■業績動向
2. 財務状況と経営指標
G-7ホールディングス＜7508＞の2024年3月期末の資産合計は前期末比4,670百万円増加の61,872百万円となった。主な増減要因は、流動資産において現金及び預金が1,450百万円増加したほか、売掛金が1,370百万円増加した。固定資産は投資有価証券が314百万円減少した一方で、新規出店に伴い有形固定資産が1,339百万円増加したほか、繰延税金資産が620百万円増加した。
負債合計は前期末比1,454百万円増加の31,898百万円となった。有利子負債が130百万円減少した一方で、未払法人税等が584百万円増加したほか、その他の流動負債が増加した。また、純資産合計は同3,216百万円増加の29,973百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上と配当金1,719百万円の支出等により、利益剰余金が3,440百万円増加し、その他有価証券評価差額金が191百万円減少した。
経営指標については、自己資本比率が前期末比1.6ポイント上昇の48.4%となり、有利子負債比率が同4.2ポイント低下の30.6%となるなど2022年3月期以降、財務体質の改善傾向が続いている。ネットキャッシュ（現金及び預金−有利子負債）も同1,580百万円増の7,968百万円と過去最高水準に積み上がっており、財務の健全性は高いと判断される。また、前期にやや悪化していたたな卸資産回転日数についても15.3日と1.2日短縮するなど改善した。売上高営業利益率が3.6%と直近5期では最も低くなっているが、冬季用品の低迷により車関連事業の収益性低下が主因であり、2025年3月期以降は回復が期待される。ROEについては18.3%と引き続き10%以上の水準を維持している。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲）
■業績動向
2. 財務狀況和經營指標
G-7控股＜7508＞截至2024年3月末的總資產爲61,872百萬日元，比上一日期末增加4,670百萬日元。主要增減因素是流動資產中現金和存款增加了14.5億日元，而應收賬款增加了13.7億日元。固定資產由於投資證券減少了3.14億日元，而有形固定資產增加了13.39億日元，並且遞延所得稅資產增加了6.2億日元，追溯到新開店鋪。
負債總額爲31,898百萬日元，比上一日期末增加了1,454百萬日元。有息負債減少了1.3億日元，而未繳納的企業所得稅等增加了5.84億日元，而其他流動負債增加了。此外，淨資產總額同比增加了3,216億日元至29,973億日元。由於計入本期歸屬於母公司股東的淨利潤和支付了17.19億日元的股息等，盈餘公積金增加了34.4億日元，而其他證券的價值差額減少了1.91億日元。
就經營指標而言，自有資本比率爲48.4%，同比增加了1.6個百分點，而有息負債比率爲30.6%，同比下降了4.2個百分點，自2022年3月以來，財務結構呈改善趨勢。淨現金（現金和存款-有息負債）也達到了創紀錄的7,968億日元，同比增加了15.8億日元，財務健康狀況良好。此外，庫存資產週轉天數雖然稍有惡化，但已縮短1.2天至15.3天。雖然營業收入營業利潤率爲3.6%，是近5個財季中最低的，但由於冬季產品銷售不佳，導致汽車相關業務的盈利能力下降，預計到2025年3月期之後將會有所回升。ROE爲18.3%，仍保持10%以上的水平。
（撰寫：FISCO客座分析師佐藤讓）
