日経平均は3日続伸。前日比283.84円高（＋0.74％）の38669.57円（出来高概算11億9000万株）で前場の取引を終えている。
15日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は349.89ドル高（＋0.88％）の39908.00ドル、ナスダックは231.21ポイント高（＋1.40％）の16742.39、S&P500は61.47ポイント高（＋1.17％）の5308.15で取引を終了した。4月消費者物価指数（CPI）の伸び鈍化を受け年内の利下げ期待を受けた買いが再燃し、寄り付き後、上昇。長期金利の大幅低下を背景にハイテク中心に買われ、終日堅調に推移した。終盤、上げ幅を拡大し、ダウ、ナスダックは最高値を更新し終了。
米国株の上昇を受けて、東京市場も買い優勢で取引を開始。日経平均は、値がさ半導体株の上昇を受けて38897.53円まで上げ幅を拡大したが、前日同様、39000円手前では上値が重くなり上げ幅を縮小した。為替が153円台と前日の大引け時点との比較では2円強も円高ドル安が進行したことで、トヨタ自＜7203＞など自動車関連が下落。時価総額が大きい銀行株もさえなかったことからTOPIXは前日比マイナスとなった。
日経平均採用銘柄では、決算内容が材料視されてリクルートHD＜6098＞、クレディセゾン＜8253＞が買い優勢となったほか、東京エレクトロン＜8035＞、アドバンテスト＜6857＞、ディスコ＜6146＞、スクリーンHD＜7735＞など半導体株も上昇。このほか、TDK＜6762＞、荏原製作所＜6361＞、テルモ＜4543＞、エーザイ＜4523＞が買われた。
一方、今期営業利益見通しが市場コンセンサスに届かなったことで日本紙＜3863＞が大幅安となったほか、日清粉G＜2002＞、三菱UFJ＜8306＞も決算が嫌気されて売られた。このほか、住友ファーマ＜4506＞、住友化学＜4005＞、マツダ＜7261＞、コニカミノルタ＜4902＞、王子ホールディングス＜3861＞が下落。
業種別では、その他製品、サービス業、電気機器、その他金融業、精密機器などが上昇した一方、パルプ・紙、輸送用機器、鉄鋼、銀行業、石油・石炭製品などが下落した。
プライム市場の約65％の銘柄が下落するが日経平均は上昇する歪な地合いとなっている。前場の日経平均は25日移動平均線、75日移動平均線をともに上回った。足元の上値抵抗線を上回ったから反発基調が強まる、という展開に期待したいところだが、積極的に日本株を買う材料には乏しい。来週5月22日に予定されている半導体大手エヌビディアの決算を通過するまでは、方向感に乏しい地合いが続くと想定する。後場の日経平均は引き続き上値が重くなろう。
日經平均指數連續三天上漲。前端交易收於38669.57日元（估計成交量爲11.9億股），與前一天相比增加了283.84日元（+ 0.74％）。
美國股市15日繼續上漲。道瓊斯平均指數收於39908.00美元，上漲349.89美元（+ 0.88％）；納斯達克指數上漲231.21點（+ 1.40％），至16742.39點；標準普爾500指數收於5308.15點，上漲61.47點（+ 1.17％）。由於4月份消費者物價指數（CPI）增長放緩，預計買盤將在年底之前下調利率，但隨後出現回升。在長期利率急劇下降的背景下，它主要由高科技公司收購，並且全天保持穩定。遊戲結束時，漲幅擴大，道瓊斯指數和納斯達克指數觸及高價並收盤。
爲了應對美國股市的上漲，東京市場也開始以買入優勢進行交易。日經平均指數將漲幅擴大至38897.53日元，以應對有價值的半導體股票的上漲，但與前一天一樣，漲幅在39,000日元左右變得很大，漲幅縮小。當匯率與前一天相比處於153日元區間時，日元升值了略高於2日元，美元貶值了，豐田自己的汽車（7203）等汽車相關問題也有所下降。由於甚至沒有大市值的銀行股，TOPIX與前一天相比爲負。
在日經平均指數採用的股票中，財務業績被視爲實質性股票，Recruit HD ＜6098＞和Credit Saison ＜8253＞成爲買入優勢，東京電子＜8035＞、愛德華測試＜6857＞、DISCO ＜6146＞和Screen HD ＜7735＞等半導體股票也上漲。此外，還收購了 TDK ＜6762＞、Ebara Seisakusho ＜6361＞、Terumo ＜4543＞ 和衛材 ＜4523＞。
同時，由於本財年的營業利潤預測達到市場共識，日本的＜3863＞報紙大幅貶值，而日清麪粉G ＜2002＞和三菱日聯＜8306＞也因財務業績令人反感而被出售。此外，住友製藥（4506）、住友化學（4005）、馬自達（7261）、柯尼卡美能達（4902）和王子控股（3861）下跌。
按行業劃分，其他產品、服務、電氣設備、其他金融行業、精密儀器等上漲，紙漿和造紙、運輸設備、鋼鐵、銀行、石油和煤炭產品等下降。
主要市場中約有65％的股票下跌，但日經平均指數處於扭曲的上漲狀態。之前的日經平均線超過了25天移動平均線和75天移動平均線。我想期待一個事態發展，即反彈趨勢將加劇，因爲它已經超過了當前的價格阻力上限，但是幾乎沒有什麼材料可以積極買入日本股票。據推測，這種缺乏方向感的情況將持續到半導體巨頭NVIDIA定於下週5月22日公佈的財務業績通過爲止。將來，日經平均指數的上限可能會繼續保持高位。
