クラウドコンピューティングサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕、以下「さくらインターネット」)が提供するIaaS型クラウドの「さくらのクラウド」が、2023年度にデジタル庁が募集した「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」(以下「ガバメントクラウド」)に認定されました。本認定は、2025年度末までに技術要件をすべて満たすことを前提とした条件付きの認定です。
今回の選定により、デジタル庁が進める「ガバメントクラウド整備事業に係る検証作業等」において「さくらのクラウド」が対象となりました。
今後は、主たるクラウド環境として「さくらのクラウド」の開発強化に加え、周辺機能の一部はマイクロソフト社の製品等のサードパーティ製品を用いて開発を行い、2025年度中にガバメントクラウドとしての提供を目指します。
さくらインターネットは、すべてのお客さまが安心してクラウドサービスを運営および提供できるよう、迅速、柔軟、かつセキュアなクラウドインフラを提供してまいります。
代表取締役社長 田中邦裕のコメント
クラウドシフトの流れにより、民間だけでなく公的セクターにおいてもクラウド利用の流れが加速しています。そのような中、日本においてもガバメントクラウドとして、パブリッククラウドの活用が進められてきましたが、これまでは国内事業者の参入がなく、4.7兆円とされるデジタル貿易赤字※1の更なる拡大が懸念されていました。もっとも、国内事業者が参入できるようにハードルを下げるべきではなく、国内外問わず最適なパブリッククラウドの利用が望ましいと考えています。その中で当社は、2025年度末までに機能を充足させる計画を提出し、それを完遂させる覚悟を持って取り組みます。また、一部の機能においてはマイクロソフト様とのパートナーシップにより、グローバルで利活用されるテクノロジーにて充足させる事となりました。日本のデジタルインフラを支える企業として、これからも期待に応えてまいります。
エンドースメント
日本マイクロソフト株式会社
執行役員 常務 パブリックセクター事業本部長
佐藤 亮太 様
この度は「さくらのクラウド」のガバメントクラウドへの条件付き採用、心よりお祝い申し上げます。かねてより、さくらインターネット様にはIoT事業領域の協業やクラウドにおける衛星データ活用に関する共同マーケティング施策などを進め、パートナーとして連携を行ってまいりました。今後もガバメント領域に限らず、民間へのクラウドインフラ提供や社内のAI活用など様々な分野で引き続きパートナーシップを強化し、日本のクラウドビジネスを加速させてまいりたいと考えております。今後、さくらインターネット様とさらに緊密に連携し、日本のデジタルトランスフォーメーションに貢献して参ります。
ガバメントクラウドについて
ガバメントクラウドはデジタル庁が行っている政策の一つで、政府共通のクラウドサービスの利用環境です。クラウドサービスの利点を最大限に活用することで、迅速、柔軟、かつセキュアでコスト効率の高いシステムを構築可能とすることを目的としています。利用者にとって利便性の高いサービスをいち早く提供し改善していくことを目指しており、地方公共団体でも同様の利点を享受できるようにデジタル庁が検討を進めています。
参考情報
さくらインターネットのIaaS型クラウドサービス「さくらのクラウド」が 「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度」(ISMAP)に登録(2021年12月20日発表)
https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/newsreleases/2021/12/20/1968208743/
※1「デジタル赤字」4.7兆円 昨年国際収支、5年で1.9倍 産業育成に遅れ(日本経済新聞社、2023年2月9日公開、2023年5月31日閲覧)より
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68319260Z00C23A2MM8000/
※本内容は発表時点の情報です。その後、予告せず変更となる場合があります。
※記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。
※ Microsoftは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
由提供雲計算服務的櫻花互聯網有限公司(總部:大阪府大阪市;總裁兼首席執行官:田中邦博;以下簡稱 “櫻花互聯網”)提供的IaaS型雲 “,已被數字機構認證爲2023財年招聘的 “政府雲開發雲服務”(以下簡稱 “政府雲”)。該認證是一項有條件的認證,假設到2025財年結束時所有技術要求都得到滿足。
由於這一選擇,“Sakura Cloud” 成爲數字機構推動的 “與政府雲開發項目有關的驗證工作等” 的目標。
未來,除了加強作爲主要雲環境的 “櫻花雲” 的開發外,還將使用第三方產品(例如微軟產品等)開發一些外圍功能,我們的目標是在2025財年將其作爲政府雲提供。
Sakura Internet 將繼續提供快速、靈活和安全的雲基礎架構,讓所有客戶都能安心地運營和提供雲服務。
總裁兼首席執行官田中邦弘的評論
由於雲轉移的趨勢,雲的使用不僅在私營部門而且在公共部門都在加速。在這種情況下,日本已將公有云作爲政府雲的使用得到推廣,但到目前爲止,還沒有國內運營商進入,人們擔心4.7萬億日元的數字貿易赤字會進一步擴大*1。但是,不應降低障礙以使國內運營商可以進入,而且我認爲,無論是在國內還是國際上,都希望以最佳方式使用公有云。其中,我們提交了一份在2025財年末之前滿足職能的計劃,我們正在努力完成該計劃。此外,通過與微軟的合作,可以在全球範圍內使用的技術將滿足某些職能。作爲一家支持日本數字基礎設施的公司,我們將繼續達到預期。
代言
微軟日本有限公司
執行官兼公共部門業務部董事總經理
佐藤良太先生
我要對有條件地將 “Sakura Cloud” 引入政府雲表示衷心祝賀。一段時間以來,我們與Sakura Internet作爲合作伙伴促進了物聯網業務領域的合作,以及與在雲端使用衛星數據等相關的聯合營銷措施。展望未來,我們不僅希望繼續加強政府領域的合作伙伴關係,還希望繼續加強各個領域的合作伙伴關係,例如向私營部門提供雲基礎設施和在內部使用人工智能,並加速日本的雲業務。展望未來,我們將繼續與Sakura Internet進行更緊密的合作,爲日本的數字化轉型做出貢獻。
關於政府雲
政府雲是數字機構實施的政策之一,它是一個使用所有政府通用的雲服務的環境。目標是通過充分利用雲服務的優勢,使構建快速、靈活、安全且具有成本效益的系統成爲可能。我們的目標是快速提供和改善對用戶非常方便的服務,數字機構正在進行研究,以便地方公共機構也可以享受類似的優勢。
參考信息
櫻花互聯網的IaaS雲服務 “櫻花雲” 已在 “政府信息系統安全評估系統”(ISMAP)中註冊(於2021/12/20發佈)
https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/newsreleases/2021/12/20/1968208743/
*1 “數字赤字” 來自去年的國際收支,爲4.7萬億日元,落後5年工業發展的1.9倍(日經,發佈於2023/2/9,2023/5/31查看)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68319260Z00C23A2MM8000/
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