12月2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体株には買い戻しが入りやすい
■京成、25/3上方修正 純利益 661億円←470億円
■前場の注目材料:ブリヂストン、25年12月期の設備投資絞り込み、欧米鈍化見据え
■半導体株には買い戻しが入りやすい
2日の日本株市場は、米株高が好感されるものの、為替市場での円高が重荷となり、こう着感の強い相場展開になりそうだ。11月29日の米国市場はNYダウが188ドル高、ナスダックは157ポイント高だった。トランプ次期米大統領の関税策を巡り、トランプ氏とカナダ、メキシコ首脳が建設的な対話をしたことが明らかになり、過度な警戒感が和らぐ形となった。また、感謝祭の翌日となるブラックフライデーで、小売店の割引セールなどに売上が過去最高規模に達するとの楽観的見方や、年末商戦に向けた期待も高まったことが相場全体を押し上げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の38300円。円相場は1ドル149円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。ただし、米国市場は短縮取引だったため、インパクトは限られよう。日経225先物のナイトセッションは一時38460円まで買われる場面もみられたが、米国市場の取引終了後は閑散な取引のなかで軟化し、結局は大阪比10円安の38160円だった。一時200日線を捉える場面もみられたが同線が上値抵抗線として意識されており、その後は75日線での攻防だった。ただし、38000円水準での底堅さがみられていたため、同水準での押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
一方で、円高が重荷となることで輸出関連などは売られやすいと考えられるが、足もとで低迷が目立つ半導体株については、29日の米国市場でエヌビディアなどが買われており、自律反発狙いの買いが入りやすいだろう。トランプ氏とカナダ、メキシコ首脳との対話によって関税リスクはやや和らぐ形となったことが売り方の買い戻しに向かわせそうである。また、為替にらみの展開になりそうだが、円高が一してくるようだと、買い戻しの動きも強まることになりそうだ。
先週末の日経平均は38000円水準での底堅さがみられたが、戻りも限られており、75日線(38207円)辺りで強弱感が対立していた。米国株高の流れから75日線を上回っての推移が続くようだと、先週の調整に対するリバランスの動きに向かわせやすいだろう。また、米国では休暇に入っている投資家もいるため、海外勢のフローは限られていると考えられる。個人投資家の資金はAI関連など、中小型株での値幅取り狙いのスタンスに向かわせそうだ。
■京成、25/3上方修正 純利益 661億円←470億円
京成<9009>は2025年3月期業績予想の修正を発表。純利益を470億円から661億円に上方修正した。オリエンタルランド株の売却に伴う特別利益(関係会社株式売却益)の計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益については、従来予想を上方修正した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44910.65、+188.59)
・ナスダック総合指数は上昇(19218.17、+157.69)
・シカゴ日経先物は上昇(38300、+130)
・SOX指数は上昇(4926.56、+73.55)
・VIX指数は低下(13.51、-0.39)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ブリヂストン<5108>25年12月期の設備投資絞り込み、欧米鈍化見据え
・アルバック<6728>半導体成膜装置を19年ぶり刷新
・日立<6501>日立レール、次世代信号に100億円投資、カナダで開発
・富士電機<6504>デンソーと協業、パワー半導体を安定供給
・関西電力<9503>オリックスと、和歌山で蓄電所の運転開始、国内最大級
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀行、ウェルスナビ完全子会社化、ネット証券底上げ
・大阪ガス<9532>シゼンコネクトに出資、家庭電力を最適化
・あおぞら銀行<8304>ユニチカ債権、取り立て不能の可能性、公表
・豊田通商<8015>グループのユーラスエナジーHD、陸上風力の整備着々
・JAL<9201>手荷物、搭乗口でAI解析、NECと実証実験
・丸紅<8002>ベトナム段ボール原紙売却、不採算事業を整理
・川崎重<7012>介護ロボ開発に着手、認知症患者と会話
・住友電工<5802>切削工具強化へ、航空機向けで初の標準品
・NEC<6701>屋内外問わず数千万人の生体認証、小型モジュール化
・日立<6501>日立エナジー、英で洋上風力設備を受注、スペイン社から
・京葉ガス<9539>脱炭素・不動産に投資、27年度経常益60億円目指す
・東京ガス<9531>シンガポールに現法を設立、LNG取引強化
・リンテック<7966>ガラス飛散防止フィルムを発売、再生PET使用100%
・中部電力<9502>来年4月に不動産事業本部を設置
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 7-9月期法人企業統計調査・全産業設備(前年比予想:+7.0%、4-6月期:+7.4%)
<海外>
・10:45 中・11月財新製造業PMI(予想:50.6、10月:50.3)
在12月2日前的交易中,希望關注以下三個要點。
■半導體股票容易出現買入回補
■京成,25/3上調財務預測,淨利潤661億日元←470億日元
■前場的關注材料:普利司通,25財年12月期的設備投資榜單類型,歐美經濟放緩的預期
■半導體股票容易出現買入回補
2日的日本股票市場,由於美國股市上漲而受到歡迎,但在外匯市場上日元升值成爲負擔,預計市場走勢將呈現強烈的僵持感。11月29日的美國市場,道瓊斯指數上漲188點,納斯達克上漲157積分。特朗普即將就任的美國總統圍繞關稅政策的談話中,特朗普與加拿大和墨西哥的領導人進行了富有建設性的對話,過度的警惕感得到了緩解。此外,在感恩節後的黑色星期五,零售店的折扣銷售等預期達到了歷史最高水平,年底購物季的期望也在提升,推動了整個市場的上漲。芝加哥日經225期貨結算價爲大阪比上漲130日元,達到38300日元。日元匯率在1美元149日元60仙附近波動。
日經平均股價預計將受到芝加哥期貨的影響,開始時會偏向買入。然而,由於美國市場的交易時間較短,影響可能有限。日經225期貨的夜間交易一度上漲至38460日元,但在美國市場交易結束後,交易活躍度降低,最終爲大阪比下跌10日元,收於38160日元。雖然一度觸及200日線,但該線被視爲上方壓力位,之後的交易圍繞75日線進行。不過,在38000日元的水平上顯示出一定的抗跌性,因此在該水平上等待進場的買入意願似乎比較強。
另一方面,日元升值將成爲負擔,因此出口相關的股票可能會受到拋售,但在當前低迷的半導體股票中,29日的美國市場中英偉達等股票有所買入,可能會出現自我反彈的買入機會。特朗普與加拿大和墨西哥領導人的對話使得關稅風險有所緩解,可能推動賣空者進行買入回補。此外,預計將會圍繞匯率展開交易,但一旦日元不斷升值,買入回補的趨勢可能會加強。
上週末日經指數在38000日元水平上表現出堅挺,但反彈也有限,嚴格來說是在75日線(38207日元)附近強弱分歧。如果美國股市持續上漲並且能夠維持在75日線之上,那麼可能會引發針對上週調整的再平衡動作。此外,由於美國部分投資者已進入假期,因此境外資金流入預計有限。個人投資者可能會通過AI相關等中小型股尋求波段交易機會。
■京成,25/3上調財務預測,淨利潤661億日元←470億日元
京成<9009>發佈了2025年3月期業績財務預測的修正。將淨利潤從470億日元上調至661億日元。由於出售oriental lnd adr股票而產生的特別收益(關係公司股票出售收益)的計入等,歸屬於母公司股東的當期淨利潤也進行了上調修正。
前期注意事項
・道瓊斯指數上漲(44910.65,+188.59)
・納斯達克綜合指數上漲(19218.17,+157.69)
・芝加哥日經期貨上漲(38300,+130)
・SOX指數上漲(4926.56,+73.55)
・VIX指數下跌(13.51,-0.39)
・美國長期債券收益率下跌
・活躍的股票回購
・東證提出企業價值提升要求
・普利司通<5108>25年12月期的設備投資方案縮減,預計歐美經濟放緩
・鋁幕<6728>半導體成膜設備時隔19年全面更新
・日立<6501>日立鐵路,投入100億日元開發下一代信號系統,計劃在加拿大進行開發
・富士電機<6504>與電裝合作,穩定供應功率半導體
・關西電力<9503>與歐力士在和歌山開始蓄電站的運營,成爲國內最大規模
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀行完全收購WealthNavi,提升網絡證券業務
・大阪瓦斯<9532>投資智者連接,以優化家庭電力
・青空銀行<8304>公佈山崎債權可能無法收回
・豐田通商<8015>集團旗下的尤拉斯能源HD,積極推進陸上風力的建設
・日本航空<9201>手提行李將在登機口進行AI分析,與NEC合作進行驗證實驗
・丸紅<8002>出售越南紙板原紙,整理不盈利的業務
・川崎重工<7012>開始開發護理機器人,與認知症患者對話
・住友電工<5802>加強切削工具,首次推出航空機用標準產品
・NEC<6701>無論室內外,數千萬人的生物識別,小型模塊化
・日立<6501>日立能源在英國承接海上風電設施,來自西班牙公司
・京葉燃氣<9539>投資脫碳與房產,目標2027年度經常收益60億日元
・東京燃氣<9531>在新加坡設立子公司,加強LNG交易
・林特克<7966>推出玻璃防碎膜,使用100%再生PET
・中部電力<9502>計劃於明年4月設立房產事業總部
上午事件日程表:
<國內>
・沒有特別的事情
・08:50 7-9月期法人企業統計調查・全行業設備(同比預測:+7.0%,4-6月期:+7.4%)
<境外>
・10:45 中・11月財新制造業PMI(預測:50.6,10月:50.3)