■会社概要
1. 会社概要
日本ヒューム＜5262＞は2025年に会社創立100周年を迎えるコンクリート二次製品の総合メーカーである。1925年に日本で初めてヒューム管の製造を開始し、その後は基礎工事用コンクリートパイル、シールド工法用セグメント（シールド工法で用いられるトンネル覆工部材）、道路用壁高欄などの分野にも展開し、コンクリート二次製品の設計・製造から施工までワンストップサービスを提供している。企業理念に「わが社は、社会基盤の整備に参加し、豊かな人間環境づくりに貢献します。わが社は、人の和をはかり、常に従業員の幸福と生き甲斐を求めていきます。わが社は、未来を見つめ、たゆまぬ技術開発により、強い会社を目指します。」を掲げ、建設市場の人手不足を補う製品プレキャスト化や社会インフラ老朽化に対応する製品・施工方法開発などにより、社会基盤の整備に参加することで豊かな社会や環境づくりに貢献している。
2023年4月1日付で前 代表取締役社長の大川内稔氏が代表取締役会長に就任し、前 専務取締役の増渕智之氏が代表取締役社長に就任した。2025年に会社創立100周年を迎えるにあたり、新たな経営体制の下、100周年を通過点としてグループのさらなる成長と企業価値の向上を図る。
2024年3月期末時点の総資産は62,079百万円、純資産は41,599百万円、株主資本は37,773百万円、自己資本比率は66.3%、発行済株式数は29,347,500株（自己株式5,513,111株を含む）である。本社所在地は東京都港区で、国内製造拠点は苫小牧（北海道苫小牧市）、熊谷（埼玉県熊谷市）、三重（三重県三重郡）、尼崎（兵庫県尼崎市）、九州（福岡県北九州市）に展開している。
グループは、同社、連結子会社9社、関連会社（持分法適用会社）6社、及び非連結子会社（持分法非適用会社）1社で構成されている。連結子会社は東邦ヒューム管(株)、技工曙(株)、(株)エヌエイチ・フタバ、日本ヒュームエンジニアリング(株)、(株)ヒュームズ、(株)環境改善計画、(株)鋼商（2024年1月に連結子会社化）、ニッポンヒュームインターナショナルリミテッド（香港）、他海外1社である。持分法適用関連会社には、NJS＜2325＞（1951年に同社の子会社として設立）、旭コンクリート工業＜5268＞が含まれている。また2022年には、NJSと合弁で都市インフラソリューション事業のコンフロンティア(株)を設立（非連結子会社、出資比率は同社50%、NJS50%）した。
なお同社は、2022年12月時点において東京証券取引所（以下、東証）プライム市場の上場維持基準のうち1日平均売買代金が基準を充たしていなかったため、2023年3月24日付で「プライム市場上場維持基準の適合に向けた計画書」を作成・開示していたが、2023年12月末時点において上場維持基準に適合している。
2. 沿革
1925年10月に日本ヒュームコンクリート(株)を横浜市鶴見区に設立、1928年12月に商号を日本ヒューム管(株)に変更、1955年12月に本社を東京都港区へ移転、2000年10月に商号を日本ヒューム(株)に変更した。株式関係では1949年5月に東証へ株式上場、2022年4月に東証の市場区分再編に伴ってプライム市場へ移行した。そして2025年に会社創立100周年を迎える。
事業展開では1925年にヒューム管の製造を開始した後、その技術を活用して事業領域をコンクリートパイルのほか、大口径分野や道路分野を含む各種プレキャストコンクリート製品※へ広げている。また1986年には不動産賃貸事業を開始、2015年には太陽光発電事業とセグメント事業を開始した。さらに、時代のニーズに合った新製品・新工法の開発を推進している。
※工場で製造した後、建設現場で組立・据付を行うコンクリート二次製品のこと。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 水田雅展）
■公司資料
1. 公司資料
日本HUME＜5262＞是一家綜合混凝土二次製品製造商，在2025年迎來公司成立100週年。1925年，日本首次開始製造Hume管，隨後還開展了基礎工程用混凝土樁、微隧道盾構用隧道覆蓋物（隧道盾構工法使用的覆工部件）、道路用牆式護欄等領域，從混凝土二次製品的設計、製造到施工提供了一站式服務。企業理念是“我們將參與社會基礎設施的建設，爲創造豐富的人類環境做出貢獻。我們將尋求人和，始終追求員工的幸福和成就。我們將展望未來，持之以恒地開發技術，努力成爲一家強大的公司。”通過產品預製化和開發應對社會基礎設施老化等措施，該公司參與了社會基礎設施的建設，爲創造豐富的社會和環境做出了貢獻，並彌補建築市場的勞動力短缺。
大川內稔先生於2023年4月1日就任代表取締役會長，前執行副總裁平仲智之進佔據代表取締役社長。爲迎接公司成立100週年，在新的管理體制下，把100週年作爲一個里程碑，努力實現集團的進一步增長和企業價值的提高。
截至2024年3月期末，總資產爲620.79億日元，淨資產爲415.99億日元，股本爲377.73億日元，自有資本比率爲66.3％，發行済株式數爲29,347,500股（包含自己股份5,513,111股）。總部位於東京都港區，國內製造基地分佈在苫小牧（北海道苫小牧市）、熊谷（埼玉縣熊谷市）、三重（三重郡）、尼崎（兵庫縣尼崎市）和九州（福岡縣北九州市）。
集團由該公司、9個附屬子公司、6個相關公司（採用權益法的公司）和1個非附屬子公司（採用權益法非適用公司）組成。附屬子公司包括東邦Hume管（株）、技工曙（株）、NHC二又株式會社、日本Hume工程（株）、Humes（株）、環境改善計畫（株）、鋼商（2024年1月歸併爲附屬子公司）、日本Hume International Limited（香港）和另外1家海外子公司。採用權益法適用相關公司包括NJS＜2325＞（於1951年成爲該公司的子公司）和旭混凝土工業＜5268＞。此外，該公司還於2022年與NJS合資成立城市基礎設施解決方案公司Confluentia (株)（非附屬子公司，持股比例爲該公司50％，NJS50％）
截至2022年12月，該公司不能滿足東京證券交易所（以下簡稱“東證”）主板市場的維持上市標準之一即1日平均成交額，因此於2023年3月24日發佈了一份“滿足主板市場維持上市標準的計劃書”，但到2023年12月底，公司已滿足上市維持條件。
2. 發展歷程
1925年10月，日本Hume混凝土（株）在橫濱市鶴見區成立，於1928年12月更名爲日本Hume管（株），1955年12月將總部遷至東京都港區，2000年10月更名爲日本Hume（株）。在股票方面，於1949年5月在東證上市，在2022年4月的東證市場分類改革中移至主板市場上市。然後在2025年迎來了公司成立100週年。在1925年開始生產Hume管後，該公司活用該技術將業務領域擴展至混凝土樁、大口徑等領域以及道路領域等各種預製混凝土製品※。此外，在1986年開始房地產租賃業務，在2015年開始太陽光發電業務和段縮事業。此外還推進了符合時代需求的新產品和新工藝的研發。
1925年開始生產Hume管後，該公司活用該技術將業務領域擴展至混凝土樁、大口徑等領域以及道路領域等各種預製混凝土製品※。此外，在1986年開始房地產租賃業務，在2015年開始太陽光發電業務和段縮事業。此外還推進了符合時代需求的新產品和新工藝的研發。
※在工廠製造後，在建築工地上進行組裝和安裝混凝土二次製品。
(撰寫: FISCO特約分析師 水田雅展)
