川崎重工は、日本製紙株式会社より、同社の草加工場向けに蒸気タービン発電設備を受注しました。本設備の発電出力は5.5MWで、2025年9月の稼働を予定しています。
今回受注した設備は、当社が 2002年に納入した抽気復水タービン※1、2を抽気背圧タービン※3に更新するものです。蒸気タービンの排気（蒸気）の全量を工場内の製紙プロセスや隣接する日本製紙グループ会社の工場に送気することで、熱と電気の最適なエネルギーバランスを実現し、グループ全体での省エネルギーと脱炭素に貢献します。
今回の受注は、20年以上にわたる稼働実績と当社のアフターサービスの対応に加え、エネルギーバランスの変化に応じた提案が総合的に高く評価されたものです。
当社は、1956年に発電用蒸気タービンの生産を開始して以来、国内外の電力会社をはじめとする発電事業者やバイオマス発電所、製紙会社やセメント会社、石油化学会社などの自家発電設備向けやごみ焼却発電プラント向けなど、多種多様なお客様へ納入の実績があります。今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組み、多様な市場ニーズに的確に応えながら、エネルギーの安定供給と環境負荷の低減、資源循環型社会、低炭素・脱炭素社会の実現へ貢献していきます。
- ※1抽気とは、蒸気タービンの中間段落からプロセスに適した圧力の蒸気を取り出すこと。
- ※2復水式とは、蒸気タービンの排気（蒸気）を復水器で冷却（凝縮）することで蒸気タービンの出力を高める方式。一般的には、電力需要の多いお客様の蒸気タービン発電設備で採用される。
- ※3背圧式とは、蒸気タービンの排気（蒸気）をプロセスで再利用する方式。
一般的には、蒸気需要の多いお客様の蒸気タービン発電設備で採用される。
川崎重工從日本紙業株式會社獲得了向其草加工廠提供蒸汽渦輪發電設備的訂單。該設備的發電功率爲5.5兆瓦，計劃在2025年9月投入運營。
本次獲得的設備是更新自己在2002年交付的抽汽覆水渦輪※1、2的抽汽背壓渦輪。通過將蒸汽渦輪的所有排氣（蒸汽）送到工廠內的造紙過程或毗鄰的日本紙業集團公司的工廠中，實現熱能和電能的最佳能量平衡，爲整個集團節能和脫碳做出貢獻。※3通過將蒸汽渦輪的放氣（蒸汽）全部送到工廠內的造紙處理或鄰近的日本造紙集團公司工廠，實現熱和電的最佳能源平衡，爲整個集團節能和脫碳做出貢獻。
本次訂單是基於我們超過20年的運營記錄以及我們提供的售後服務的答覆，以及全面獲得基於能量平衡變化的建議的高度評價而獲得的。
自1956年開始生產發電用蒸汽渦輪以來，我們已經爲國內外電力公司、生物質發電廠、造紙公司、水泥公司、石油和天然氣化工等各種自有發電設施以及垃圾焚燒發電廠等提供了各種各樣的產品交付記錄。我們將積極推進產品技術力的持續提升和工廠工程強化，準確地滿足不同市場需求，爲實現能源的穩定供應、降低環境負荷、實現資源循環型社會、實現低碳和解除碳負擔的社會做出貢獻。
- ※1抽汽是指從蒸汽渦輪的中間段落中取出適合工藝的壓力蒸汽。
- ※2覆水式是指通過蒸汽循環器將蒸汽渦輪的排氣（蒸汽）冷卻（冷凝）來提高蒸汽渦輪的輸出功率的方式。一般來說，它被用於需要大量電力的客戶的蒸汽渦輪發電設備中。
- ※3背壓式是指將蒸汽渦輪的排氣（蒸汽）再利用於工藝中的方式。
一般來說，它被用於蒸汽需求量較大的客戶的蒸汽渦輪發電設備中。
