16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■SQ値が支持線として意識されやすい
■アスクル、2Q営業利益 16.8%減 60.28億円
■前場の注目材料:オムロン、関税対応にAI導入、作業時間半減
■SQ値が支持線として意識されやすい
16日の日本株市場は、金融イベント待ちのなかで膠着感を強めそうだが、底堅さは意識される相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが86ドル安、ナスダックは23ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペース減速の思惑を受けた売りや利益確定の売りに押されNYダウは7日続落。一方でナスダック指数はブロードコムの急伸が他の半導体株への買いに広がったことで上昇し、最高値を更新した。シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比100円高の39570円。円相場は1ドル153円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まりそうだ。米国ではNYダウが7営業日続落となったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の動きとなった。景気敏感株が売られる一方で、ハイテク株の一角が買われるなど、リバランスの動きが中心とみられる。ブロードコムについては前週末の時点で織り込まれているだろうが、24%超の上昇となるなか、再評価の流れに向かわせそうである。SOX指数も強い値動きだったことで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へは資金が向かいやすいと考えられる。
半導体株は米中関税への警戒から不安定な値動きが続いており、ポジションは売りに傾いていると考えられる。ただし、足もとではアドバンテスト<6857>がリバウンド基調を強めてきており、他の半導体株へもFOMCを前に買い戻しの動きが入る可能性がありそうだ。また、為替市場では円相場が1ドル=153円台半ばで推移していることから、自動車や機械など輸出関連への資金流入も意識されやすいだろう。
前週末の日経平均株価は前場終盤にかけて39247.41円まで下落する場面もみられたが、その後は下落幅を縮めており、終値では12月のSQ値(39434.85円)を上回っている。日経225先物はナイトセッションで一時38450円と下落に転じる場面もみられたが、終盤にかけての切り返し39600円で終えている。SQ値が支持線として意識されやすいなか、金融イベント通過後のアク抜けを狙った押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。また、金融イベント通過後はあらためてトランプ次期政権に対する期待感から年末高を意識させそうだ。
■アスクル、2Q営業利益 16.8%減 60.28億円
アスクル<2678>が発表した2025年5月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比2.9%増の2379億3200万円、営業利益は同16.8%減の60億2800万円だった。eコマース事業については、いずれの事業も堅調に伸長したが、為替影響等による売上総利益率の低下に加えて、「ASKUL関東DC」に係る地代家賃の固定費の増加もあり、増収減益となった。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(19926.72、+23.88)
・1ドル=153.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(39570、+100)
・SOX指数は上昇(5149.78、+167.59)
・VIX指数は低下(13.81、-0.11)
・米原油先物は上昇(71.29、+1.27)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・オムロン<6645>関税対応にAI導入、作業時間半減
・旭化成<3407>「電池耐久性など研究」、提案型ビジネス創出
・三菱電機<6503>米に空調工場、220億円投資、車電装品の拠点転用
・NTTデータG<9613>システム開発の依頼書、生成AIでリスク抽出、国内向け
・双日<2768>アイルランド再生エネ買収、欧の脱炭素需要狙う
・三菱重<7011>豪護衛艦の受注獲得へ、防衛省が官民合同組織発足
・NTT<9432>NTT西日本、リモートの「遅延」解消、対面同様のやりとり実証
・豊田合成<7282>インド深耕、高付加価値品に注力
・DMG森精機<6141>IEC第三者認証を取得、セキュリティー品質向上
・タダノ<6395>社長・氏家俊明氏、クレーン、海外に活路
・大日本印刷<7912>2ナノ世代以降の半導体用評価フォトマスク提供開始
・日立<6501>「SF6」不使用遮断器5台を受注
・シキボウ<3109>民族衣装生地を増産、中東「トーブ」用、愛知で1.5倍
・INPEX<1605>出光興産と、ノルウェーでCO2貯留事業に参画
・関西電力<9503>原発由来水素を姫路の混焼実証で活用、低コスト、有望な選択肢に
・関西電力<9503>独洋上風力に参画へ、バルト海に着床式21基を設置
・日本冶金工業<5480>冷間圧延を効率化、川崎に新建屋を竣工
・AGC<5201>後付け太陽光発電ガラスの試験販売を開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月コア機械受注(前月比予想:+1.0%、9月:-0.7%)
<海外>
・11:00 中・11月鉱工業生産(前年比予想:+5.4%、10月:+5.3%)
・11:00 中・11月小売売上高(前年比予想:+5.0%、10月:+4.8%)
在16日前的交易中,我希望關注以下三個要點。
■ SQ值作爲支撐位容易受到關注
■ 阿斯克魯,第二季度營業利潤下降16.8%至602.8億日元
■ 前場的關注材料:歐姆龍,導入AI應對關稅,工作時間減半
■ SQ值作爲支撐位容易受到關注
16日的日股市場在等待金融事件的情況下,可能會加劇膠着感,但市場走勢會意識到底部的堅挺。13日的美國市場,納斯達克指數上漲了23點,而道瓊斯指數則下跌86美元。在聯儲局(FRB)減息步伐放緩的預期下,受到賣出和獲利了結的壓力,道瓊斯指數已經連續下跌7天。另一方面,由於博通的急劇上升也帶動了其他半導體股的買入,納斯達克指數上漲並刷新了最高價。芝加哥日經225期貨(3月)結算價比大阪高出100日元,達到39570日元。日元匯率穩定在1美元153.60日元的水平。
日經平均股價可能會在芝加哥期貨的影響下,以微弱買入開始。儘管美國的道瓊斯指數已連續7個交易日下跌,但在聯邦公開市場委員會(FOMC)召開前,市場進行了持倉調整。儘管景氣敏感股被拋售,但一些科技股則有買入跡象,預計市場以重新平衡爲主。至於博通,上週末的表現可能已經被市場消化,但由於價格上漲超過24%,有可能引發重新評估的趨勢。同時,由於SOX指數的強勁波動,市場認爲資金較容易流向科技股等對指數影響較大的股票。
由於對美中關稅的警惕,半導體股的價格波動持續不穩,市場可能偏向賣出頭寸。然而,就目前來看,先進測試<6857>的反彈趨勢正在加大,FOMC召開前可能出現買入回補的現象。此外,匯率市場顯示日元匯率維持在1美元=153日元半價,因此對於汽車和機械等出口相關股票的資金流入的關注度可能加大。
上週末日經平均股價在盤中一度下跌至39247.41日元,但隨後縮小了下跌幅度,最終收盤價超過了12月份的SQ值(39434.85日元)。日經225期貨在夜盤中一度跌至38450日元,但在盤末反彈至39600日元收盤。在SQ值作爲支撐位被關注的情況下,金融事件過後狙擊押底買入的意願似乎仍然強烈。此外,金融事件過後,因對特朗普次期政府的期待感,再次引發人們對年末上漲的關注。
■阿斯克爾,第二季度營業利潤下降16.8%,爲602.8億日元
阿斯克爾<2678>發佈的2025年5月期第2季度業績顯示,營業收入同比增長2.9%,達到2379億3200萬日元,營業利潤同比減少16.8%,爲60億2800萬日元。在電子商務業務方面,雖然各項業務都穩健增長,但由於匯率影響等導致的毛利率下降,以及與「ASKUL關東DC」相關的地租和固定費用增加,導致增收減利。
■前場關注材料
・納斯達克綜合指數上漲(19926.72,+23.88)
・1美元=153.60-70日元
・芝加哥日經期貨上漲(39570,+100)
・SOX指數上漲(5149.78,+167.59)
・VIX指數降低(13.81,-0.11)
・美國原油期貨上漲(71.29,+1.27)
・活躍的股票回購
・東證要求提高企業價值
・歐姆龍<6645>爲關稅應對引入AI,工作時間減半
・旭化成<3407>「電池耐久性等研究」,創造提案型業務
・三菱電機<6503>在美國設立空調工廠,投資220億日元,轉型爲汽車電裝品基地
・NTT數據G<9613>系統開發的委託書,通過生成AI進行風險提取,面向國內
・雙日<2768>收購愛爾蘭再生能源,瞄準歐盟脫碳需求
・三菱重工<7011>爲獲得澳大利亞護衛艦訂單,防衛省成立官民聯合組織
・NTT<9432>NTT西日本解決遠程的「延遲」,證明可以進行面對面的交流
・豐田合成<7282>深入印度,聚焦高附加值產品
・DMG森精機<6141>獲得IEC第三方認證,提升安防質量
・大田野<6395>社長・氏家俊明,克雷恩,開拓海外市場
・大日本印刷<7912>開始提供2納米世代及以後半導體用評估光刻掩膜版
・日立<6501>收到5台不使用「SF6」的斷路器訂單
・四季報<3109>增加民族服裝面料的產量,爲中東的"託布",在愛知提高了1.5倍
・INPEX<1605>與出光興產一起參與挪威的CO2儲存項目
・關西電力<9503>在姬路的混燒驗證中利用核電衍生氫氣,作爲低成本和有前景的選擇
・關西電力<9503>將參與德國的海上風力項目,在波羅的海安裝21個着牀式風機
・日本冶金工業<5480>實現冷軋效率,川崎的新建築已竣工
・AGC<5201>開始進行後裝光伏太陽能玻璃的試銷
☆前場活動日程
<國內>
・08:50 10月核心機械訂單(環比財務預測:+1.0%,9月:-0.7%)
<境外>
・11:00 11月工業生產(同比財務預測:+5.4%,10月:+5.3%)
・11:00 11月零售營業收入(同比財務預測:+5.0%,10月:+4.8%)