日新<9066>は12日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.5%増の934.52億円、営業利益が同10.1%増の45.43億円、経常利益が同3.3%増の49.74億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同112.6%増の77.43億円となった。
物流事業の売上高は前年同期比12.9%増の883.55億円、セグメント利益(営業利益)は同3.2%増の35.78億円となった。日本は、自動車関連貨物や食品、化学品等の取り扱いはいずれも堅調となり、収益は概ね計画通りに推移した。海上貨物では、輸出は自動車や機械・設備、輸入は食品や雑貨等の取り扱いが堅調となり、航空貨物では、輸出は食品、輸入は医薬品等の取り扱いが堅調に推移した。倉庫業務ではEC関連貨物の取り扱いが新たに始まるなど順調に推移した。アジアは、第2四半期に入り一部持ち直しの動きがみられたものの、全体としては計画を下回った。マレーシアにおいては倉庫業務が堅調となり、インドにおいても国内配送業務は好調に推移したが、タイやベトナムにおいて輸出航空貨物の取り扱いが減少した。中国は、景気回復の遅れや価格競争の影響が続き、売上、利益ともに計画を下回って推移した。上海において倉庫業務は堅調に推移したものの、香港では、倉庫賃料の上昇等が利益の下押し要因となった。連結子会社化した中外運日新では、大阪万博関連貨物の取り扱いなどがあったものの、売上、利益とも前期を下回り推移した。米州は、米国において第2四半期に入り自動車関連貨物の取り扱いに回復の兆しが見えたものの、計画には届かなかった。メキシコにおいて、自動車関連貨物の航空輸出取り扱いや国内輸送業務が収益に寄与した。欧州は、ポーランドにおいて倉庫業務が堅調に推移し収支を牽引するなど、全体的に計画を上回って推移した。ベルギーやオーストリアにおいて、機械設備や食品等の航空輸出の取り扱いが収益に貢献した。
旅行事業の売上高は前年同期比23.1%増の43.98億円、セグメント利益(営業利益)は同57.7%増の4.10億円となった。主力の業務渡航の取り扱いは前年並みで推移し、団体旅行が繁忙期に入り国内、海外ともに取り扱いが増加するなど収益に寄与した。
不動産事業の売上高は前年同期比21.9%増の9.09億円、セグメント利益(営業利益)は同39.2%増の5.46億円となった。京浜地区で収益化した賃貸不動産事業が堅調に推移するなど、計画通りに進捗した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.7%増の1,830.00億円、営業利益が同12.7%増の91.00億円、経常利益が同3.6%増の98.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.1%増の103.00億円とする期初計画を据え置いている。
なお同日、今後の配当方針についてを変更し、累積累進配当の導入の決定を発表している。
同社は、これまで長期に渡り安定配当を基本に配当の維持もしくは増配を行っているが、今後もこの方針の継続を明確にするため、配当方針を株主資本配当率(DOE)4.0%を下限とする累進配当とし、一層の株主還元の充実化に努めるとしている。
日新<9066>於12日發佈了2025年3月期第二季度(24年4月-9月)合併決算。營業收入同比增長13.5%,達934.52億日元,營業利潤同比增長10.1%,達45.43億日元,經常利潤同比增長3.3%,達49.74億日元,歸屬於母公司股東的中期淨利潤同比增長112.6%,達77.43億日元。
物流業務的營業收入同比增長12.9%至883.55億日元,細分利潤(營業利潤)同比增長3.2%至35.78億日元。日本方面,汽車相關貨物、食品、化工品等的處理均呈現穩健,收益整體按計劃推進。在海運貨物方面,出口方面汽車、機械及設備的處理穩健,進口方面食品和雜貨等的處理穩健,在空運貨物方面,出口食品、進口藥品等的處理穩健推進。倉儲業務方面,電商相關貨物的處理順利啓動。亞洲方面,進入第二季度後雖然部分出現恢復的跡象,但整體仍低於計劃。馬來西亞的倉儲業務穩健,印度國內配送業務呈良好趨勢,但泰國和越南的出口航空貨物處理有所減少。中國方面,經濟復甦遲緩和價格競爭的影響持續,營業收入和利潤均低於計劃。在上海,倉儲業務穩健推進,但在香港,倉儲租金上漲等因素抑制了利潤。合併子公司中國外運日新雖處理了大阪博覽會相關貨物,但營業收入和利潤均低於上期。美洲方面,美國在第二季度汽車相關貨物的處理有回升的跡象,但未達到計劃。在墨西哥,汽車相關貨物的航空出口處理和國內運輸業務對收益有貢獻。歐洲方面,波蘭的倉儲業務穩健推進,推動整體收支超過計劃。在比利時和奧地利,機械設備和食品等的航空出口處理爲收益做出了貢獻。
旅行業務的營業收入同比增長23.1%,達43.98億日元,細分利潤(營業利潤)同比增長57.7%,達4.10億日元。主力業務差旅的處理與去年持平,團隊旅行進入旺季後,國內和境外的處理均有所增加,爲收益作出了貢獻。
房地產業務的營業收入同比增長21.9%,達9.09億日元,細分利潤(營業利潤)同比增長39.2%,達5.46億日元。京濱地區實現收益的租賃房地產業務穩健推進,整體進展符合計劃。
2025年3月期整年的預測合併業績爲:營業收入爲1,830.00億日元,同比增長7.7%;營業利潤爲91.00億日元,同比增長12.7%;常規利潤爲98.00億日元,同比增長3.6%;歸屬於母公司股東的當期淨利潤爲103.00億日元,同期計劃不變。
此外,公司的配方政策於同日進行了修改,宣佈決定引入累積遞增分紅派息。
公司在長期以來以穩定分紅爲基本原則,維持或增加分紅,未來將明確繼續這一政策,將分紅政策定爲股東資本分紅率(DOE)4.0%爲下限的累進分紅,並努力增強股東回報。