■ベルシステム24ホールディングス<6183>の中期経営計画
3. 人的資本戦略とサステナビリティへの取り組み
同社では、中期経営計画を推進するとともに、人的資本戦略やサステナビリティにも積極的に取り組んでいる。人的資本戦略とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営の在り方である。また、サステナビリティとは、社会課題の解決と企業成長を両立させて、持続可能な未来の実現を目指すための取り組みである。
人的資本戦略としては、持続的に発展していくため、働く「人」と「環境」へ人的資本の積極投資を行い、“プロフェッショナル”が集う“働きがい”のある企業の実現を目指している。同社の事業は人のビジネスであることから、時間と資金をかけて社員を育成する方針だ。また、サステナビリティでは、ESG(Environment、Social、Governanceの頭文字)と事業成長を重要テーマとして、2025年の目標に向けて着実に取り組みを進めている。具体的には、気候変動への対応をテーマに、温室効果ガス排出量を2019年対比で30%削減、研修投資を現状から10%増加させ売上対比0.33%に、役員の女性比率10%以上、管理職の女性比率20%以上、全社リスクマネジメントの推進による企業価値の向上などを目標とする。
2025年2月期中間期のESGへの取り組み実績としては、2024年3月に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用を発表したMSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数の構成銘柄に初選定されたことや、2024年4月に米国の代表的なESG評価機関の1つであるISS ESGによる「ESGコーポレート・レーティング」において「プライム」評価に初認定されたことなどが挙げられる。今後もESGへの取り組みを同社グループの成長戦略の重要な要素として位置づけ、社会への貢献と、その実践を通じた同社グループの成長へとつなげる計画である。
同社でのESGへの数々の取り組みは、退職抑止や採用力強化につながり、人手不足時の対応になるだけでなく、同社の社会的な評価や企業ブランドを高め、結果としてさらなる利益拡大につながると考えられる。近年、特に欧州を中心に、ESGの観点から企業を分析して投資をするESG投資が増えており、同様に我が国でも急拡大しているため、今後も成長余地が大きいと見られる。その意味でも、積極的に社会課題に取り組む同社への注目の高まりが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
■ veru inc控股的中期經營計劃
3. 人的資本戰略與可持續發展的努力
公司在推進中期經營計劃的同時,也積極開展人的資本戰略和可持續發展工作。人的資本戰略是將人才視爲「資本」,通過最大限度地挖掘其價值,來推動中長期企業價值的提升。此外,可持續發展是爲解決社會問題與企業增長並重,致力於實現可持續未來的努力。
作爲人的資本戰略,爲了持續發展,對「人」和「環境」進行積極的人的資本投資,力求實現一個「職業人士」匯聚的「有意義」的公司。由於公司的業務是以人爲核心,因此公司方針是投入時間和資金來培養員工。此外,在可持續發展方面,將esg(環境、社會及公司治理的縮寫)與業務成長視爲重要主題,正向2025年的目標穩步推進。具體來說,以應對氣候變化爲主題,溫室氣體排放量較2019年削減30%,將培訓投資從現狀增加10%,佔銷售比例的0.33%,女性高管比例達到10%以上,女性管理層比例達到20%以上,推動全公司風險管理以提升企業價值等作爲目標。
截至2025年2月期中期,針對esg的各項努力成果包括,在2024年3月,養老金積立金管理運營獨立行政法人(GPIF)宣佈首次選定msci 日本股esg精選領導者指數的構成股票,此外,在2024年4月,被美國一家主要esg評估機構ISS ESG首次認定爲「主板」評級等。未來也將把對esg的努力視爲公司群體成長戰略的重要組成部分,計劃通過社會貢獻與實踐來推動公司群體的成長。
公司在esg方面的多項努力,不僅能減少員工流失和加強招聘能力,還能在勞動力短缺時提供應對方案,提高公司在社會中的評價和企業品牌,從而促進進一步的利潤擴大。近年來,尤其是在歐洲,以esg爲視角進行企業分析和投資的esg投資逐漸增加,同樣在我國也迅速擴大,因此未來仍將有很大的成長空間。從這個意義上看,積極應對社會問題的公司將會受到更多的關注。
(作者:富士客座分析師國重希)