■AIAIグループ<6557>の事業概要
1. 事業概要
同社は東京都・千葉県・神奈川県及び大阪府での、認可保育園AIAI NURSERY、児童発達支援施設AIAI PLUSの運営を主力としている。さらに、障害児の数が増加傾向という事業環境に対応し、新たなサービスとして保育所等訪問支援AIAI VISITの展開を2024年10月から開始した。
2025年3月期第2四半期(中間期)時点の運営施設数は、AIAI NURSERYが87施設(東京都31施設、神奈川県3施設、千葉県44施設、大阪府9施設)、AIAI PLUSが21施設(東京都2施設、神奈川県1施設、千葉県15施設、大阪府3施設)の合計108施設となっている。認可保育園数は業界6位規模である。また2024年4月には神奈川県にAIAI PLUSを初開設した。これにより、AIAI NURSERYを展開する全都府県においてAIAI PLUSを併設する形となった。なお同年10月31日時点での2025年4月の新規開設・譲受・譲渡の計画は、新規開設2施設(AIAI NURSERY2施設。東京都1施設、千葉県1施設)、譲受1施設(2025年4月に譲受予定、ぽこころ保育園1施設、東京都)、譲渡2施設(採算性が低い小規模保育施設AIAI MINI2施設。東京都1施設、千葉県1施設。譲渡先キッズブレア(株))としている。さらに、2024年12月には、株式会社Berryの株式を譲受するための基本合意書を同社との間で締結したことを公表しており、譲受施設はさらに7施設増加する予定である(2025年4月に譲受予定、認可保育園6施設、小規模保育施設1施設、神奈川県)。
認可保育園AIAI NURSERYは、児童福祉法に基づいた児童福祉施設で、面積や保育士等職員数など国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事等に認可された施設である。国及び自治体が負担する施設型給付(園児や保育士に関する補助金、施設の賃借に関する補助金等)を受けて施設を運営する。小規模保育施設AIAI MINIは、子ども・子育て支援制度によって新設された保育施設で、19人以下の定員かつ0歳から2歳までの子どもを対象として、市町村の認可を受けた施設である。利用者からの保育料及び自治体からの地域型保育給付を受けて施設を運営する。
児童発達支援施設AIAI PLUSは、発達に遅れのある未就学時(小学校入学前の児童)を対象として、日常生活における基本的な動作の指導や知識技能の付与、集団生活への適応訓練などの児童発達支援を提供する施設である。1回95分コースのプログラム(運動プログラム、学習プログラム)に週2回以上取り組むことで、適切な行動をとるための感覚情報を処理・組織化していく感覚統合を育成し、発達をサポートする。児童の発達支援において多様化するニーズに応えるため、支援プログラムに関する専門家が個別にサービスを提供している。
また、AIAI PLUSは利用者が施設に通うスタイルのサービスであるのに対して、職員(有資格の支援員)が保育所等の施設を訪問して療育サービス(保育所等訪問支援)を提供する訪問支援型サービスのAIAI VISITの展開も開始している。障害児の数が増加傾向という事業環境に対応し、自社のAIAI NURSERYにとどまらず、他社運営の保育園・幼稚園にも広範囲で訪問して療育を提供する。2024年7月には、子育て事業の大手であるJPホールディングス<2749>に対してAIAI VISITの提供を開始した。
収益構造は、AIAI NURSERYは利用者からの保育料及び自治体からの地域型保育給付を受けて施設を運営する。AIAI PLUS及びAIAI VISITは国民健康保険団体連合会(国保連)に障害福祉サービス費を請求するほか、利用者に自費負担サービス料を請求している。AIAI VISITの売上高は、訪問支援員1人当たりの売上高(「契約件数×訪問回数×訪問単価」)に訪問支援員数を乗じた金額となる。なお、訪問単価は訪問支援員の経験年数によって変動する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
■AIAI集團<6557>的業務概要
1. 業務概況
該公司以在東京都、千葉縣、神奈川縣以及大阪府的許可保育園AIAI NURSERY和兒童發展支持機構AIAI PLUS的經營爲主。並且,針對殘障兒童數量的增加趨勢的商業環境,從2024年10月開始推出新的服務,作爲保育所等訪問支援的AIAI VISIT。
截至2025年3月期第二季度(中期),經營設施數量爲AIAI NURSERY 87個設施(東京都31個設施,神奈川縣3個設施,千葉縣44個設施,大阪府9個設施),AIAI PLUS 21個設施(東京都2個設施,神奈川縣1個設施,千葉縣15個設施,大阪府3個設施),總共108個設施。許可保育園的數量在行業中排名第6。此外,2024年4月在神奈川縣首次開設AIAI PLUS。因此,AIAI NURSERY將在所有都府縣中並設AIAI PLUS。值得注意的是,截至當年10月31日,2025年4月的新開設、受讓、轉讓計劃爲新開設2個設施(AIAI NURSERY 2個設施,東京都1個設施,千葉縣1個設施),受讓1個設施(計劃於2025年4月受讓,ぽこころ保育園1個設施,東京都),轉讓2個設施(盈利能力較低的小規模保育設施AIAI MINI 2個設施,東京都1個設施,千葉縣1個設施,轉讓給Kids Blear株式會社)。此外,2024年12月,已與Berry株式會社簽署了購買其股票的基本協議,受讓設施預計再增加7個(計劃於2025年4月受讓,許可保育園6個設施,小規模保育設施1個,神奈川縣)。
許可保育園AIAI NURSERY是基於兒童福利法的兒童福利設施,滿足國定的設立標準,如面積和保育老師等職員人數,並獲得都道府縣知事的許可。通過國及地方政府負擔的設施型給付(與園児及保育老師相關的補助金、設施租借的補助金等)來經營該設施。小規模保育設施AIAI MINI是由兒童・育兒支援制度新設立的保育設施,針對不超過19名的定員和0歲到2歲的兒童,獲得市町村的許可的設施。通過利用者的保育費及來自市政府的地域型保育給付來經營該設施。
兒童發展支持設施AIAI PLUS針對在發育上有延遲的未入學兒童(小學入學前的兒童),提供日常生活中基本動作的指導和知識技能的傳授、適應集體生活的訓練等兒童發展支持。通過每次95分鐘的課程(運動課程、學習課程),每週參與2次以上,以處理和組織適當行爲所需的感官信息,從而培養感官統合,支持兒童的發展。爲了回應兒童發展支持中日益多樣化的需求,專業人員會單獨提供支持程序的服務。
此外,AIAI PLUS是利用者通勤到設施的服務,與之不同的是,工作人員(有資格的支援員)會前往保育所等設施提供療育服務(保育所等訪問支援),並開始進行了訪問支援型服務AIAI VISIT的推廣。針對殘障兒童不斷增加的業務環境,不僅在自家的AIAI NURSERY,也在其他公司運營的保育園和幼稚園廣泛提供療育服務。2024年7月,向育兒業務的巨頭JP Holdings<2749>開始提供AIAI VISIT。
收益結構方面,AIAI NURSERY通過向利用者收取保育費及向市政府收取地域型保育給付來經營該設施。AIAI PLUS和AIAI VISIT向國民健康保險聯合會(國保連)索取殘疾福利服務費,並向利用者收取自費服務費。AIAI VISIT的營業收入是按照訪問支援員每人的營業收入(「合同件數×訪問次數×訪問單價」)乘以訪問支援員數量得出的面值。此外,訪問單價根據訪問支援員的經驗年限而有所不同。
(撰寫: FISCO特約分析師 水田雅展)