジニアリング
「計装」とは、ビルや工場において空調や生産ラインなど各種の設備・機械装置を、計測・監視・制御の手法によって自動でコントロールする技術で、快適化・効率化・省力化・省エネ化の実現を目的としている。例えば、ビルの空調計装であれば、「最少のエネルギーで快適な環境を実現する」技術と位置付けられ、温度・湿度・気圧などを計測してその情報を監視し、一定の環境を維持するために機器を制御しながらビル全体の空調をコントロール、快適性や省エネ化を実現している。計装技術は近年、省エネ化に必須の技術として注目され、最新のIoT・AI技術を用いた計測・監視システムが開発されたり、「地域冷暖房」のコア技術として利用されたりするなど進化を続けている。一方「エンジニアリング」とは、部分最適に陥りがちな設備・機械装置を、ユーザーにとって全体最適化する技術を指す。
日本電技<1723>のようにこうした「計装」と「エンジニアリング」の機能を併せ持つ企業は少なく、「計装エンジニアリング」という技術自体が同社の強みとなっている。このため、不断に高度化するアズビルの新製品を容易に使いこなし、年々複雑化・大型化する建物全体の空調をコントロールする対応力は、取り扱い販売店の中でも抜きん出ていると言われている。
さらに同社は、こうした「計装エンジニアリング」という技術を産業システムの分野へ持ち込んだ。工場の生産設備機器や生産ライン全体を自動化・省力化するうえで、「計装エンジニアリング」という技術は非常に相性が良く、同社にとっては成長領域として捉えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
■公司資料
3. 計裝工程師
“計裝”指通過測量、監視和控制等手段自動控制建築物和工廠中的各種設備和機械設備的技術,旨在實現舒適化、高效化、省力化和節能化。例如,對於建築物的空調計裝,它被認爲是實現“以最少的能源實現舒適的環境”的技術,通過測量溫度、溼度、氣壓等信息進行監視,同時控制設備以控制整個建築物的空調,從而實現舒適和節能。近年來,計量技術作爲節能的必要技術備受關注,使用最新的物聯網和人工智能技術進行計量和監視系統的開發,並被用作“地域冷暖系統”的核心技術等。而“工程”則指將易陷入局部最優化的設備和機械裝置,優化爲用戶整體最優化技術。
像日本電技<1723>這樣同時擁有“計裝”和“工程”功能的企業很少,技術自身已成爲該公司的優勢。因此,據說該公司具有處理銷售店中越來越複雜、大型化的建築物空調控制的能力,並可以輕鬆使用Azbuild的高度發展的新產品。
此外,該公司已將“計裝工程”技術引入到工業系統領域。在實現工廠生產設備、生產流程自動化和節能方面,“計裝工程”技術非常適用,對於該公司來說是一個增長領域。
(作者:華富證券客座分析師宮田仁光)