NANO MRNA<4571>は14日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比91.5%減の0.07億円、営業損失が3.73億円(同5.18億円の損失)、経常損失が3.82億円(同4.71億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失が5.18億円(同4.77億円の損失)となった。
mRNA医薬パイプラインについて、変形性膝関節症を対象としたRUNX1 mRNAの医師主導治験開始の準備を進めている。また、花王株式会社との共同研究開発プロジェクトが進んでおり、アレルギー疾患分野における免疫寛容ワクチンについて複数のプロジェクトが立ち上がっている。さらに、2024年10月に皮膚領域に関する新しい取り組みを開始することについて合意し、新規事業の可能性について検討を開始している。 組織再生領域では、2024年8月、千寿製薬株式会社と眼科領域でのmRNA医薬開発の治療標的分子および疾患の選定に至り、共同研究を開始した。また、自社研究から皮膚のアンチエイジングに関するmRNAの開発候補の同定に至り、候補品の最適化を開始した。
mRNA医薬以外のパイプラインについて、同社独自のオリゴ核酸DDS技術であるYBCポリマーを用いた抗がん剤パイプラインの開発を進めている。脳腫瘍の中でも悪性度の高い膠芽腫を対象としたTUG1 ASO(アンチセンスオリゴ核酸)は、医師主導治験が2024年2月から開始されており、予想以上に患者登録が進んでいることが発表されている。
一方で、事業推進の新たなエンジンとして、顧客からのニーズに応える形で、mRNA医薬品の創製に関する受託研究型ビジネスを立ち上げ、顧客が保有するmRNA医薬品候補の研究開発支援を開始し、既に1件の受注に成功している。また、感染症予防ワクチンについては国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)プロジェクトおよび受託試験で取り組む。
今後も、医師主導治験が進捗しているTUG1 ASO、治験開始準備が進んでいるRUNX1 mRNAを中心に導出活動を進めるとともに、mRNA創薬のパイプライン拡充を進めるとしている。
2025年3月期通期の連結業績予想について、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比19.9%減(前回予想比111.1%増)の1.08億円、営業損失が8.93億円(前回予想は12.42億円の損失)、経常損失が8.56億円(同11.92億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が9.94億円(同12.06億円の損失)としている。
NANO MRNA<4571>於14日發佈了2025年3月期第2季度(24年4月-9月)合併業績。營業收入同比減少91.5%,爲0.07億日元,營業虧損爲3.73億日元(去年同期爲5.18億日元的虧損),經常虧損爲3.82億日元(去年同期爲4.71億日元的虧損),屬於母公司股東的中期淨虧損爲5.18億日元(去年同期爲4.77億日元的虧損)。
關於mRNA藥品管道,正在爲針對變形性膝關節症的RUNX1 mRNA醫生主導臨床試驗的開始進行準備。此外,與花王株式會社的共同研發項目正在推進,關於過敏性疾病領域的免疫耐受生物-疫苗相關的多個項目也已啓動。同時,就2024年10月將在皮膚領域開展新的項目達成了協議,並開始探討新業務的可能性。在組織再生領域,2024年8月,與千壽製藥株式會社在眼科領域的mRNA藥物開發的治療靶向分子及疾病的選擇上達成了合作研究。此外,從自主研究中確定了皮膚抗衰老相關的mRNA開發候選,並已開始候選品的優化。
關於mRNA藥品以外的管道,公司正在開發基於其獨特的寡核酸DDS技術YBC聚合物的抗癌藥物管道。針對腦腫瘤中特別惡性的膠質母細胞瘤的TUG1 ASO(抗sense寡核酸)將於2024年2月開始醫生主導的臨床試驗,註冊患者的進展超出了預期。
另一方面,作爲事業推進的新引擎,根據客戶的需求,建立了mRNA藥物創造的委託研究型業務,開始對客戶持有的mRNA藥物候選進行研究開發支持,並已成功獲得一份訂單。此外,關於感染症預防生物-疫苗,將在日本國立研究開發法人醫療研究開發機構(AMED)項目以及委託試驗中進行努力。
未來,隨着醫生主導的臨床試驗的進展,TUG1 ASO以及準備開始的RUNX1 mRNA將成爲導出活動的重點,同時繼續擴充mRNA創藥的管道。
關於2025年3月期的全年合併業績財務預測,同日發佈了業績預測的修正。營業收入預計爲1.08億日元,同比減少19.9%(較上次財務預測增加111.1%),營業虧損爲8.93億日元(上次預測爲12.42億日元的虧損),經常虧損爲8.56億日元(去年同期爲11.92億日元的虧損),屬於母公司股東的本期淨虧損爲9.94億日元(去年同期爲12.06億日元的虧損)。