タクマ<6013>は29日、子会社の日本サーモエナーが、トヨタ自動車<7203>の子会社のトヨタ自動車北海道に、世界初の水素焚き真空式温水発生機「ゼロエミッション バコティンヒーター」の初号機を納入したと発表した。
ゼロエミッション バコティンヒーター(GTL-300ZE型)は、日本サーモエナーが2023年5月に販売を開始した、水素を燃料とする真空式温水発生機である。主燃料に加え着火源のパイロットバーナの燃料にも水素を使用するなど化石燃料を一切使用しない構造を取り、燃焼時にCO2を排出しないゼロエミッションを実現する。
トヨタ自動車北海道は、スパークス・グループ<8739>の子会社のスパークス・グリーンエナジー&テクノロジーが苫小牧市で実施中の「既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築・実証事業」に参画している。その事業の一環として、福利厚生施設における熱源装置にゼロエミッション バコティンヒーターが採用された。2025年1月から稼働する予定である。
日本サーモエナーは今後も、脱炭素化製品のニーズに対応するため、水素やバイオマスといった再生可能エネルギーを活用した熱源装置の展開に注力し、社会課題の解決に貢献していく。
豐田汽車子公司達可瑪<6013>於29日宣佈,旗下日本熱能公司向豐田汽車<7203>的子公司豐田汽車北海道交付了世界首臺水素燃燒真空式熱水發生器「零排放巴科京熱水器」的首臺產品。
零排放巴科京熱水器(GTL-300ZE型)是由日本熱能公司於2023年5月推出的使用氫氣作燃料的真空式熱水發生器。除主要燃料外,啓動源的引燃燃燒器也使用氫氣作爲燃料,實現了不使用化石燃料的結構,在燃燒時不排放CO2,實現了零排放。
豐田汽車北海道參與了斯帕克斯·群<8739>子公司斯帕克斯·綠色能源與科技在苫小牧市進行的「利用現有基礎設施實現水素供應低成本化的模型構建和實證項目」。作爲該項目的一部分,零排放巴科京熱水器被用於福利設施的熱源設備。計劃從2025年1月開始運營。
日本熱能公司將繼續致力於開發利用氫氣和生物質等可再生能源的熱源設備,以滿足減碳產品需求,爲解決社會問題做出貢獻。