3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株主導での底堅い相場展開に期待
■伊藤園、2Q営業利益 15.6%減 143億円
■前場の注目材料:川崎重、車載電池を再資源化、純度99.5%の炭酸リチウム回収
■ハイテク株主導での底堅い相場展開に期待
3日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだが、下値の堅さは意識されそうだ。2日の米国市場はNYダウが128ドル安、ナスダックは185ポイント高だった。米長期金利の上昇や中東情勢の地政学的リスク、フランスの内閣が不信任の公算で崩壊の危機に直面していることなどが警戒され、利益確定の売りが優勢となった。そのなかでハイテク株の一角が買われており、ナスダック指数は最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の38615円。円相場は1ドル149円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まりそうだ。米国市場ではハイテク株の上昇が目立っており、特別委調査による不正会計の証拠がないことがわかったと発表したスーパー・マイクロが急伸したことも投資家心理を明るくさせそうだ。トランプ次期米大統領の関税政策などの不透明感から積極的な売買は手控えられそうだが、ハイテク株主導での底堅い相場展開が期待される。
日経225先物はナイトセッションで200日線を支持線とした値動きから、一時25日線に接近する場面もみられた。25日線水準では戻り待ち狙いの売りが意識されやすいところだが、同線を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーを強めてくる可能性もあり、節目の39000円をターゲットとしたトレンド形成が期待されてくる。そのため、買い一巡後に軟化する局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。
また、昨日の日経平均株価は前場中盤に38000円を下回る場面もみられたが、38000円割れでの押し目買い意欲の強さは確認されている。その後は75日線が支持線として意識されるなか、200日線、25日線に接近する展開だった。両線が位置する38650円~38690円辺りを明確に上放れてくる展開では、ハイテク株主導での強い基調が期待されそうである。
一方で、円相場は再び1ドル=149円台で推移しているため、円高が重荷となる。中東情勢においては、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラはイスラエル軍の拠点に対する攻撃を行ったと報じられている。地政学リスクが重荷となる可能性には注意しておきたい。
物色としてはハイテク株のほか、AI関連の中小型株へも資金が向かいやすいだろう。一方で、昨日はファーストリテ<9983>の弱い値動きが日経平均株価の重荷となっていた。自律反発をみせてくるようだと、日経平均型のインデックス買いが入りやすい。
■伊藤園、2Q営業利益 15.6%減 143億円
伊藤園<2593>が発表した2025年4月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比4%増の2523億2100万円、営業利益は同15.6%減の143億8900万円だった。記録的猛暑の影響もあり、「お~いお茶」ブランド製品を中心に堅調に推移。飲食関連事業において、タリーズコーヒージャパンも好調に推移した。野菜果汁やペットボトル容器を中心に原料・資材価格の高騰が響いたほか、米大リーグの大谷翔平選手とグローバル契約を結んだ影響で広告宣伝費がかさんだ。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38513.02、+304.99)
・ナスダック総合指数は上昇(19403.95、+185.78)
・シカゴ日経先物は上昇(38615、+145)
・SOX指数は上昇(5055.32、+128.76)
・VIX指数は低下(13.34、-0.17)
・米原油先物は上昇(68.10、+0.10)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・川崎重<7012>車載電池を再資源化、純度99.5%の炭酸リチウム回収
・ダイヘン<6622>協働・搬送ロボ拡充、来春に戦略機種
・島津製作所<7701>遺伝子治療薬参入、阪大新興に出資、分析・評価手法など確立
・レゾナック<4004>微細な銅回路形成、AI半導体向け感光性フィルム
・NTT<9432>NTTコム、陸上養殖研究で新会社、化学反応濾過技術にICT活用
・住友化学<4005>放射性医薬子会社株を英GEヘルスケアに売却
・SBI<8473>DMMビットコイン廃業、5月の不正流出響く、顧客資産はSBI系に移管
・三菱重<7011>伊方原発向けMOX燃料24体受注
・住友重<6302>インド統括拠点、来月開業
・明電舎<6508>変圧器1.5倍、再生エネ電力向け需要増
・三井E&S<7003>港湾クレーン米で受注、ニアゼロエミ型8基
・カナデビア<7004>英ゴミ焼却発電受注
・オムロン<6645>直流パワーリレー、工程短縮、ガスレス構造
・住友電工<5802>DPSと、排水のパラジウム回収、ベトナムFPC拠点で
・パナHD<6752>AI、目的の画像を効率生成、家電搭載に活用
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 11月マネタリーベース(10月:前年比-0.3%)
<海外>
・09:30 豪・7-9月期経常収支(予想:-109億豪ドル、4-6月期:-107億豪ドル)
在3日前的交易中,以下三點值得關注。
■期待高科技股領漲堅挺市場走勢
■伊藤園,第2季營業利潤下降15.6%至143億日元
■前場關注點:川崎重工、重新資源化車載電池,回收98.5%純度碳酸鋰
■期待高科技股領漲堅挺市場走勢
3日的日本股市將在買入後步入僵局,但預計下跌將受到關注。美國市場2日紐約道瓊斯指數下跌128點,納斯達克上漲185點。對美國長期利率上升、中東地緣政治風險、法國內閣面臨不信任危機等問題心存警惕,利潤了結導致賣出優勢。在這種情況下,一些高科技股受到追捧,納斯達克指數創下最高價。芝加哥日經225期貨結算價比大阪高145日元,爲38615日元。日元匯率在1美元兌換149日元50銭左右。
日經平均股價將受芝加哥期貨影響,可能會略微上漲開盤。美國市場高科技股表現突出,公佈沒有特別委員會調查不正會計的證據的超微公司股價急升,這也可能使投資者信心高漲。鑑於特朗普即將上任的美國總統的關稅政策等問題仍不明朗,積極交易可能會被慎重對待,但市場對高科技股領漲帶來的堅挺表現寄予厚望。
日經225期貨在夜盤交易中以200日均線爲支撐線,一度接近25日均線得狀況。雖然在25日均線水平處可能會有短線等待出現的賣出意識,但若該線顯著上漲,可能出現強力償還空方頭寸的情況,有望形成以關鍵性39000日元爲目標的趨勢。因此,在買入之後出現軟化階段時,可能會向尋求調整點的策略轉變。
昨日日經平均股價也在午前中期觸及38000日元以下,但確認了在38000日元以下出現的抄底買意願強勁。隨後在75日線被意識爲支撐位的情況下,接近了200日線和25日線。如果清晰突破了兩條線所在的38650日元至38690日元區域,那麼有望看到以高科技股爲主導的強勁基調。
另一方面,由於日元兌美元再次穩定在1美元=149日元左右,日元升值成爲重大負擔。在中東局勢中,據報道黎巴嫩親伊朗民兵組織真主黨對以色列軍事基地進行了攻擊。需要注意地緣政治風險可能帶來的負面影響。
在投資方面,除了高科技股以外,資金也更容易流向人工智能相關的中小型股。另一方面,昨天第一三共<9983>的疲弱走勢成爲了日經平均股價的負擔。如果能夠展現自主反彈,可能會吸引日經平均型指數的資金流入。
■伊藤園,第2季營業利潤下降15.6%至143億日元
伊藤園<2593>公佈的2025年4月至第二季度業績顯示,營業收入同比增長4%至2523億2100萬日元,營業利潤同比下降15.6%至143億8900萬日元。受創紀錄的熱浪影響,圍繞「o-i o茶」品牌產品表現堅挺。在飲食相關業務方面,Tully's Coffee Japan的表現也強勁。蔬果汁和瓶裝器皿原料、物資價格上漲對業績造成影響,此外,與美國大聯盟球員大谷翔平簽約推動了廣告宣傳費用的增加。
前期注意事項
・日經平均股價上漲(38513.02、+304.99)
・納斯達克綜合指數上漲(19403.95、+185.78)
·芝加哥日經期貨上漲(38615、+145)
·SOX指數上漲(5055.32、+128.76)
·VIX指數下跌(13.34、-0.17)
·美國原油期貨上漲(68.10、+0.10)
・活躍的股票回購
・東證提出企業價值提升要求
·川崎重<7012>車載電池再資源化,純度99.5%的碳酸鋰回收
·大研<6622>合作·搬送機器人擴充,明年春季的戰略型號
· 島津製作所<7701>進入基因治療藥領域,投資於大阪新興企業,建立分析評估方法等
· 紀尼樂<4004>微型銅路線製造,用於人工智能半導體感光膜
· NTT<9432>NTT通信,在陸上養殖研究中成立新公司,應用化學反應過濾技術的ICT
· 住友化學<4005>出售放射性藥物子公司股份給英國GE醫療健康
· SBI<8473>DMM比特幣關停,5月份的不當資金流出影響,客戶資產移至SBI旗下
· 三菱重工<7011>獲得伊方核電廠的24套MOX燃料訂單
· 住友重工<6302>印度區域主導機構,下個月開業
· 明電舍<6508>變壓器增加1.5倍,再生能源電力需求增加
三井E&S<7003>港口起重機獲得美國訂單,接近零排放型8台
卡納德比亞<7004>英國垃圾焚燒發電獲得訂單
歐姆龍<6645>直流電力繼電器,縮短工程週期,無氣體結構
住友電工<5802>DPS,回收廢水中鈀,位於越南FPC基地
松下HD<6752>AI,有效生成目標圖像,用於家電配置
上午事件日程表:
<國內>
・沒有特別的事情
08:50 11月貨幣基礎(10月:同比-0.3%)
<境外>
・09:30 澳大利亞7-9月季經常帳(財務預測:-109億澳元,4-6月季:-107億澳元)