オービーシステム<5576>は22日、2024年3月期決算を発表した。売上高が前期比11.9%増の68.96億円、営業利益が同17.7%増の5.91億円、経常利益が同22.2%増の6.32億円、当期純利益が同11.2%減の4.41億円となった。売上高、営業利益、経常利益で過去最高を更新した。
サービスライン別の業績について、金融事業の売上高は前年同期比10.4%増の27.26億円となった。地銀・都銀、取引所、保険、証券、クレジットの各分野のソフトウェア設計開発及び運用保守を中心に事業を展開している。注力している生損保関連分野において、大型マイグレーション案件の受注が順調に拡大できたこと、及び、地銀・都銀、取引所分野においても中型案件の受注拡大、新規案件の獲得ができたことにより堅調に推移した。
産業流通事業の売上高は同8.1%増の18.98億円となった。産業流通、マイコン、医療の各分野のソフトウェア設計開発及び運用保守を中心に事業を展開している。主力の産業流通分野については、流通システム案件、医薬システム案件を中心に継続して堅調に推移した。また、医療分野においては下半期に複数の大規模案件が受注できたことにより大きく伸長した。一方、マイコン分野は、開発の延期、縮小の影響が残っているものの、家電案件、車載案件を中心に引き合いは活発になってきている。
社会公共事業の売上高は同16.3%増の16.84億円となった。電力ICT分野、社会インフラ分野、メディア情報分野、公共分野、文教・教育系分野のソフトウェア設計開発及び運用保守を中心に事業を展開している。主力の電力ICT分野、メディア情報分野については堅調に推移している。また、公共分野も自治体及び独立行政法人向けの案件は堅調に推移しており、下半期は上半期に比し、受注も増加傾向になってきている。なお、自治体標準化、ガバメントクラウド案件は本格始動を前に準備段階であり、緩やかな立ち上がりとなっている。
ITイノベーション事業の売上高は同20.2%増の5.86億円となった。システム全体を支えるフロントシステムエンジニアとして、受託開発、運用保守を中心に事業を展開している。金融機関における自社運用のサーバから仮想サーバ、クラウドサーバへの移行ニーズを計画通り受注拡大に結 び付けることができた。また、クラウドを中心とした案件の獲得に注力した結果、継続して案件を受注できたことにより業績は堅調に推移した。
2025年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比6.0%増の73.08億円、営業利益が同1.5%増の6.00億円、経常利益が同0.6%増の6.36億円、当期純利益が同8.7%増の4.80億円を見込んでいる。同社は2024年4月1日にヒューマン&テクノロジーの全株式を取得したことから、2025年3月期第1四半期より連結財務諸表を作成する。2025年3月期の連結業績予想については現在精査中であり、明らかになり次第、速やかに公表するとしている。
奧比系統<5576>於22日公佈了截至2024/3財年的財務業績。淨銷售額較上一財年增長了11.9%,達到68.96億日元,營業利潤增長了17.7%,達到5.91億日元,普通利潤增長了22.2%,至6.32億日元,淨收入下降了11.2%,至4.41億日元。它的銷售額、營業利潤和普通收入都創下歷史新高。
就服務領域的業績而言,金融業務的銷售額比去年同期增長了10.4%,達到27.26億日元。我們正在地區銀行、東京銀行、交易所、保險、證券和信用卡等各個領域開展以軟件設計、開發、運營和維護爲中心的業務。在我們重點關注的人壽保險相關領域,由於大型移民項目的訂單穩步擴大,地區銀行/東京銀行和交易所領域的中型項目訂單也有所擴大,我們得以收購新項目,因此保持穩定。
工業分銷業務的銷售額同期增長了8.1%,達到18.98億日元。我們正在工業分銷、微型計算機和醫療保健領域發展以軟件設計、開發、運營和維護爲中心的業務。至於主要的工業分銷部門,它繼續保持穩定,主要是分銷系統項目和製藥系統項目。此外,在醫療領域,由於下半年訂購了多個大型項目,因此出現了顯著增長。同時,在微計算機領域,儘管開發延遲和收縮的影響仍然存在,但調查正變得活躍,主要是家用電器項目和車載項目。
公共工程銷售額同期增長了16.3%,達到16.84億日元。我們正在電力ICT領域、社會基礎設施領域、媒體信息領域、公共部門、教育和教育領域發展以軟件設計、開發、運營和維護爲中心的業務。作爲主力的電力信通技術領域和媒體信息領域一直保持穩定。此外,在公共部門,地方政府和獨立行政機構的項目一直保持穩定,與上半年相比,下半年的訂單也呈上升趨勢。此外,地方政府標準化和政府雲項目在全面啓動之前處於準備階段,並且正在緩慢啓動。
IT創新業務的銷售額較同期增長了20.2%,達到5.86億日元。作爲支持整個系統的前端系統工程師,我們正在發展以合同開發、運營和維護爲中心的業務。金融機構從內部運行的服務器遷移到虛擬服務器和雲服務器的需求已按計劃與訂單擴展相關聯。此外,由於專注於收購以云爲中心的項目,業務表現保持穩定,這是因爲我們能夠繼續收到項目訂單。
至於截至2025年3月31日的財年的全年收益預測,我們預計銷售額將比上一財年增長6.0%至73.08億日元,營業利潤增長1.5%至6億日元,普通利潤增長0.6%至6.36億日元,淨收入將增長4.8億日元,同期增長8.7%。自公司於2024/4/1年度收購了Human & Technology的所有股份以來,合併財務報表將從截至2025/3財年的第一季度開始編制。截至2025/3財年的合併收益預測目前正在審查中,據說一旦明確,將立即公佈。