29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は小幅続落、金利上昇が重しだが金融株は買われる展開
・ドル・円は伸び悩み、金利高で円買いも
・値下り寄与トップはファーストリテ＜9983＞、同2位はダイキン＜6367＞
■日経平均は小幅続落、金利上昇が重しだが金融株は買われる展開
日経平均は小幅続落。前日比65.85円安（－0.17％）の38789.52円（出来高概算9億2000万株）で前場の取引を終えている。
28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は216.73ドル安(－0.55％)の38852.86ドル、ナスダックは99.09ポイント高（＋0.59％）の17019.88、S&P500は1.32ポイント高（＋0.02％）の5306.04で取引を終了した。米連邦準備制度理事会（FRB）高官のタカ派発言を警戒した売りと、半導体セクターの買いが交錯し、寄り付き後、まちまち。5月消費者信頼感指数が4カ月ぶり上昇したほか、2年債や5年債の入札結果が低調で金利上昇が嫌気され、ダウは続落し終日軟調に推移した。一方、ナスダックは、エヌビディアの上昇がけん引し、過去最高値を更新しまちまちで終了。
米国市場でナスダックが史上最高値を更新したことなどから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は5月23日以来となる39000円台を付ける場面も見られたが、長期金利が上昇するなか、買いは続かず、前日比マイナス圏で前場の取引を終えた。ただ、保険や銀行など金利上昇メリット銘柄が買われたことから、プライム市場の売買代金は2.2兆円と商いは前日比で増加した。
日経平均採用銘柄では、25年度のROE目標を10％から9％に引き下げたことから三菱電機＜6503＞が下落したほか、国内証券会社のネガティブなレポ―トが影響して帝人＜3401＞も売られた。また、三菱重＜7011＞は新しい中期計画発表も材料出尽くし感が先行し下落。京成電鉄＜9009＞、川崎重＜7012＞、日立造船＜7004＞、ダイキン＜6367＞が売られた。
一方、金利上昇などを材料に、SOMPOホールディングス＜8630＞、T&Dホールディングス＜8795＞、MS＆AD＜8725＞、第一生命ホールディングス＜8750＞など保険株が買われたほか、コンコルディア＜7186＞、しずおかフィナンシャルグループ＜5831＞、三菱UFJ＜8306＞など銀行株が上昇。また、一部国内証券会社のレポートを材料にソフトバンクG＜9984＞も買われた。
業種別では、海運業、ゴム製品、水産・農林業、陸運業、空運業などが下落した一方、保険業、鉱業、銀行業、その他製品、精密機器、石油・石炭製品などが上昇した。
長期金利の指標である新発10年物国債利回りは一時1.065％まで上昇するなど上昇基調は継続している。ただ、米10年債利回りも4.5％まで上昇したことで、日米金利差は3.4％ほどのままである。為替は1ドル157円20銭台と昨日よりは円安に振れているが、上値は重くなっている。日銀の安達誠司審議委員は、午前の熊本県金融経済懇談会で「（持続的・安定的な物価上昇）の達成確信までは緩和的な環境維持が重要」とハト派な発言を行ったが、国債購入に関しては「需給など総合的に勘案、段階的に減額」とも発言したことで、金利のじり高が継続する可能性もある。銀行株や保険株への刺激材料となりそうだが、後場の日経平均は様子見ムードが強まり、前日比マイナス圏での推移が続きそうだ。
■ドル・円は伸び悩み、金利高で円買いも
29日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。米10年債利回りの上昇で早朝から小じっかりの値動きとなり、157円13銭から一時157円40銭まで値を上げた。ただ、仲値後はドル買いが一服し、長期金利の上昇を受けた円買いで157円20銭台に失速した。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円13銭から157円40銭、ユーロ・円は170円57銭から170円79銭、ユーロ・ドルは1.0847ドルから1.0859ドル。
■後場のチェック銘柄
・すららネット＜3998＞、アイズ＜5242＞など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高（気配値）を含みます
・値下り寄与トップはファーストリテ＜9983＞、同2位はダイキン＜6367＞
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・豪・4月消費者物価指数：前年比+3.6％（予想：+3.4％、3月：+3.5％）
【要人発言】
・安達日銀審議委員
「当面は緩和的な金融環境が継続」
「物価目標の実現に確度が高まっているが、確信を持てる状況ではない」
「国債買入れは断簡的に減額していることが望ましい」
＜国内＞
特になし
＜海外＞
特になし
我想在29日晚盤交易中注意以下3點。
・日經平均指數繼續小幅下跌，加息幅度較大，但金融股被買入
・美元和日元增長緩慢，利率高，因此可以買入日元
・First Rite ＜9983＞ 是價格下跌的最大貢獻者，大金 ＜6367＞ 同樣位居第二
■日經平均指數繼續小幅下跌，加息幅度較大，但金融股被買入
日經平均指數繼續小幅下跌。遠期市場交易收於38789.52日元（預計成交量爲9.2億股），與前一天相比下降了65.85日元（-0.17％）。
美國股市28日漲跌互現。道瓊斯指數收於38852.86美元，貶值216.73美元（-0.55％）；納斯達克指數收於17019.88點，上漲99.09點（+ 0.59％）；標準普爾500指數收於5306.04點，上漲1.32點（+ 0.02％）。對美國聯邦儲備委員會（Fed）高級官員的鷹派言論持謹慎態度的銷售出現交叉，半導體行業的購買交叉，接近尾聲後，情況好壞參半。除了5月份消費者信心指數4個月來首次上漲外，由於2年期債券和5年期債券的出價結果不佳，加息也被拒之門外，道瓊斯指數繼續下跌並全天保持疲軟。同時，在NVIDIA上漲的帶動下，納斯達克指數創下歷史新高。
自納斯達克創下美國市場歷史新高等以來，東京市場開始以微弱的買入優勢進行交易。自5月23日以來，日經平均指數也曾處於39,000日元區間內，但隨着長期利率的上升，買盤沒有繼續，與前一天相比，前端市場交易收於負值區間。但是，由於受益於利率上升的股票，例如保險和銀行，被買入，Prime市場的交易價格爲2.2萬億日元，銷售額與前一天相比有所增加。
在日經平均指數採用的股票中，自第25財年的投資回報率目標從10％下調至9％以來，三菱電機（6503）下跌，國內證券公司的負面報告對其產生了影響，帝人（3401）也被出售。此外，當三菱重工（7011）宣佈新的中期計劃時，由於感覺材料已提前耗盡，該計劃下跌。出售了京成電鐵 ＜9009＞、川崎茂 ＜7012＞、日立造船 ＜7004＞ 和大金 ＜6367＞。
同時，Sompo Holdings＜8630＞、T&D Holdings＜8795＞、MS & AD ＜8725＞和第一人壽控股＜8750＞等保險股被買入，康考迪亞＜7186＞、靜岡金融集團＜5831＞和三菱U ＜FJ8306＞等銀行股上漲。此外，軟銀G（9984）是使用一些國內證券公司的報告作爲材料收購的。
按行業劃分，航運、橡膠製品、漁業/農業和林業、陸運、航空運輸等下降，而保險、採礦、銀行、其他產品、精密儀器、石油和煤炭產品等上漲。
上升趨勢仍在繼續，作爲長期利率指標的新10年期政府債券的收益率暫時升至1.065％。但是，由於美國10年期國債收益率也升至4.5％，日美利率差異仍在3.4％左右。匯率波動至每美元157日元20日元，低於昨天，但價格上限越來越高。日本央行審議委員會成員足立誠司在上午的熊本縣金融經濟會議上發表鴿派聲明，“在有信心實現（可持續和穩定的價格上漲）之前，保持寬鬆的環境很重要”，但由於他還表示 “全面考慮供需等，逐步減少政府債券購買量”，因此利率也有可能繼續上升。看來這將是對銀行股和保險股的刺激，但日經平均指數晚些時候的觀望情緒加劇，看來與前一天相比處於負值區域的趨勢將繼續下去。
■美元和日元增長緩慢，利率高，因此可以買入日元
29日上午，東京市場美元和日元表現疲軟。由於10年期美國國債收益率的上升，從清晨開始價格略有波動，價格從157日元13日元暫時上漲至157日元40日元。但是，在中位數價格之後，美元購買陷入停滯，爲應對長期利率上升而進行的日元購買停滯至157日元20日元。
到目前爲止，交易區間爲157日元13日元至157日元美元和日元40仙之間，歐元和日元170日元至170日元79仙之間，歐元和日元爲1.0847至1.0859美元。
■後臺查看股票
・Surara Net ＜3998＞和Eyes ＜5242＞等5只股票爲止損價
*包括臨時停車高度（符號值）
・First Rite ＜9983＞ 是價格下跌的最大貢獻者，大金 ＜6367＞ 同樣位居第二
■經濟指標和關鍵人物的陳述
[經濟指標]
・澳大利亞4月消費者物價指數：同比增長3.6％（預測：+ 3.4％，3月：+ 3.5％）
[貴賓致辭]
・日本足立銀行審議委員會
“寬鬆的金融環境將暫時持續下去”
“實現價格目標的準確度正在提高，但我們無法確定。”
“希望簡單地減少政府債券的購買量”
＜國內＞
沒什麼特別的
＜海外＞
沒什麼特別的
