■三機工業<1961>の業績動向
(3) セグメント別受注状況
建築設備事業全体の受注高は183,606百万円(前期比5.8%減)と前期比では微減であったが、2022年3月期比では14.4%増となっており、依然として高い水準を維持していると言える。サブセグメント別では、ビル空調衛生は、53,028百万円(同29.1%減)となったが、前期上期に大型案件を獲得した反動によるもので、悲観する内容ではなかった。産業空調の受注高は、引き続き半導体業界やEV電池関連を中心に高い受注が続いていることから、90,636百万円(同16.1%増)となった。電気は25,617百万円(同10.2%減)となった。前期比では減少しているが、これは過去2年ほど堅調であったデータセンター向けが一服したことによるもので、全体のとしては依然高い水準を維持している。ファシリティシステムも14,323百万円(同7.0%増)となり、こちらも引き続き堅調に推移した。
プラント設備事業の受注高は46,626百万円(前期比47.6%増)と好調であったが、特に環境システムの大型・長期の案件が寄与した。サブセグメント別では、機械システムの受注高は11,242百万円(同3.5%減)となり、まずまずの結果であった。一方で環境システムの受注高は35,383百万円(同77.5%増)と大幅増となった。これは、前期に手持ち工事が豊富であったことから受注をある程度意図的に抑制したことの反動でもあるが、大型案件を獲得した2022年3月期(21,331百万円)を上回っており、かなり高い水準と言える。設備工事以外の受注高は、不動産事業2,482百万円(同0.5%増)、その他は634百万円(同17.0%増)となった。
この結果、調整額を含めた2024年3月期の総受注高は232,396百万円(前期比1.7%増)となり、期末の次期繰越高は198,902百万円(前期末比5.6%増)となった。業種別では、自動車、機械、金融・保険、官公庁などの伸びが高かった。
大型案件(10億円以上)の受注は、計16件、69,786百万円であった。受注件数は、前期の25件から減少しているが、金額では前期比10.6%増、1件当たり平均金額は4,362百万円(前期は2,524百万円)となっており、案件が大型化してきたことがわかる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
■三木工業的業績動向 <1961>
(3) 按細分市場劃分的訂單狀態
整個建築設備業務收到的訂單量爲1836.06億日元(比上一財年下降5.8%),與上一財年相比略有下降,但與截至2022/3財年相比增長了14.4%,可以說仍保持較高水平。按細分市場來看,建築空調和衛生設施爲530.28億日元(比同期下降29.1%),但這是由於上一財年上半年收購大型項目的反應,因此內容並不悲觀。由於繼續收到大量訂單,主要集中在半導體行業和電動汽車電池,工業空調的訂單量爲906.36億日元(比同期增長16.1%)。電力爲256.17億日元(比同期下降10.2%)。與上一財年相比,有所下降,但這是由於過去兩年左右一直強勁的數據中心市場陷入停滯,整體水平仍然很高。該設施系統也爲143.23億日元(比同期增長7.0%),並且繼續保持強勁勢頭。
工廠設備業務的訂單量強勁,達到466.26億日元(比上一財年增長47.6%),但大型和長期環境系統項目尤其做出了貢獻。按細分市場來看,機械系統的訂單爲112.42億日元(比同期下降3.5%),這是一個合理的結果。同時,環境系統的訂單急劇增加到353.83億日元(比同期增長77.5%)。這也是在某種程度上故意壓制訂單的反應,因爲上一財年有大量的手持式建築,但它超過了收購大型項目的2022/3財年(213.31億日元),可以說這是一個相當高的水平。除設備製造外,房地產業務收到的訂單量爲24.82億日元(比同期增長0.5%),其他業務的訂單量爲6.34億日元(比同期增長17.0%)。
結果,截至2024/3財年的總訂單量,包括調整在內,爲2323.96億日元(比上一財年增長1.7%),在財年末結轉到下一財年的金額爲1989.02億日元(較上一財年末增長5.6%)。按行業劃分,汽車、機械、金融/保險、政府辦公室等增長迅速。
收到的大型項目(超過10億日元)的訂單總數爲16個,合697.86億日元。收到的訂單數量從上一財年的25份有所減少,但金額比上一財年增加了10.6%,每宗案件的平均金額爲43.62億日元(上一財年爲25.24億日元),這表明項目規模有所擴大。
(由FISCO客座分析師寺島升撰寫)