■一正蒲鉾<2904>の事業概要
1. 経営環境
水産練製品は1975年には約100万トンを生産していたが、1977年の200海里ショック(水域制限)を契機に、以降生産量が漸減してきているのが大まかな潮流だ。2022年の生産量は471千トンと2013年比では10.8%減少しているが、直近のトレンドという観点では緩やかながら下げ止まり感がうかがえる。1世帯当たりの年間消費支出も1992年をピークに、2002年に10千円を割り漸減傾向にあったが、直近では2018年の8,233千円を底に2022年には8,908千円まで緩やかに増加してきている。この背景には、水産練製品の高い栄養価と手軽さの再認知も影響しているとみられ、ヘルシー食品としての位置付けから、再評価の機運が見られる。なお、風味かまぼことして登場したカニかまは、業界でもロングランを続けている。業界全体としても、料理時間の短縮、手軽さを求める消費者の行動、健康・安全・安心を求める消費者の嗜好、電化製品の進化など生活様式の変化などにマッチした新しい商品開発によるさらなる需要喚起に取り組んでいる。
2. 全国の販売・生産拠点
同社の販売拠点は、新潟・札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の8主要都市に支店と、各地域をカバーする11の営業所を設置している。各地域の市場の実情に合わせた専任営業担当が取引先とのコミュニケーションの密度を高めている。生産拠点は、新潟県に5工場、北海道小樽市に1工場、滋賀県守山市に1工場、新潟県にまいたけ栽培センター1ヶ所と計8工場を展開する。2023年4月に本格稼働した本社第二工場は、カニかまの主力商品「サラダスティック」の専用工場として複数工場での生産を集約し、「サラダスティック」の全社生産量の20%増強を実現した。第1位のシェアとなっている商品に集中投資し、優位性を確立する同社の戦略だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
■一正蒲鉾<2904>的業務概述
1. 經營環境
水產製品在1975年時的生產量約爲100萬噸,但由於1977年發生的200海里衝擊(水域限制)爲契機,此後的生產量逐漸減少。2022年的生產量爲471千噸,比2013年減少了10.8%,但從最近的趨勢來看,雖然緩慢,但生產量似乎已止步不前。每戶家庭的年消費支出在1992年達到峯值後,2002年跌破了1萬日元,出現逐漸減少的趨勢,但最近在2018年的8233千日元的底部上,2022年逐漸增加到8908千日元。這一背景被認爲是水產製品被重新認知其高營養價值和便利性,從健康食品的定位來看,重新獲得了評價。此外,作爲風味蒲鉾出現的蟹肉棒在業內也持續走紅。整個行業也在致力於通過與消費者縮短烹飪時間、追求便利、尋求健康、安全、安心的消費偏好、以及電器產品的進步等生活方式的變化匹配的新產品開發,進一步激發需求。
2. 全國的銷售及生產據點
該公司的銷售據點在新潟、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、廣島、福岡的8個主要城市設有分支機構,以及覆蓋各地區的11個營業所。專任的銷售代表根據各地區的市場實際情況提高與交易方的溝通密度。生產據點方面,在新潟縣有5家工廠,北海道小樽市有1家工廠,滋賀縣守山市有1家工廠,新潟縣還有1處舞菇栽培中心,共計8家工廠。2023年4月正式投入運營的總部第二工廠,作爲蟹肉棒的主要商品「沙拉棒」的專用工廠,集中整合了多個工廠的生產,實現了「沙拉棒」全公司生產量的20%增加。該公司將重點投資市場份額第一的商品,從而建立優越性戰略。
(編寫:Fisco客戶體驗分析師Matsumoto Akira)